コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

自己嫌悪

2005年09月18日 | 日記
ただいま~!

利尻に行って、帰ってきました。

とっても楽しかったのですが・・・
タイトルにあるとおり、今、自己嫌悪に陥っております。


今日の夕方、帰り道での出来事です。

三国峠の頂上付近で、バックミラー越しに、ものすごいスピードで迫ってくるバイクの集団(10人くらい)が見えました。

ちょっと集団で来られると怖いので、私はスピードを落とし、左の路肩にかなり寄せて、追い越してもらいました。

すると、バイク集団の一番うしろの人が、親指を立てて、「ありがとう」のサインをして、前方のカーブに消えて行きました。

私はそのままゆっくり走って、すぐにトンネルに入りました。

しばらくトンネルを走っていると、トンネルの出口の手前のカーブに、さきほどのバイクの集団が停まっているのが見えたのです。

何があったのかと、ブレーキを踏みました。

薄暗いトンネルの中でも、はっきり見えました。
そこには、一台の倒れたバイクと、うつぶせに寝転んだ一人のライダーの姿がありました。

おそらく、スピードを出しすぎて、カーブを曲がりきれずにトンネルの壁か、縁石などに衝突したのだと思われます。
本当に、「ついさっきの出来事」といったかんじでした。

停まろうかと思ったのですが、仲間のライダーさんに、交通誘導されてしまった為に、そのまま通り過ぎてしまいました。

他にも停まっている車もいたし、仲間もいっぱいいるし、特に私に手伝うことなどないだろうと思って見過ごしたのです。

しかし、トンネルを過ぎ去ったあと、すぐに後悔しました。
あんな、ピクリとも動かない人の姿を見といて、だまって見過ごすなんて、冷たすぎやしないか?!
あのとき、車から降りて「どうしたんですか」、「大丈夫ですか」の一言くらいなぜ言えなかったのか。
場所が場所だし、私にも何かできることがあったんじゃないか。(交通誘導など)

いつの間にこんなに冷たい人間に成り下がってしまったのか。
本当に自分にがっかりした。
それから、ずっとそのことしか考えられなかった。

しかし、後からどんなに考えても、そのときになって、すぐに行動できなかったということは、自分の本性が出た、ということだ。
それは紛れもない真実だった。

というわけで、自己嫌悪に陥っているわけです。
私は本当に冷たい人間でした。

今度、こういうことがあったら、迷わず、とっさに何か行動のできる人間になりたいです。


暗い話を書いて本当にごめんなさい。

こんなこと、ブログで書くことじゃないかもしれないけど、これは私の日記だし、自分の感じたことを書きたいと思って作った。
楽しいことだけ書いて、いい人ぶるのは性に合わないし、卑怯だと思う。
同じ自己満足なら、徹底的に自己満足したい。
黙っているのは簡単だけど、黙っていれば何もなかったと同じことです。
書くことで自分を正当化するわけじゃなくて、皆様に本当の自分を見ていただくことで、自分を戒め、少しでも向上できたらと思う。

このブログが続く限り、自分の正直な気持ちを書いていきたいと思います。

事故を目の当たりにして、思ったことは・・・
楽しい思い出が一瞬にして悲惨な思い出に変わる。
それは、自分だけでなく、一緒に旅してる仲間や、家族なども一緒です。
運転などは、絶対無理しないで気をつけます。
皆様も、どうかお気をつけください!!!
お願いいたします。

それから、事故にあわれたライダーさんの無事を心よりお祈りしています。
黙って見過ごしてしまってごめんなさい。

あのあと、救急車やパトカー2台とすれ違ったけど、どうなったのかはわかりません。
ネットで調べてはいるけど、どこにも情報はないし・・・。



利尻の旅日記や、山行記は明日以降にアップします。
次回はたぶん明るい記事になると思いますからね!(ほぼ自虐ネタですが)
今回の日記が重く、暗くなってしまって本当にごめんなさい!!