遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

母子草

2022-03-17 16:45:32 | 日記

令和4年3月17日(木)

母子草 : 御形、ごぎょう

キク科ハハコグサ属の越年草

春の七草の一つのごぎょうとして若い芽や葉を食べる。

葉は細長いへら形で互生する。 花茎は20~30cm

茎頂に淡黄色の散房状の小さな花を付ける。

田畑の畔や路傍などによく見られる小型の草花。

中国やインド、マレーシア等東南アジアに分布し、日本へ

は古来に中国から朝鮮半島から帰化したといわれる。

ハハコグサ」の語源は、茎・葉全体に見られる白く柔ら

かな毛が密生し、花の冠毛も起毛状に「ほおけ立つ」こと

から,別称「ホオコグサ」と呼ばれる。

昔は「ほほける」を「ハハケル」と書いたので当字の母子

草に転訛したといわれている。

ホウケグサは花が終わった後の綿毛が毛羽立ち、ほうける

様子をいうとの伝えがある。

別の説には、幼苗を「這う子」に見立て「ホウコ」となり

転じて「ハハコグサ」となったともいわれる。

平安時代には既にこの植物を、「母子」と呼んでいた。

七種に使う「御形」の語源としては、厄除けのために川へ

流した人形を「御形」と呼び、雛祭の古い風習と共に伝え

られている様だ。

母子草は食用としては、七草粥として食する他に、若芽を

餅に入れ「母子餅」の名で草餅として食べられた。

草餅がヨモギに代るのは江戸時代からといわれている。

薬用としては、利尿作用、風邪の咳止め、喉の痛み、扁桃

痛等に効能が在るとされる。

日増しに暖かくなり、春の陽射しに押される様に草木の芽

吹きが盛んになった。埠頭公園を散策していると白詰草や

タンポポなどに混じり、少し大き目な黄色の花が見られる。

母子草、、、本来はもう少し先の4月上旬頃だが、陽気に

押されるように、これ見よがしだ、、、、、。

 

今日の1句

名の優し目立ちたがりの母子草   ヤギ爺



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