遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路句会4月定例会

2016-04-11 16:51:53 | 俳句
平成28年4月11日(月)

潮路句会4月例会

日 時 : 平成28年4月9日(土)

場 所 : 大手コミュニテイ・センター

兼 題 : 1) 蝶、2) 沈丁花、3) 当季雑詠

春本番4月、このところの季節の移ろいは目覚ましく、、、
連日、花の便りが彼方此方で賑々しく報じられていたのも
束の間、風雨にさらされ花吹雪、花筏と、、、
花の命は短くて、この地方では殆どが葉桜となりました。

そんな中各所で、学校等では入学式が、会社等では入社式が、
若い人たちの晴れがましく、初々しき姿が写し出されました。
我が孫達も、上が中学生(男)となり、小学5年生(女)、
小学1年生(男)、一番下の子が幼稚園に入園と、、、
それぞれに少しづつ成長して行きます、、、。

さて、何ら成長のないヤギ爺とその仲間達の俳句例会が
催され、欠席者は無く、13名全員の出席となりました。

潮路抄

花冷えの町家の暗き通し土間       玲 子


有り無しの風にも揺るる雪柳       志げお


青文字の朝日に花の数誇る        かなゑ


藁衣着て枝垂れ梅と睨み会ふ       静


川辺りの見慣れし景も花吹雪       勝


木瓜の花良き花なれど名の不憫      竜 山


愚痴聞いてくれる猫ゐて暖かし      英 子


切り細工めく万作の花弁かな       美保子


黒松に見へ隠れする春の蝶        輝 子


掘割の水を汚して乗つ込めり       青 魚


満天星の鈴揺さぶるる風強し       和 子


雨に濡れ更に耀く若葉かな        政 子


花曇り万朶となりて鮮らけし       ヤギ爺



次回の例会は5月14日(土)に大手コミュニテイセンター
で行います。
兼題は、1)筍、2) 新緑、3) 当季雑詠 です。