遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

蕪 かぶら

2021-12-06 16:32:30 | 日記

令和3年12月6日(月)

蕪 : かぶら、すずな

ご近所から蕪をいただいた。

独居の母親の所へ、娘さんが毎週必ず訪れる。

娘さんの嫁ぎ先が近隣の農家さんで、毎度色々な物を届けに

見えるが、「今年は野菜が豊作で沢山獲れるから御裾分け」

と、大根や蕪、カボチャ等を届けに見える。

時に、面白い形をした野菜があり、市場には出せないから

と仰っていたが、取れたて新鮮な味は瑞々しく美味しい。

蕪は、アブラナ科の一年生或いは二年生の根菜類で、原産地

は南欧のアフガニスタン等とされる。

日本へは中国の中部から西日本に渡来した物と、シベリアから

直接、或いは朝鮮半島経由で東日本へ来た物がある。

西日本には天王寺蕪、日野蕪(滋賀県)、京都の聖護院蕪等、

東日本には小蕪、長蕪や山形の温海蕪などがある。

日本では古来、蕪のことを「すずな」(春の七草の一つ)と

呼ばれた。

蕪は主に根の部分を食べるが葉も食べられ油揚げ等と煮しめる。

根の形は、球形、倒円錐形、円筒形などがあり、表皮の色は

白、紅、赤紫などがある。

 

漬物にされる事が多いが、煮物も実が柔らかく美味しい。

蕪汁は、蕪を具とする味噌汁で、蕪はよく煮込むと柔らかく、

甘味がでる。

蕪鮓(すし)は、採れたての青蕪を約1ヵ月位の間、薄塩で

下漬けにして、それを薄く輪切りにして冬の日本海で漁れた

寒ブリの薄切りをはさみ、麹でゆっくり付け込む。

これが馴鮓で、金沢(石川県)の名物として珍重されている。

蕪の漬物、赤蕪漬け、

 

京都等の千枚や高山の赤かぶ漬けが有名だ、、、、、

 

今日の1句

蕪の形面白うてただ眺めをり   ヤギ爺



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