コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

両神山に登ってきました!

2005年09月07日 | 日記
↓こないだの土曜日に登った、埼玉県、奥秩父の両神山のおはなしです。
めっちゃ長いっす!!

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5:30起床。
6:30にいしまるさんが車で迎えにきてくださった。

朝から暑いぜ、東京砂漠!


高速に乗り、埼玉県へ。
埼玉上陸は初体験である。
ふ~む、なかなか田舎である。



高速を降りてから、コンビニに寄ったあとで、いしまるさんが、今回登る両神山のさまざまな事情について話してくださった。

これが、なかなか複雑な問題を抱えた山なのだ。


いしまるさんのお話によると・・・

・これから向かう「白井差登山口」からの登山道は数年前?から廃止になっているらしい。

・なぜなら、その登山道のある土地の地主と、国とが、なにやらもめているらしい。
(↑ちなみに、私は登山道のある山が個人のものである、ということなど考えたこともなかった、アホである。)

・しかし、公にはされていないが、最近?地主により切り開かれた新道ができていて、通行料1000円を払い、規則を守れば利用してもよいらしい。

いしまるさんは、その新道ができたということで取材を兼ねて新道を登る、ということで来たみたい。
(いしまるさんはライターさんなのです)

しかし、私はそのとき密かに不安だった・・・
そんなんで登山楽しめるのかな??
地主のおっちゃんに怒られたらどうしよう・・・
しかも、朝から体調が最悪で、貧血ぎみで吐き気もするし、おまけに腹も痛い。
もしかしたら迷惑かけるかもしれないよ~!



本州独特の細いくねくね山道を走り、最終地点に到着した。

なにやら、厳しいお言葉が多数書かれた看板がある・・・!!
不安絶頂!!体調最悪!!

地主の山中さんにお話を伺うということで、なぜか私までお家の中に通された。



すると・・・

山中さんのマシンガントーク炸裂!!!

時間は正確には見ていなかったが、1時間以上、ひたすら喋り続けていた。

私の体調はさらに悪化し、出されたお菓子にも手をつけなかった。
(いつもならがっつくところだが)

しかし、そのお話で、問題の概要がちょっとだけわかってきた。


・山中さんの所有する両神山の土地は国立公園になっているらしい。

・国立公園のため、木を切ってはいけないので、この山での収益がないらしい。

・収益がないのに、遺産相続の際にかかる莫大な相続税はしっかりとられるらしい。

・そんなことも知らない私のような登山者がたくさん来る。(日本百名山にも選ばれているし)
→登山者の残す、ゴミ、糞尿、ちり紙など、すべて山の持ち主である山中さんが片付けている。登山者が遭難したときも、山中さんも捜索しに行っている。

・どうしてもここ登りたいよ、という人は1000円を支払い、規則を守れば新道を歩いてもよい。

・ちなみに、規則とは、「タバコを吸わない」だとか、「ゴミを持ち帰る」だとか、登山をする上では常識のようなことばかり。


そんなこんなで、体調のよくないまま、登ることになった・・・。


なぜだかわからんが、山中さんも一緒に登るご様子だ!!!


美しい川沿いの道を登ってゆく。
私は森に癒されていた。
登山口に入ってから、5分もたたないうちに体調が回復していったのであった。

ちょっと、すごすぎる。
森の神秘???



登山道は、かなりよく整備されていて、ゆるやかで、川にも橋が架けられているし、非常に登りやすい。

途中、大きな滝もあり、マイナスイオン出まくりっす!

木も、北海道には道南にしかないブナなど、美しい。


それに、登山道はあまり利用されていないのがよくわかるくらい、弾力があって、やわらかくて膝にもやさしいかんじ。


歩いている最中も、山中さんのトークが途切れることはない。



登山道の半分くらい過ぎたところで、耐えられないくらいお腹がすいたので、昼食となった。


ちと長くなったので、つづく