JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

FT-857Dの調査part2

2013年12月08日 18時05分14秒 | リグ系

きのうから調べているFT-857Dの調子についてだが、結果を紹介させていただく。ちなみにANTはDP@CD社730-V1、DP@CD社830-V1、GP@D社X6000で、地上高は13~15m、ダミーロードはD社DL1000である。また送信出力はHF帯で50W、他は10Wとした。

まずはダミーロードを使って送信出力を確認、144MHz以下で50W、430MHzで20W、定格の出力があることを確認。そのまま14MHzSSBに切り替えてALCメータの振れを確認、特に問題は無いように見える。試しに電圧(リグ内蔵の電圧計で確認)を下げていくと、10Vを割り込む辺りでALCメータが振れなくなる(或いは表示されなくなる?)ことを確認。それでも電源装置の電流計とアンテナカップラの電力計を見る限り、ある程度は送信されているようだ。更に電圧を下げていき、8V付近では送信出力は確認できないまで小さくなった。以上からHF帯SSB不調の原因は、電圧降下(電源供給量の不足)によってALCメータの動作停止や、送信出力が低下していたと判断した。

次に144/430MHzFMの受信感度が低い?疑惑について。早速144FMでローカル局の電波を発見、従来はS9+、仮にQRPだとしてもS5以上は手堅い局のはずだが、S3である。ちなみにノイズは、僅かに有るか無いかというレベルであった。その数分後、直線距離で3km以内を走行中のモービルからのCQを発見、これがS8しか振らず、まずSメータがおかしいことは確信、CALLして応答いただく。早速RS59のレポートをいただき、こちらの状況(FT-857Dの調査関連)などをネタに含めてQSOを進めた。相手方が距離10kmほどの少し谷になっている所まで移動、ここで相手方が出力10WでL≒1mのANTで運用していると紹介され、出力を5W→2Wと下げていくのでレポートが欲しいとのことで、それに応じた。結果は5W時でRS59、2W時でRS55と、いわゆる「耳S」にてレポートした。この結果はいずれも過去の実績と言うか、従来の感覚に近い。以上から受信感度疑惑は、Sメータだけが辛口表示になっていて、受信感度は正常という仮結論に至った。なお51MHzFMは1波も受信できず、430MHzFMは発射場所が明確でない電波ばかりで、この記事をUPするまでの受信分はサンプルに含めないことにした。

最後にHF帯SSBについてだが、7MHzSSBで新潟県、14MHzSSBで上川支庁とQSO。いずれも双方RS59でこちらの信号に問題は見当たらない旨レポートいただいた。

とりあえずQSOパーティまで現状のままで行くこととし、その後に修理のタイミングを検討することにした。併せて直射日光で傷んだ液晶の修理(たぶん交換、よくある事例らしい。)も行い、ストレスの無い運用環境を復元したい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FT-857Dの調査part1 | トップ | 最速記録だが、…ん? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

リグ系」カテゴリの最新記事