摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

迷惑メールボックスから拾い上げた

2007年03月19日 | spam
spamフィルターの機能が上がってきて、これはというspamをほとんど見なくなり、少し寂しかったのでちょっと迷惑メールボックスを見てみたら、こんなのがあった。

差出人:事務局<trilby88335@yahoo.co.jp>
題名:お世話になっております。
送信日時:Sun 03/18/2007 02:26:17 JST
Return-Path: trilby88335@yahoo.co.jp

お世話になっております。
大塚たまきです。
忙しいところご覧になって頂けることをとても嬉しく思います。

私を含めてなのですが、女性はいつの時代も恋愛の生き物だということをつくづく思い知らされます。
独身女性はもちろんですが、既婚者になるといつもときめいていたい、熱い恋をしたい、なかでも女性でありたい、そんな気持ちを抑えられずにネットを介して関係を希望するケースは一段と増加しています。
家庭に恋愛とセックスは持ち込まない・・・、男性も女性も一緒のようです。

浮気や不倫、そんな二文字だけでは片付けられない癒しを求めた男女関係があったら良いと思いませんか。

そんな思いを受けてとめての現在、家庭とは別の異性関係を結びたい方とのマッチングで、掲示板から相性が良さそうな方、数人限定でこのメールを私から送っているというわけです。
なぜかアナログ的なこうした橋渡しが大変好評をいただいています。

あなたもその中のお一人となったので、突然のお知らせに驚かないで下さいね。

http://www.*********** から女性をひと目見てもらえますか。
夫の海外赴任期間で、関係を真面目に希望していう方です。
掲載女性については詳細プロフィールの提出と電話確認を取っていますし、料金も掛かりませんからご安心下さい。

温もりをモットーに、大塚たまきからのご案内となりました。


文面だけを読んでいると、つい「ほほう」なんて思ってしまいそうになるが、「家庭とは別の異性関係を結びたい方とのマッチングで、掲示板から相性が良さそうな方、数人限定でこのメールを私から送っている」というところで、もうアウトだね。

こういうメールの前フリとして、掲示板で見かけた、とか、掲示板の書き込みを読んで、なんてのがそれこそ数多あるが、いまだかつて具体的な掲示板の名称を明らかにしているものにはお目にかかったこともない。
信憑性を高めるためにはもう少し考えた方がいいと思うよ。大きなお世話だけれども。

しかし、人と人との結びつきを、同性・異性で強引に切り分け、男女関係の癒しはセックスみたいなステレオタイプな決め付けをするのはいい加減にやめたらどうか。
男の中には、確かに「男女関係=セックス」みたいに短絡的な考え方をするヤツもいるかもしれないが、男に比べてはるかに高いリスクを負わなくてはならない女性が、それほど簡単に刹那的な肉体関係に走るとはとても思えない。
無論、中にはそうした行動に至る人もいることだろうが、それこそそれは「結果論」でしかないのではないのか。
女性にとって、「愛する」という精神的な想いがまず先にあり、相手を愛おしいと思う心の呼びかけに応えて、場合によっては肉体関係まで行くかもしれない、ということなのだろう。
あるいは求めるべき愛を失い、その失意を慰めるために別の優しさに逃避し、それがセックスに及ぶ、とか。

男の場合だって少なからずそうして傾向はあるに違いない。

いずれにしても、オレにとって「出会い系」とは全く理解の及ばない魑魅魍魎の跋扈する場所なのである。
そんなところでしか心の癒しを得られないのだろうか。本当にそうであるのなら、何とも哀しい限りの話ではないか。
しかも、家庭のある人間がそんな軽率な行為に及んで、自分にとって最も身近であるべき人を悲しませる。実に度し難い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする