摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

児童養護施設女性職員、入所少年に性的関係を強要

2007年03月21日 | 男女の心象風景
児童養護施設女性職員、入所少年に性的関係を強要(読売新聞)

 和歌山市の児童養護施設で、20歳代の女性職員(非常勤)が2003年から05年にかけ、入所していた少年に性的関係を強要していたことがわかった。施設を運営する社会福祉法人は職員を05年4月に懲戒解雇。和歌山県は同年6月に職員の保育士登録を抹消した。

 県や施設によると、職員は02年1月に採用され、03年春ごろから約2年にわたって、高校生だった1人の少年に施設内などで性的関係を強要したという。少年と家族が05年4月に施設に訴えて発覚。当時の施設長は責任を取って06年に辞職した。

 少年は施設に対し「行くところがなく、断れなかった」と話していたという。
[読売新聞社:2007年03月20日 12時46分]


女性は刹那的に肉体関係のみを求めるようなことはないのではないか、などとこのブログで書きまくっていたのだが、こういう話があると、これは自分の勝手な思い込みだったのだな、と反省してしまう。

養護施設や精神科病棟など、相手方に抵抗したり訴えたりする能力が伴っていないところで展開されるこうした事件で、公にされるのは氷山の一角だという話を聞いたことがある。
そこに働く職員は相当なストレスを抱えていることも多く、そのはけ口を入所者などの弱者に向けてしまう、ということもあるのかもしれない。

抵抗の出来ない弱い立場の人間に対して、性的関係を強要する。
実に度し難い態度であるが、いったい、そんなことをして何を得られたのか、何を得たかったのだろうか。
「高校生だった1人の少年」というのだから、少なくとも単なる性的関係のみが目的ではなく、もしかすれば、かなり自分勝手な擬似恋愛だったのかもしれない。
相手が、「抵抗できない少年」であったにもかかわらず、自分に対して好意を持ってくれている、と誤解をしていたのか…。
20歳代の女性であれば、そんな犯罪行為に及ばずとも、いくらでも相手はいそうなのに、などと考えるのは、二重三重の意味で差別的偏見であることは承知しているが。

しかし、なぜ今になって「発覚」したのだろう?
この事件は2006年の施設長の辞職をもって、一応の解決をみているようにも思えるのだが…。
それにしても、責任を取って辞職した施設長は気の毒だ。責任者なのだから仕方がないということなのだろうけれども。
コメント
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