遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

山菜を頂きました。

2016-04-29 14:54:13 | 日記
平成28年4月29日(金)

山菜が取り取り(あれこれ

蕨(ワラビ)

先日(4月25日)カミサンの友人のYさんから沢山の
山菜をいただきました。
蕨(ワラビ)、屈(コゴミ)、野蒜(ノビル)、芹(セリ)
と、今月(4月)の初めに頂いた虎杖(イタドリ)の5種類
の山菜です。

虎杖(イタドリ)

灰汁抜き

高山に親類のあるYさんは、度々帰られて、、山菜摘みを、
「今回のこれが最後です、、、、」
前回もそんな事を言われて居りましたが、どうやら今回は
これが、本当のホントのようです、、、。

麓に群生する山菜達は、充分に成長し過ぎて、虎杖なんぞは
大きい物は1m以上の高さとなり、最早食用には固過ぎて、
蕨も同じく太くて固く、、、コゴミは別名の草蘇鉄の様に
葉を大きく広げて本当のソテツの様になります、、。
野蒜は大きく育ち、やがて初夏には白い花が咲き、、、、
辺りにはネギに似た独特の臭気が漂っているとの事、、。

お陰さまで私どもは、山に出掛ける事も無く、その季節
折々の珍しい山菜を手にし、目で楽しみ、美味しく頂いて
居ります、、、。

俳句の世界に親しむ様になり、季語も名前も知らなかった
私が「句」を味わう、、こんな贅沢は有りません。

蕨(ワラビ)

蕨の灰汁抜き

おひたし

煮物

天ぷら

蕨と錦糸卵の和えもの
シダ植物(コバノイシカグマ科のシダ)、早春に地中の根茎
からこぶし状の新芽を出す。これを早蕨という、食用となる。
根茎から蕨粉(デンプン)をとり、水、砂糖を加え蕨餅となる。
重曹を振りかけ水に晒し灰汁抜きをして、一晩置く。
お浸し、天ぷら等でいただく、、、。

こごみ(屈、先端を巻込み屈んで居る様に見えるから)

こごみ

草蘇鉄とも言う。
晩春頃、渦巻き状に丸まった幼葉を採取する。幼葉は柔らかく
灰汁がない。生でも良いが、食べ過ぎると腹痛に、注意。
お浸し、サラダ、胡麻和え、味噌和え、天ぷらなど、、、。

野蒜(ノビル)

野蒜(のびる)

蕨、こごみ、野蒜の天ぷら

土を払い、水で洗う。生でも良いが、サっと湯通しする。
茹で過ぎに注意。
白い玉の部分は味噌を付けて。焼いても油炒めでも良い。
青い部分はサラダ油でサッと炒め、塩コショウで、、。
ラッキョウの様な風味と食感がする。
根、茎はすり潰して外傷、打身等の薬用として、、。

芹(セリ)、別名、白根草



芹とホウレン草のおひたし

セリ科多年草、水田や野、川等の湿地に群生する。
高さ30cm位、 夏に白い花が咲く。
独特の香り、春先にお浸し、七草粥等、、、
※ 毒性の強い、ドクセリは地下茎が太く、竹の子状の
  節がある。横には這わず、独特のの香りが無い。

今日の1句

君が折る蕨を貰ふ飛騨便り     ヤギ爺

知り得たる棘の路の早蕨      ヤギ爺


棘(おどろ)、草木の乱れ茂ること