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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

お好み焼き

2021-01-10 16:26:51 | 日記

令和3年1月10日(日)

お好み焼き

水で溶いた小麦粉に魚介類、肉、野菜等の好みの

材料を混ぜて、熱した鉄板の上で思いのままに

焼いた料理。

お好み焼きは、千利休の「麩の焼き」が起源と

言われるが、現在の物は明治時代に東京で定着した

「もんじゃ焼き」から派生し、昭和の初め頃、屋台

で売られた「どんどん焼き」によるとされる。

関西ではこれが、ソース味の洋食が安価で食べられる

と流行りだし、屋台で広まった。

「ネギ焼き」「キャベツ焼き」等、今もこのスタイル

が残っている。

ネギ焼き

 

昭和の10年代に入ると、大阪で初めて個人に自由に

焼かせる「お好み焼き屋」が出来、当初は船場の粋人

等が出向く「高級店」から、市中の大衆店へ広まる。

私の少年期には、名古屋にも彼方此方に「お好み焼き

屋」が在り、近所の駄菓子屋の片隅でも焼く様になっ

ていた。新聞紙に包んだ二つ折りのを買って帰り、

家で食べていた。  (今も記憶の隅に残る)

最近では、専門店が多く在り、関西風の「ぼてじゅ」

等のチェーン店を、名古屋にも多く目にする。

お好み焼きは、焼き方・具材により、関西風、広島焼

き、遠州焼き等、具材で「ネギ焼」「カキ焼」等と

地域により様々あるようだ。

 

カミさんに「今晩何が食べたい」即、「お好み焼き」

先日、ラジオ番組で、「正月料理や肉料理に飽きて、

焼き肉の余った材料で、お好み焼きを、、、これが

好評だった」との放送を思い出し、つい即答した。

我が家のお好み焼きは、以前ご近所に居たカミさん

の友人からの直伝である。

小麦粉(薄力粉)に長芋、卵にだし汁を加えてよく

かき混ぜる。(塩、味の素少々)

キャベツ、紅ショウガを刻み、天かす(揚げ玉)を

加えてよく練る。

ホットプレートを温め、油を敷いて材料を流し込む。

厚み(2cm程)があるように、余り平たくならぬ様

に、上から押さえず、形を整える(周り)

上から豚バラ肉、烏賊の切り身等を載せる。

4~5分焼いてコテ(へら)でひっくり返す。上から

押さえないで回りだけ整える。

3~4分焼いたら出来上がり。

お好み焼き用ソースを塗り、青のり、花かつおをかけ

お好みでマヨネーズをかける。

山芋が入っており、ふっくらトサクサク美味しい、、

(2年ほど前、カミさんの友人が岸和田へ帰ってしまい

最近は殆ど家で作ることはなくなったが、、、、)

 

以前、大阪の花月劇場へ出かけた折り、道頓堀に在った

お好み焼き屋「はつせ」で焼いて食べた味は今でも

忘れられないお好み焼きであった、、、、

お好み焼き「はつせ」

 

今日の1句

冬ざるるお好み焼きの旨し音    ヤギ爺