令和3年12月18日(土)
潮路句会(11月例会より)
11月13日(土)、出席者:7名、不在投句:1名、欠席:1名
一駅を過ぎ行く度に日の短か 玲 子
潮路抄
蔦枯れて土蔵の壁の穢さらす 玲 子
赤黄色パレットのやう柿紅葉 勝
振り返るほどの音立て榠樝落つ 美保子
千体の羅漢見つめし紅葉山 魚 青
妣(なきはは)に明治の気骨一葉忌 美智子
ひとしきり風のささやく秋桜 政 子
落日に紅葉の赤の極まりぬ ヤギ爺
※ 榠樝(めいさ)とは、果実のカリンのこと
榠樝は中国原産のバラ科の落葉低木、高さ≒6mほど。
樹皮は毎年剥奪し、幹に青褐色の雲紋をあらわす。
春の末、枝先に淡紅色の花を開く。秋に10~15cm
程の楕円形の果実が黄熟する。
肉は硬く、酸味と渋みがあり、生食には適さないが、
砂糖漬け、はちみつ漬け等にして咳止めの効能が在る。
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