goo blog サービス終了のお知らせ 

遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

十一月

2021-11-02 16:54:53 | 日記

令和3年11月2日(火)

十一月 : 霜 月

陽暦の十一月のことで、ほぼ陰暦の十月(神無月)の時期に

相当する。

7日には立冬を迎えるが未だ寒さはそれほど厳しくなく、小春

日和と呼ばれる陽気が続くので行楽等にも適している。

然しそんな日和を挟みながらも、やがて凩が木々の葉を落とし

日の暮れは日毎に早くなり、北国からは初雪の便り届き始め、

万象は厳しい冬への態勢を整えていく。

霜月11月、今年も後2ヵ月、、、、スッカリ晩秋の気配が

漂い、木々の紅葉や落葉も目立ち始めた。 

道行く人達も、早や冬装束が目に付くようになった。

コロナ禍で慌ただしく過ごした日々も、やっと落ち着きを見せ

日々平穏な暮らしが戻る中、「衆議院選挙」が行われた。

下馬評(メデイア)では、「自民苦戦、野党躍進か?」と、、

フタを開ければ、「自民安定多数(「261議席)、公明微増

維新4倍増、立民・共産敗退、野党共闘ならず」

自民党のスキャンダル(一部敗退)も大きな影響もなく、国民

には届かなかった様である。政変を望まぬ人が多かった様だ。

自民党の勝利、強かった、のメデイアの報道、、、、

と言うより、野党が弱かった。 野党に政権を託す物が何も

なかったのだろう。今の野党は文句を言うもののこれといった

目新しい政策が見当たらない。

もう一つ言えるのは野党に若くて目立つ人が居ない様である。

過って、自民党が大敗し野党政権の誕生した折りには皆若さに

溢れ、革新に燃えるエネルギーが漲っていた。

今の野党に任せるよりは自民党の方がマシ、、選挙に行っても

どうせ何も変わらない、と若者達は、、、、

今回の選挙、各党とも「バラマキ選挙」と言われる。

子供支援もよいが一時的なもので、今一番困っているのは若年層

の働き場所のない事であろう。

数年前、失業率低減のため若者の非正規雇用を増大させた。

彼等は昨年から続いたコロナの影響で、真っ先に職場を追われ

其のまま再雇用されぬまま首になって居る。

どうにもならない現状に、そのはけ口は何処へ向けられる?

最近特に多くなった凶悪犯罪、、その犯罪者の低年齢化、、

全てがそれが原因とは言わないが、一端ではないだろうか。

 

今日の1句(俳人の名句)

物いへば唇寒し秋の空    松尾 芭蕉


じゃが芋

2021-10-31 16:27:48 | 日記

令和3年10月31日(日)

じゃが芋 : 馬鈴薯

ナス科の一年生作物、原産地は南米アンデス高地

早春に植えた種薯の茎が分岐して、初夏に白色の花を咲かせ

地中に多くの塊茎を付ける。

その形が馬の鈴に似ている故に馬鈴薯の名が付いた。

国内での生産は北海道が中心であるが、実際には日本の何処

の地でもじゃが芋は出来る。

戦後の食糧事情が悪い時代に、我が家では父が裏庭にじゃが

芋畑を作り、飢えを凌いだ。

日本へは

16世紀にオランダ領ジャワ島ジャカルタから、伝来したと

言われ「ジャガタラ芋」と呼ばれた。

本格的には明治維新後、北海道開拓の地より始まった。

日本の馬鈴薯総生産量の80%は北海道で、長崎、鹿児島、

茨木、千葉等が主な生産地。

じゃが芋は比較的に日本の風土に適し、何処でも作れる。

男爵

北あかり

 

じゃが芋は豊富なデンプンを抽出し、片栗粉やウオッカ、

日本の焼酎等の蒸留酒を造る。

最近ではポテトチップス等スナック菓子の需要が増す。

様々な料理にも重宝され、品種ごとに、、、

男爵芋はコロッケ、メークイン(荷崩れしにくい)は煮物

カレー等、北あかりはサラダやマッシュポテトなどがある。

 

昨日、友人から「じゃが芋」が届いた。

毎年、この時節に土の香についた北の便りだ、、、、、

芋の中でも最も好きなじゃが芋である。(感謝、感謝)

取り敢えず、手っ取り早い塩茹で、、いやいやホイル焼き

が早いか、、、、、

 

今日の1句

土匂ふ馬鈴薯届くあふるほど   ヤギ爺

 

 

 


ピラカンサ

2021-10-24 16:32:54 | 日記

令和3年10月24日(日)

常盤山査子 : ピラカンサ


バラ科の常緑低木、ヨーロッパ・小アジア原産

葉は長楕円形ないし倒披針形、花は5~6月に小型の白い

花を咲かせる。

晩秋に直径2~4mm程の球形の赤、黄色の実を付ける。

枝には鋭い棘が在り、侵入防止用によいとされ、生け垣

などに利用されている。

そう言われれば、毎年ご近所の門扉の脇にピラカンサが

真っ赤な実をタワワに付けて垂れ下がっている。

そろそろ冬が近づいて花が終り、代わりに色んな場所で

赤い木の実を見かけるようになった。

鳥の囀りや羽音に、姿を探すのだが見当たらず、、、、

確かに、木の実が路上に落ちては居るようだ。

ハナミズキ

イスノキ

実南天

 

ハナミズキ、イスノキ、南天の実などなど、、、、、、

 

今日の1句

啄みし赤い木の実に姿なく   ヤギ爺


鉄道の日

2021-10-14 16:50:49 | 日記

令和3年10月14日(木)

鉄道の日

明治5年(1872年)10月14日、新橋~横浜間に

日本で最初の鉄道が開通したことを受けて、1922年

(大正11年)、鉄道記念日として鉄道省より制定された。

1949年(昭和24年)に、日本国有鉄道(国鉄)は

鉄道記念日とした。

1994年(平成6年)に、鉄道の誕生と発展を記念し

10月14日を「鉄道の日」とした。

「鉄道が広く国民に愛され、その役割について理解と関心

がより深まる事を願い鉄道事業者、関係団体、国等で、

「鉄道の日実行委員会」を組織し、決定された。

この日は鉄道関連のイベント行事が各地で行われ、関連付

の「記念乗車券」「プリぺード・カード」等を発行する

事業者(鉄道、観光業者)も現れた。

1994年(平成6年)の第一回鉄道の日には、当時に

102歳だった双子のご長寿姉妹、成田きんさん、蟹江

ぎんさんが、東京駅の一日駅長を務めた。

全国各地でもこの日は様々な行事が行われるが、東京の

鉄道フェステバル(日比谷)はコロナ感染拡大防止のため

中止となった。

名古屋市の「鉄道の日記念イベント」(名古屋市都市セン

ターホール)は、入場制限(120名)で行われる。

 

名古屋市港区に在る「リニア鉄道館」は2011年(平成

23年)に開業し、今年で10周年となったが、開業2年

目に孫を連れて見学に行った。

実在したSLから新幹線迄、様々な車両を見学、ドクター

エローは此処で初めて目にした。

 

体験コーナーがあり、子供達は新幹線の運転席に入り係員

からモニターで指導を受け、大喜びの一日、、、、、。

 

鉄道唱歌

作詞 : 大和田 建樹、 作曲 : 多梅 椎

1900年(明治33年)5月10日、第一集を発売した

が全く売れず、版元の昇分館は倒産した。その後買収した

三木楽器は、学校等に「地理教育・鉄道唱歌」として口込

徐々に売り上げを伸ばして行った。第二集~第五集と全国

の鉄道路線の歌詞を入れ、次々に発売していく。

全六集(399番)ある。 今ではカラオケ迄在るという。

鉄道唱歌

1)汽笛一声新橋を はや我が汽車は離れたり

  愛宕の山に入りのこる 月は旅路の友として

 

2)右は高輪泉岳寺 四十七士の墓どころ

  雲は消えても消え残る 名は千載の後までも

  、、、、、、、、、、、、、、、、

 

今日の1句

隧道を抜け黄洛をひた奔る   ヤギ爺


2021-10-13 16:41:50 | 日記

令和3年10月13日(水)

柿 : 甘柿、渋柿、富有柿

カキノキ科の落葉高木。 柿は日本に約900種類あり、

「KAKI」として外国に適用する日本の代表的な果物。

その栽培の歴史は古く、全国各地に特有の種類がある。

国別では中国が圧倒的に多く栽培され183万7千トン、

次いで韓国の25万トン、日本は23万トン、ブラジル

が15万トン、イタリアが5万トンが主な産出国。

日本国内では沖縄、北海道を除く殆どの地域で栽培される。

和歌山県(4.7万トン)、奈良県(3万3千トン)、福岡

県(1万8千トン)、岐阜県(1万5千トン)、愛知県(1万

3千トン)と続く。

種類、

甘 柿 : 富有、次郎、御所、太秋、伊豆など

渋 柿 : 平核無、刀根早生、甲州百日など

柿の渋は、果実内にタンニンが含まれ、水溶性である。

渋柿はそのまま生食出来ない。果肉が軟らかくなる熟柿になる

のを待つ。

渋抜き加工には、湯につける、アルコールで渋を抜く「醂す」

(さわす)を施す。

他に、は乾燥させる(干し柿)、あんぽ柿、市田柿(干し柿の

一種)

生の柿は身体を冷やすと言われるが、干し柿は冷やさない。

効能は利尿作用、血止め作用、咳止め、二日酔いに良い。

そう言えば、私は小学生の頃小児喘息を患い、親から「柿の

ヘタに氷砂糖を加えた煎じ薬」をよく飲まされた記憶が、、

柿が秋の代表的な風物となったのは、俳諧に於いて柿が詠まれ

るようになって以来。和歌や連歌では食べ物である柿は詠まれ

なかったが、俳諧で俳諧では逆に積極的に取り上げられた。

貞門の時代「柿」という字の言葉遊びとして、

木のそばに市をたてた熟柿かな  :  意 敬

と詠まれている。その後、

里古て柿の木持たぬ家もなし  :  芭 蕉

近代においては、大の柿好きだった正岡子規が、

柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺  :  子規

と詠んでいる。

 

昨日、ご近所の方から柿を頂いた。

カミさんが通りかかり、庭越しに柿の木を眺めいると、

「少し持ってく、、未だこれからだけど大丈夫食べられるヨ」

よっぽど、物欲しげに見ていたのだろうか、、、、、

枝の付いたままの、見てくれは悪いが、、ソコソコに甘い。

今年の初物である、、、、

 

今日の1句(俳人の名句)

子規にありし短気と根気柿二つ    大串 章