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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

犬山城下町 1

2021-11-13 16:33:40 | 日記

令和3年11月13日(土)

犬山城下町 1

娘夫婦と犬山城下町へ出かけた。

 

孫二人(高校3年男子、高校1年女子)は学校行事のため出校し、

我々(高齢夫婦)に誘いが在った。

娘宅(一宮市)からは意外と近く、木曽川沿いを車で30分程、

名古屋の自宅からだと1時間以上はかかる。

「国宝犬山城」は、天文6年(1537年)に織田信長の叔父

の信康が築城した現存する最古の天守と言われている。

木曽川沿いの小高い山頂に建てられ、累々の城主達が居城する。

明治4年(1871年)に廃城となり、天守を除き取壊された。

昭和10年(1935年)国宝に指定。

戦後昭和27年(1952年)再び国宝に指定される。

 

昭和40年(1965年)に解体補修を行い現在の姿になった。

犬山城山頂から麓の南側に下ると、「三光稲荷神社」がある。

赤い鳥居の連なる神社は古くより「三光寺さん」と呼ばれ、多く

の参拝者が訪れる。 「男女良縁」「家内円満」「夫婦和合」が

がご神徳とか、、、、、、、。

神社の前の信号を渡ると、南側に城下町が広がる。

古い家並みの続く「本町通り」を多くの人が散策している。

(緊急事態宣言が解除され、いづれもマスクをし散策)

本町通りに入り、直ぐ左手に「からくりミュージアム」が在る。

犬山祭りの山車からくりの人形制作で有名な「九代目玉家庄兵衛」

のからくり人形が展示され、人形の実演(人形が茶碗を運ぶ様子)

や人形の衣装の下の歯車の構造が説明される。(入館料300円)

館を出て南へ進むと「ガラス工房沙羅がある。ここはガラス工芸の

体験(グラス制作等、1時間30分程、2000円)が出来る。

暫く進むと、「旧磯部邸」が在る。江戸期の建築様式を持つ唯一

の町屋が現存している。

その先に「どんでん館」と言う白い建物がある。

毎年4月初めに行われる「犬山祭り」の山車が4輌展示される。

館内は犬山祭りを体験させる様、音と光りで祭りの一日を演出。

この「どんでん」とは、山車を180度回転させる事をいう。

館内では他に「町屋造り」を再現したコーナー等も在る(入館

料100円)

城下町を歩いていると、時折人力車が客を乗せ走り、食べ歩く

人も多く見かけ、、コロナから町が帰って来たのを実感する。

そうそう、この町には「犬山市観光俳句の投句箱」も在った。

次回は、城下町お食べ歩きを、、、、、

 

 

今日の1句

そぞろ行く小春日和の町屋かな   ヤギ爺


花八手

2021-11-12 16:37:21 | 日記

令和3年11月12日(金)

花八手 : 天狗の羽団扇

ウコギ科の常緑低木で、高さ2~3m

葉は掌状に7~11裂する。 晩秋10~11月頃にかけて

大形の円錐花序に白色の直径5mm程の小さな花が、球状に

集まって咲く。

「天狗の羽団扇」と言う別名の通り、長い柄の掌状の葉が互生

することからこの名がある。

 

 

花蕊と白い花

花が終わるとそれ迄の主軸であった花茎が倒れて、脇から新芽

が出て成長し、やがて新しい軸となる。

花の後直径3mm位の果実を付け、翌年の春に黒く熟する。

 

久しぶりに、家族で会食に出掛けた折りに、、、

用を足しに廊下を廻り中庭を見ると、厠の傍に八手の花が

咲いていた。 花の少ない今の時節、ひっそり咲く白い花が

けなげで、、、、、、

 

 

今日の1句

入り日来て暫し明ろき花八手   ヤギ爺


銀杏黄葉

2021-11-10 16:46:51 | 日記

令和3年11月10日(水)

銀杏黄葉 : いちょうもみじ

銀杏はイチョウ科の落葉高木で、中国原産

高さ30m、幹の直径3m位の老木も珍しくはない。

長い柄のついた扇形の葉が可憐で、新芽の頃(青葉)も美しい

が、晩秋の黄葉は荘厳な感じさえする。

銀杏落葉の黄一色となったものは、黄葉の中でも際立って美し

く、夕日に輝けば尚更であろう。

その中から一葉ずつ早く、遅く、金色に輝いて落ちて来る様も

とても美しい。 一本の大木の銀杏は殊更にその感が深い。

名古屋市内の銀杏(並木)も彼方此方で色づいて来たようだ。

吟行で訪問なう徳川園、鶴舞公園や、名駅桜通り、丸の内、

若宮通り、、黄金の並木の下の散策を、、、、、

徳川園

名駅桜通り

丸の内

若宮通り

 

毎年行われて来た、祖父江町の「黄葉まつり」は、コロナ感染

防止のために今年は中止となった。

祖父江町「黄葉まつり」は中止、

 

まつりは中止だがイチョウ黄葉の鑑賞は、自身の体調を考慮し

てマスクを着用すればOKとのこと。但し、銀杏即売所、売店

等は無い。また駐車場も開設しない。最寄り交通機関(名鉄)

を利用下さいとの事。

 

「祖父江ぎんなんマルシェ」は下記の日程で行われる。

11月20日(土)、21日(日、23日(祭)、27日(土)

28日(日) 土、日、祝日の5日間開催。

場所は、祖父江ぎんなんパーク(名鉄尾西線山崎駅東)すぐ。

ぎんなんを使った食品、農産物、軽食、ドリンクの販売等。

 

そろそろ、ご近所に在る労災病院前の通りの並木も色づき始め

たようだ、、、

 

今日の1句(俳人の名句)

駆けだして車道へ銀杏落葉かな   片山 由美子


名古屋港帆船

2021-11-09 17:11:49 | 日記

令和3年11月9日(火)

名古屋港の帆船入・出航

11月4日(木)、名古屋港ガーデン埠頭へ「日本丸」「海王丸」

の2隻が入港した。

名古屋港管理組合設立70周年を記念した催しである。

夜景

 

11月6日(土)、7日(日)には両船の装備品、写真パネル等

を展示し、日本丸・海王丸の動画を放映した。

従来なら名古屋港に帆船が入港すると、セイルドリル(総帆展帆。

畳んだままの帆を広げる作業)船内一般公開をするのだが、今回

はコロナ感染防止のため中止された。

また、出航時に行う「登檣礼」(練習生がマストに登り帽子を振

り、ゴキゲンヨーと,別れの挨拶をする儀式)も取止める。

マストに登る

整列

ゴキゲンヨー、(平成25年寄港時の登檣礼)

 

 

練習帆船「日本丸」

船長 : 真鍋 吉範、 機関長 : 瀧本 剛士

総トン数 : 2,570 トン

全長 : 110,09m、 全幅 : 13,8m

乗組員 : 船長、機関長他49名

 

練習帆船「海王丸」

 

船長 : 新田 邦繁、 機関長 : 東福 守

総トン数 : 2,556 トン

全長 : 110m、 全幅 : 13,8m

乗組員 : 船長、機関長他50名、

実習生 : 国立波方海上技術短期大学校 専習科63名

 

11月9日(火)、朝9時30分 ガーデン埠頭は昨夜からの

雨が降り続く中、日本丸・海王丸の出航の準備が続いている。

傘をさし、見送りの人達が次々にやってくる、、、、、。

よく見ると手前に接岸している日本丸には余り人影がなく、

その奥に接岸する海王丸に多くの人が集まっている。

私も急ぎ、海王丸へと進む。船上のマストの帆を支える横木?

の方向を変えている(4本の支柱に6段横木が在る)

次に船を接岸しているロープを号令をかけて、1本づつ外して

巻き上げていく。

この頃になると雨も上がり、空が明るくなってきた、、、

船長が、見送りの人達に向い挨拶をされた。「雨天の中大勢

の方々が、見送りに集まって頂き有難う御座います。また、5

日間の滞在中も色々ご支援いただいた事に感謝申し上げます。」

この後、出航の合図があり、大型のタグボート2隻が近づいて

海王丸を誘導していく。

船上には船長、機関長他の乗組員、実習生等がそれぞれの持ち場

で整列し、一斉に手を振っている。

船が方向転換をし終えると、進行方向が定まると、「ボーッ」と

汽笛が三度鳴り響く、、、、、

何となく涙腺が緩み、、他を見やると皆同じ様子、、、、

一斉に手を振って見送る、、「有難う、、サヨウナラ、、、、」

今回は、「登檣礼」はなかったが、、、何度この場に立っても、

別れは、切ないものの様である、、、、、。

 

今日の1句

小春凪帆船連ね旅立てり   ヤギ爺


もみじ

2021-11-04 16:45:48 | 日記

令和3年11月4日(木)

紅 葉 : もみづる

晩秋、落葉樹は葉が赤や黄に変化する。

楓が最も一般的だが、漆、櫨、銀杏、柿、桜、欅をはじめ、

それぞれ美しく彩られる。

紅葉、黄葉ともに「もみじ」という。「雪月花」におとらず

和歌以来の代表的な美の題材である。

「もみ」とは、もんで染め出す紅のことで、紅葉することを

「もみいづる」「もみづる」という。

紅葉は個々の木よりも錦のように染め上げられた山々の見事

さを称えることが多く、春の桜刈りのように秋には紅葉刈り

に出掛ける。

紅葉の美しさはやがて散って行くという滅びを前提とする。

それは秋と言う季節の華やかさの裏に在る淋しさそのもので

ある。霜が降りる様になると紅葉は一段と鮮やかさを増す。

 

朝晩はすっかり涼しく(寒い程)なり、散策もそれなりに

心地良い。 久しぶりに名古屋港へ出かけて見る。

公園の木々や街路樹も色づき、銀杏の木は今少し先か、、、

昨夜の風の所為か、歩道には彼方此方に落葉が積もる。

名古屋港の手前に在る、港警察署前の通りの街路樹は日が

眩しく、一層赤く輝かせている、、、。

 

名古屋港の無料休憩所前の桜も真っ赤だ。

 

先月初めの東山植物園は、薄紅葉が程よく揺れていたが、

そろそろ、植物園はや鶴舞公園なども紅葉が見頃かな、、,

 

この歌の季節がやって来た、、

もみじ(童謡)

作詞 : 高野 辰之、作曲 : 岡野 貞一

秋の夕日に 照る山もみじ

濃いも薄いも 数ある中に

秋をいろどる 楓やつたは

山のふもとの すそもよう

 

渓のながれに 散り浮くもみじ

波に揺られて 離れて寄って

赤や黄色の 色さまざまに

水の上にも 織るにしき

 

今日の1句

入り日来て紅葉の赤の極まりぬ   ヤギ爺