HV-7用の残コイル、2番目は21MHz用だ。ところが現スタイル(シエンタ、システムキャリア、マグネットアースシート)では21MHzアンテナの立ち上げ成功率が悪い。そんな状況の中、HV-7はどう出るのか?少しだけ期待して作業を始める。
-・・・-
■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・装着コイル :垂直方向に21MHz用のみ
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :21MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
・その他 :ほぼステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=21.210MHz付近
-・・・-
もう中古と言うか、1度でもカットしたハイバンド用のエレメント(長さ150~200程度)は残っていないので、未使用エレメント@L=224mmを挿入長さMAX状態で測定。結果はf0=19.431MHz、SWR≒1.12、Z≒57Ω、帯域=19.318~19.544MHz(19.431MHz±113kHz)であった。
ザックリ1.8MHzほど高くしていくことか決定した。とりあえず単位長さあたりの周波数変化量を把握するため、両頭グラインダーで-20mm切断&削り落として測定。結果はf0=19.938MHz、SWR≒1.14、Z≒57Ω、帯域=19.825~20.051MHz(19.938MHz±113kHz)で、周波数変化量は25.35kHz/mmであった。
これを踏まえ、エレメントを-40mmカット。その測定結果は、f0=21.065MHz、SWR≒1.21、Z≒62Ω、帯域=20.952~21.178MHz(21.065MHz±113kHz)、周波数変化量=28.175kHz/mmであった。
更にこれを踏まえて-5mm追い込み。その測定結果はf0=21.221MHz、SWR≒1.24、Z≒62Ω、帯域=21.109~21.333MHz(21.221MHz±112kHz)、周波数変化量は31.2kHz/mmとなった。このアンテナはf0が高くなるほど変化量が大きくなるようで、ねらい値を超えてしまった。それでも許容レベルなので、これで調整終了とした。
-・・・-
とりあえずHV-7の21MHzは、ボトムSWRが許容レベルまで下がってくれるアンテナで助かった。これはNGな結果になっているHA021、HV7CXの7MHzコラボや14MHzコラボとは、何か違いがあるはずだ。逆にNGアンテナの中に共通する原因ってあるのかな?まぁ最低でもお釈迦覚悟でバラしてみないと分からないんだろうけど、頭の片隅には置いておこうと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます