遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

初 蝶

2020-03-15 16:09:44 | 日記

令和2年3月15日(日)

初 蝶

蝶は、チョウ目の蛾以外の総称

二対の大きな翅、二本の触角、二個の大きな

複眼、螺旋状に巻いた長い口吻が目立つ。

しばしば美しいものの代名詞とされる様に、

翅は魚鱗粉と鱗毛による紋様が見事で、色彩

も鮮やかである。

殊に南方に生息するものは、原色が多い。

単、蝶と言えば「春の季語」で、紋白蝶、黄

蝶等の小型のものを連想する。

紋白蝶

紋黄蝶

 

揚羽蝶等の大型の蝶は、季語としては「夏蝶」

に含まれる。

初 蝶

美しくひらひらと視界を舞う蝶は、昆虫の中

でも目に付き易いものである。

春になり最初に目にする蝶を「初蝶」という。

大抵、紋白蝶や黄蝶などで、正に春の訪れそ

のものの様である。小型で可愛らしく、見る

者を初々しく、軽やかな気分にさせてくれる。

先日、吟行に出掛けた折りに、句仲間が初蝶

の句を詠まれたが、私は残念ながら目にする

事が出来なかった。

今日、久しぶりに港の埠頭公園を散策した。

隣接の水族館、ポートビルは休館となって

居り、港は閑散としていた。

小高い展望台に在る「マーメイド像」の周り

の花壇に、黄色の蝶を見つけた。

マーメイド像と花壇

 

黄蝶は飛ぶというより、ひらひらと風に漂っ

ている様で、、、、暫くして花壇の黄色の

花に留まり、ジッと動かなくなった、、、

今日の1句

初蝶に風のいたずら逆らえず    ヤギ爺

 

 



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