令和3年10月4日(月)
虫の声 : 虫時雨
虫は秋に鳴く虫の総称であるが、秋の草叢にすだく虫
のみをいう。 但し、鳴くのはいずれも雄のみである。
虫の音色にはそれぞれに風情があり、鳴いている場所、
時、数等により趣が違う。
その声を聞くと、秋の淋しさが身に迫って感じられる。
「虫時雨」は虫の鳴き競う音を、時雨に例えた語。
「残る虫」は「すかれ虫」ともいい、盛りの時期の過ぎ
て衰えた声で鳴く虫のことをいう。
鳴く虫は大別すると、
コオロギ科 : 蟋蟀、鈴虫、松虫、邯鄲、鉦叩きなど
閻魔コオロギ、リーリーリーと鳴く
鈴虫、リーンリーン
松虫、チンチロリン
邯鄲(かんたん)、ルールールー
鉦叩き、チ、チ、チ、
キリギリス科 : きりぎりす、馬追い、轡(くつわ)虫
きりぎりす、スイッチョン、ギー
馬追虫、ギュルルル、、
くつわ虫、ガチャガチャ
秋の夜長、寝床に入りつい本を読み耽ってしまう、、、
気が付くと、深夜(午前1じ、2時)、トイレに起き、
ドアの外から虫の声、、、ドアを開けると、、、、、
一斉に、虫時雨、、、虫の大合唱だ、、、、、、、
最近は「時代小説」が多くなった。
勧善懲悪で、ヒーローが現れ、必ず最後には悪事を懲らし
めてくれ、安心できるのが良い、、、。
肩も凝らないで後がスッキリし眠られ、(それは無いか)
今の時代、日本も世界も世の中全て自分勝手な方が多く、
悪を懲らしめるより、悪がノサバル事ばかり、、、、
他人を助けるより他人を蹴落とし、先ずは自分ファースト、
結局、弱者はどう足掻いても、黙って泣くばかりである。
せめて映画、TV,本の世界で悪を懲らしめ、溜飲を下げる。
今の世の中ヒーローは居ない様だ、、、、、、
今日の1句
虫の声向田読みて朝ぼらけ ヤギ爺