遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

シモツケの花

2021-07-22 16:11:14 | 日記

令和3年7月15日(木)

繍線掬 : シモツケ

バラ科の落葉小低木、高さ30~60cm

5~8月頃に枝先に5~6mmの小花を多数つける。

色は濃紅、淡紅、白色の五弁の花。

日当たりの良い草地等に自生するが、庭木、盆栽等の鑑賞用

にされる。

花が似ている、バラ科の多年草の「下野草」がある。

6~7月頃に五弁の淡紅色の細かい花が茎の先に密生して咲く。

雄蕊が花びらより長い。

繍線掬(シモツケ)と下野草の違い、我々素人には見分け難い

が、よく見ると葉と花に大きな特徴があるようだ。

繡線掬(シモツケ)

バラ科の落葉小低木で、葉は披針形または卵形をしており、

花は五弁の小花(直径5~6cm9を密生して付ける。

同属に「小手毬」がある。

小手毬

 

下野草(シモツケソウ)

バラ科の多年草で、葉が5~7に爆裂した不揃いの鋸歯が

ある。紅葉に似た掌状の葉。 

花茎の先が幾つかに分かれシモツケより散らした様に花

を付ける。花よりも蕊が目立っている。

繍線掬(シモツケ)の由来

シモツケは和名で、下野国(シモツケの国、今の栃木県)

に産した花に由来する。別に下野草があるが、これは花が

シモツケに似ていることからである。

漢字の繍線掬は、中国名からきている。中国の戦国時代に

敵に捕らえられた父親を助け出そうとした娘(名を繍線)

が生きて父親に会う事が叶わず、父親の墓前に咲いていた

花を故郷に持ち帰り、育て開花させたという。この花を

娘の名(繍線)から「終戦掬」と読んだ。

徳川園の池の畔「瑞龍亭」の辺りにシモツケの花が」群生

している。小手毬の花に似た淡紅色のシモツケが池の鯉

を覗き見る様にして居り、暫し佇んでしまった、、、

 

今日の1句

だらだらと繍線掬続く女坂   ヤギ爺



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