遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

師 走

2020-12-07 16:35:11 | 日記

令和2年12月7日(月)

師 走 : 極 月

陰暦12月の異称であるが、今(陽暦)でも同じく

12月に言われている。

師走の師は僧侶のことで、この12月になると僧も

彼方此方へ忙しく走り回るところから出た言葉だと

俗に言われている。

また、師は伊勢の征師と呼ばれる下級神職のことで、

この人たちが歳末に伊勢神宮のお札を全国に配り歩い

たところから出た言葉という説もある。こちらの方が

歳末の習わしを感じさせる言葉として、季節感を色濃

くしている様に思われる。

 

今年も12月に入り、はや1週間がし過ぎた。

新型コロナウイルスの影響で、師走の風景も様変わり、

年末恒例の行事も各地各所で中止となり、街を行き交

う人も疎らで、何時もの忙しさが伝わって来ない。

デパート、スーパー等でも混雑する事もなく、買い物

の慌ただしさが未だない、、、、。

週末の水族館も、クリスマスの飾りつけはされたが、

こちらにも人では少ない様だ。

夜、港の大通りにもイルミネーションは輝いているが

人通りはほとんど無く、サンタも寂し気である。

この時期に特に目に付くのは、やたらに道路工事等が

多いこと。こればかりは例年通りの様である。

コロナの感染が収まる事を知らず、医療現場は逼迫

するばかり、、政府はコロナ禍でも経済対策は押し

進めるようで、「GOTOトラベル、イート」は、

こんな中、来年6月まで延長を早々と決めた。

東京渋谷、相変わらずの雑踏、、

浅草はさすがに疎ら、、

感染者が増大し、医療現場は逼迫、病床は増設する

が、医療従事者(医師、看護師)が足らず、ついに

北海道、大阪府県知事は自衛隊に医療従事者の派遣

の要請を行った。 名古屋市でも医療設備が満杯に

なったと危機感を募らせる。

川村名古屋市長、

大阪赤信号、

こんな時、週末の都心への人出も、思うほど減って

いないのが現状、、(政府の対応が曖昧の儘では?)

海の向こうでは、相も変らぬトランプ氏の悪あがき

が続く、世界一感染者、死者が多いのに「我知らず、

我関せず、自分ファーストを貫く、、、」

こちらも慌ただしい年の瀬であろう、、、、

世界中に蔓延するコロナ、、トランプクラッシュに

よる世界中に続く紛争、人種差別、格差社会、貧困、

難民、飢餓、、益々苦しむ人々が増えるばかりだ。

いつになったら、世界から、コロナと紛争は消える

のだろう、、、、、。

 

今日の1句

闇雲に穿りかえす師走かな    ヤギ爺



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