令和2年3月15日(日)
初 蝶
蝶は、チョウ目の蛾以外の総称
二対の大きな翅、二本の触角、二個の大きな
複眼、螺旋状に巻いた長い口吻が目立つ。
しばしば美しいものの代名詞とされる様に、
翅は魚鱗粉と鱗毛による紋様が見事で、色彩
も鮮やかである。
殊に南方に生息するものは、原色が多い。
単、蝶と言えば「春の季語」で、紋白蝶、黄
蝶等の小型のものを連想する。
紋白蝶
紋黄蝶
揚羽蝶等の大型の蝶は、季語としては「夏蝶」
に含まれる。
初 蝶
美しくひらひらと視界を舞う蝶は、昆虫の中
でも目に付き易いものである。
春になり最初に目にする蝶を「初蝶」という。
大抵、紋白蝶や黄蝶などで、正に春の訪れそ
のものの様である。小型で可愛らしく、見る
者を初々しく、軽やかな気分にさせてくれる。
先日、吟行に出掛けた折りに、句仲間が初蝶
の句を詠まれたが、私は残念ながら目にする
事が出来なかった。
今日、久しぶりに港の埠頭公園を散策した。
隣接の水族館、ポートビルは休館となって
居り、港は閑散としていた。
小高い展望台に在る「マーメイド像」の周り
の花壇に、黄色の蝶を見つけた。
マーメイド像と花壇
黄蝶は飛ぶというより、ひらひらと風に漂っ
ている様で、、、、暫くして花壇の黄色の
花に留まり、ジッと動かなくなった、、、
今日の1句
初蝶に風のいたずら逆らえず ヤギ爺
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