JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

50MHz帯用アンテナチェック同軸ケーブルの製作(リベンジ編)

2019年12月29日 00時54分13秒 | 同軸ケーブル系

AM中(12/28)に失敗となった50MHz帯用アンテナチェック同軸ケーブル、PMに食事のみ挟んでリベンジ作業に着手する。ここで前記事@失敗編では詳細を割愛させていただいたので、以下にまとめた。

ねらい周波数=51.04MHz、同軸ケーブルの長さ(2サイクル分)=3938mm、これらを踏まえてカット&トライのスタート長さ=3950mmとした。また、1回のカット長さ=5mm、これまで製作したケーブルより波長が短いので5mmだとボトムインピーダンス周波数の変化量が大きくならないか不安が有ったものの、結果的に1カットあたりの平均変化量=0.065MHzだったので、最後まで5mmずつカット&トライしていった。

そしてAM中の失敗も踏まえてケーブル長さ=3865mm、ボトムインピーダンス周波数=51.191MHzでカット&トライを止め、MJ-Lコネクタ(ケーブル長さ30mm相当)をハンダ付け~短絡MPコネクター(ケーブル長さ8mm相当)を取り付けて最終測定、その結果&計算は以下のとおり。

・測定する同軸ケーブルの長さ[mm]
  =ケーブル本体の長さ + MJコネクター長さ + 短絡MPコネクター長さ
  =3865+30+8
  =3903[mm]

アンテナアナライザーの文字盤目盛りに合わせて間接測定
・インピーダンス12.5Ω時の上側周波数=52.502[MHz]
・インピーダンス12.5Ω時の下側周波数=48.680[MHz]
     ↓
・上下各周波数の平均値(=3903[mm]時のボトムインピーダンス周波数とする)
  =(52.502+48.680)/2
  =50.591[MHz]

短絡MPコネクター長さ分を比例的に取り除く
・長さ3865[mm]時のボトムインピーダンス周波数=51.191[MHz]
・長さ3903[mm]時のボトムインピーダンス周波数=50.591[MHz]
     ↓
・長さ3895[mm]時のボトムインピーダンス周波数
  =50.191+(51.191-50.591)×{30/(30+8)}
  =50.591+0.600×(30/38)
  =50.591+0.474
  ≒51.065[MHz]

結果は狙い周波数より25kHz高くなったが、約5年前にFMで普段使いしていた周波数には納まった。と言うことで、今回も何とかリベンジを果たした。

-・・・-
このケーブルで調整したいメインターゲットのアンテナはフルサイズに近い長さ(最悪プチベースローディングかも?だが…。)なので、ついつい期待してしまう。併せてこの手のアンテナは、帯域(ここではSWR1.5以下の範囲)が予想以上に広い傾向にあるので、それを見るのも楽しみだ。何とか年内に調整を終えたい。

-・・・-
■2020年3月6日 23:26 誤記対応
記事タイトル“計算式でミス発見”で述べたが、検証計算にミスが見つかった。このため、記事の該当部および関係する部位を抹消した。なお、この後の対処内容については別記事で述べさせていただく。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 50MHz帯用アンテナチェック同... | トップ | OHM-502kit(50MHz用ホイップ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

同軸ケーブル系」カテゴリの最新記事