JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HFB-17(18MHz用ホイップ)を14MHz用にするための測定&調整

2020年12月09日 11時59分08秒 | 14MHzアンテナ

当初の予想以上に好天となった11/29。AMに行った簡易測定に引き続き、PMは既に製作済みのアンテナチェックケーブルを使って、実長さを延ばした14MHzホイップ(HFB-17@18MHzを延長)の測定&調整を行っていく。

簡易測定では、L=1302mmエレメントをHFB-17のベースコイルに目いっぱい挿入した状態で、f0がバンド内@14.065MHzと出た。まずはこれの本チャン測定から行う。結果、f0=14.020MHz、ボトムSWR≒1.26、Z≒43Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=13.966~14.074MHz(14.020MHz±54kHz)であった。

ボトムSWR値が高めだが、以前のHFB-17でもボトムSWR値が1.2~1.4という実績が有るので、そういう意味では驚く値ではない。しかし他のホイップアンテナではボトムSWR値が1.00~1.05というものがほとんどなので、このモデル特有の結果ということで妥協?諦め?モードになっている。もしかしたらクルマが変われば改善するかもしれないけど、当分先の話です…。

まぁそれは横に置いといて、両頭グラインダーで削っては測定~削っては測定を繰り返し、トータル34mm削って2mmスライド延長で戻して、結局32mmカット相当にてf0=14.154MHz、ボトムSWR≒1.23、Z≒45Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=14.098~14.210MHz(14.154MHz±56kHz)となったため、作業終了とした。ちなみにこの状態でアンテナ実長=1585mmとなり、SUPER GAINNER シリーズの“SG7900”と同じくらいの長さになった。

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一応「もっとボトムSWR値が低くなれば、帯域は更に広くなったはず。」と思っているが、一方でベースコイルの実績を踏まえると想定内の結果ではある。せっかく実長さを伸ばしたのに帯域が正規モデル@HFB-20と大して変わらないのは正直イマイチな感じだが、理論的には長い分だけ電流および電圧分布の体積(とでも言えばいいのかな?)は大きくなっているはずなので、可能であればその辺の差を体感できることに期待したい。

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それと「市販アンテナのエレメント延長によって他のバンドでSWRが低くなるようにした場合、インピーダンス50Ωが変化する。」について、今回は保留とさせていたき、次回以降のアンテナの結果も踏まえたいと思う。


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