現状維持は後退の始まり

9月分として届いたQSLカードの中で、面白いものを発見した。それは今年の春にQSOいただいたものなのだが、リグ欄には某メーカーの200Wモデル、出力欄には200Wと記入されていた。この方は確か3アマだったので、めでたく2アマ以上の資格を取得されたようだ。総務省のサイト“無線局等情報検索”でも、200Wが免許されていることを確認した。

そうそう、こんな時は“お決まりのセリフ”を言わなければいけませんね。「ようこそ、上級ハムの世界へ！」と。

で、ここからが本題。実はこの方、私のハム仲間と親しかった時期があったらしいのだが、運用に関するあること（←詳細は聞いていない。）をきっかけに喧嘩別れしたらしい。後にそれに関する話を聞いていた中で、私のハム仲間は喧嘩別れした相手に対して、いわゆる“ダメ出し発言”をしていた。このハム仲間＠ダメ出し発言者は初級ハム（3アマ以下）なので、結果的に追い抜かれた、あるいは“負けた！”ことになる。

松下幸之助氏などの名言の1つに、“現状維持は後退の始まり”というものがある。つまり「何もしないでorモタモタしたり等で現状に満足していると、知らないうちに周りがどんどん自分を追い抜いてステップアップしていき、結果的に遅れている（負ける）ことになるぞ！」ということだ。

今回のケースは、自分＠ダメ出し発言者は初級ハムのままなのに、さんざんケチョンケチョンに貶していたかつての仲間が、気が付けば上級ハムになっていた！ということで、もうズバリである。

これに対する私の所感は、「あ～あ、だ～か～ら～言わんこっちゃない。」かな。人前でダメ出し発言するなら自分は最低でもそれと同等、一般的にはそれを超える結果を出さないと、いい笑い者である。そういう私も、腹の中で何度も笑わせてもらった1人であることは、言うまでもない。アマチュア無線活動に限らず、これは気をつけねばいけませんな。hi