遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

萩の花

2019-09-20 15:55:57 | 日記
令和元年9月20日(金)

萩の花 : 萩散る、萩刈る

山野に生ずる低木、マメ科ハギ属
東アジア、北アメリカに分布するが、花が
美しいのは東アジアの種類に限られると言う。
叢生に枝を分かち、総状花序に紅紫又は白色
の小さな花を付ける。

楚々として可憐で美しく、細い枝を科やかに
揺れる様、或いは仲秋に散り零れる様は、
昔から多くの人に愛されてきた。


東北地方に多い「宮城の萩」は、枝が地面に
垂れる程に長く、花弁も他の花より大きく
枝垂れる様は誠に優美である。



晩秋になると花も終わりに近づき、風に散り
行く様は花の儚さを感じさせる。



萩刈る

晩秋に花が終わると、翌年の発芽を良好に
させるために、萩の株を根元から全部刈り
取ってしまう事を、萩刈るという。
切り口を揃えて薄く土をかけて置くと、
発芽を良くする。

このため、萩寺で知られる「圓光寺」へ
今の時期訪れると、門前の両側の萩が
綺麗に刈り取られ、手入れされて居り、
山門が見渡され、すっきりとして、秋の終
わりをしみじみ感じさせる。

刈取る前


刈取り後

今日の1句

萩刈りて山門近くなりにけり    ヤギ爺




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