遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

社 日

2022-03-15 16:26:13 | 日記

令和4年3月15日(火)

社 日 : 春 社

社日は中国から伝わる習俗。

社日は、雑節の一つで産土神(土地の守護神)を祀る日。

春分(秋分)に近い戊)つちのえ)の日、即ち土気の日で、

春には五穀の種を供え、秋には初穂を土の神に供えて、豊穣を

を祈願する。

今年は、3月16日(火)が「社日」の日となる。

春社の「社」は土地の神のことで、中国の習俗が日本の農村の

生活に融合したものと云われている。

一般には春社の「鎮守祭」の意味にも用いられているが、春社

では五穀の種を供えて豊作を祈り、秋社には初穂を供えて収穫

を感謝する慣わしがある。

「社日詣」は春が多く、詣でれば中風に掛からないといわれる。

 

福岡県の福岡市に在る「笘崎宮」では、毎年春(3月)秋(9月)

の二度、「社日祭」が執り行われる。

春の場合は、春分に近い戊(つちのえ)の日に祭事が行われて、

五穀豊穣、除災招福、家内安全等を祀る日とされ、多くの参拝者

が訪れる。

「社日」は「お潮井汲み」と称して、筥崎浜の真砂をいただいて

「でほ」と呼ばれる竹籠に入れ、玄関や戸口に供えて朝夕に祈願

をする。

亦、田畑等に撒き豊作や害虫除去を祈願する。

この日笘崎宮に詣でて、帰りに「社日餅」(焼き餅)を拝領し

家内で焼いて食べると。疫病退散を願えるという、、、、。

 

今日の1句(俳人の名句)

笘崎の焼餅うまし春社日   村上 岱南



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