摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

議場でケータイメール?

2009年11月11日 | Weblog
民主党が政権を取って2ヶ月が過ぎた。
様々なところでほころびが出てきているようだが、自公政権の時のような密室談合利権命族議員大威張り政権ではなく、あくまでも透明性を確保してきちんと議論を尽くすという当たり前の政権運営に励んで欲しいものだ。

と思っていたら、ちょっと腰が砕けそうになるニュースがあった。

携帯メール、あいさつ…「小沢学校」新人議員を徹底管理

いったいなんだこれは?
記事にもあるとおり、正しく小学校レベルだよな。
  • 「欠席を絶対にしない。1人欠けただけで全部が成り立たなくなることがある」
  • 「選挙は終わった。テレビで選挙活動をしたいかもしれないが、責任を果たす番だ」
  • 「(本会議前の)代議士会ではあまり発言しないように。見せ場をつくりたがる人は党内で嫌われる」
  • 「いろんな人が見ているから、議場ではハートマーク入りの携帯メールを送らないように」
  • 「大きな声であいさつを」

いや、まあ、いいたいことはわかるし間違ってもいない。

しかし、(「発言を控えろ」的恫喝は別として)どれも当たり前のことだと思うのだが。
特に「議場ではハートマーク入りの携帯メールを送らないように」って、いったいなんなんだ(?_?)
そもそも議場でケータイメールなんかしていていいのか?(議場で委員会の最中にケータイでワンセグを観ていた議員もいたけれども)
小学生だって、基本的には教室内でのケータイメールはまずいと考えるのぢゃないのか?
それを、国会議員の本来の職務を果たすべき立法府の議場でのケータイメールを容認するかのごときものいいはいかがなものかと思うのだが如何?
まして「ハートマーク入り」のメールなんて、そもそも公の議論の俎上に上げる方がおかしい。ガキじゃないんだから。

全く、こんなことをいちいち注意されなければならないなんて、キミたち、いったい選良としての自覚があるのかね!\(^o^)/

尤も、新人からも先輩議員に対して「相手の発言を遮るようなヤジはやめた方がいいのでは」という至極まっとうな提言もなされているそうだから、まあ、どっちもどっちなんだろう。

だが、読んでいてふと思ったのだが、もしかすると今の時代、会議中にケータイメールをやりとりするなんてごく当たり前の行動ということになっているのだろうか。
少なくともオレの周辺にはそんな素っ頓狂なヤツはいないのだが、それはオレの職場が「遅れている」ということなのかなあ。

なんだか不安になってきた(んなわけないか)。

一方で、議員の職務の根幹に関わる危うい指令もあるようだ。

 政策決定の政府一元化という「小沢ルール」も周知徹底している。ある新人が今月2日、「外国人参政権と憲法の関係」など3本の質問主意書を内閣に提出したが、党執行部は「与党は質問をする立場ではない」と問題視して、撤回させた。

これはどう考えてもおかしいだろう。与党であろうがなかろうが、議員は議場において議論を尽くすことが本来の職務のはずではないか。
その発言を封ずるなんて、そもそも国会の軽視であるし、議員としての自己否定につながる暴論ではないかと思うよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする