遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

おしくらまんじゅう

2019-12-21 16:06:30 | 日記
令和元年12月21日(土)

押し競まんじゅう

昔の遊びには、歌を歌いながら大勢で
遊ぶものが多く在った。
「花いちもんめ」「だるまさんが転んだ」
等々、、日常の話し言葉に節(メロデー)
を付けて、歌いながら皆で遊ぶ、、、

「おしくらまんじゅう」もその一つ、
多人数の子が集まって、互いに押し合って
誰かを押し出す。
寒い時期に行い、押し合ううちに身体が
ポカポカ温まってくる、、、。

遊び方

多人数(4人以上)が、お互いに背中を
向き、両側に立つ参加者の腕に自分の腕
をからめる。
「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」
の掛け声と伴に勢いを付け、自分の体を
円陣の中心に向けて押し込んだり、外側
へ向け引っ張ったりして遊ぶ。

参加人数に合わせて外側に円を描き、押し
合ううちに、その円から出たら負けで、
最後に残った子が勝ちとなる。
他に、両側の子が腕を組み、転んだ時に
怪我をし易いので、自分の腕を胸の前で
組み、相手に手が触れない様にする方法
もある。

おしくらまんじゅうの詩、

おしくらまんじゅう 押されて泣くな
あんまり押すと 餡子がでるぞ
餡子がでたら つまんでなめろ

(作者 不詳)

俳人 夏井いつきさんの著書
「絶滅寸前季語辞典」に「押しくら饅頭」
の記述が在ったが、「押しくら饅頭」を
している子供を見かけなくなった」と
照会されていたが、、、、
確かに、「押しくら饅頭」自体を知らない
子が殆どの様で、学校等でも教える事は
無く、、、、、冬場に公園等で遊ぶ子供を
余り見かけない。
偶に見るのは、サッカーやキャッチボール
縄跳び位か、、 普段、何をしている ?
放課後も塾や習い事、部屋に籠りゲーム?

やはり、「押し競まんじゅう」は絶滅季語
なのでしょう、、、、

そういえば昔、東京に居た頃、、、

「山手線」で、満員電車は毎朝の光景でし
た。「押しや」と言うアルバイト迄いた
様でしたが、今もそうなのでしょうか、
これも、 「おしくらまんじゅう」?


海外でのニュースに満員どころか、車体
に溢れんばかりの人、人、(恐怖の列車)



今日の1句

押し出され押し競饅頭夢の中    ヤギ爺



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