遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

著莪の花

2019-06-02 15:32:31 | 日記
令和元年6月2日(日)

著莪の花 : しゃがの花、胡蝶花


アヤメ科の常緑多年草、中国原産
日本へは古く入った帰化植物。

丘陵や山地の湿った地で、樹木等の日陰に群生する。
庭などにも植えられる。
三倍体のため、種子がなく自然には発生しない。
山地でも人為的に手を加え植えたものである。

高さは30~40cm位で、剣状の葉は濃い緑色で
艶がある。花は直径5~6cm「の紫を帯びた白色
中央に黄色のとさか状の小さな突起がある。

シャガを漢字で「射干」と書き、やかんと呼ぶ。
由来は、同じアヤメ族の檜扇(ヒオウギ)の漢名の
射干から来たと言われている。
別名を胡蝶花という。

昨日、知人宅へお邪魔をした折り、
座敷から庭を眺めていたところ、庭の隅にある
樹木の下に白い小さな花を見つけた、、、。
「あれは、、?」 シャガですよ、遅がけにネ、」
古いお屋敷で、厨の裏手は樹木が在り、日陰が
多くなって居る。

著莪の花の開花時期は、4~5月頃であるが、
この花を見つけ、何だかうれしくなった、、、。

荒子川公園や徳川園、白鳥庭園等で吟行の中、
樹木の陰によく見かけた花である。


今日の1句

著莪の花日の忘れ居る厨口      ヤギ爺




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