コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

屋久島旅日記4

2006年08月30日 | 日記
4月9日(日)

朝、5:00起床。
7:00淀川登山口到着。
さすが、標高1000メートル。寒い。

登山口で、見たことのある女の子に話しかけられた。
「ユースに泊まってた人ですよね?」
あ、そういや、昨日この人いたわ!!
見た感じ、私と同じくらいの歳だ。
彼女は札幌から来た女の子で、今はユースで働いている。
今日は休みで宮之浦に登りに来たらしい。
一緒にいる男の子(明らかに年下)は誰だろう。ダンナさんかな??
「ご夫婦なんですか?」と、聞くと、
彼女は「まさか!!!!」と思いっきり否定し、
彼の方は「ごふうふでーーーっす!」と嬉しそうに言っていた。
ただのバイト仲間であって、付き合ってるわけでもないらしい。
ちょっとあやスィ・・・。

彼らは先に登り始めた。
すぐに追いつくだろうと一生懸命歩いたが、全然見当たらない。
さすが、有名な山だけあって、登山客がやたら多い。
やはり、川や森が美しい・・・。
30分ほど一生懸命早足で歩いて、休憩中の彼らにやっと追いついた。
彼らは登山のプロか??速いぞ!!
少しお喋りして、私だけすぐに発った。

何人もの登山者を追い越していると、すんごい行列が前にいた。

一番後ろの人が私を見るなり、
「のぞみちゃん来たでぇ~~~~」
と言った。

のぞみちゃん??
なんで??

そう思いながら追い越していると、みんなが「のぞみちゃんや、のぞみちゃんや」と騒ぐ。

すると、オッサンが
「わしらは こだま やさかい。」

ああ~~~、新幹線かあ~~~。
大阪の人のギャグは難しい・・・。(私の頭がニブイだけ??)

こだまっちゅうか、鈍行のような気もしたが、あえて突っ込まなかった。


それから、美味しい湧き水を飲んでいると、登山ガイドに話しかけられた。
「その水、登山道から出てるよ。」

え??

「飲んじゃダメだよ、常識だよ!!!」

怒られた。

登山道の水を飲むと腹壊すのかなあ??
いまだにようわからん。


ここらへんの岩は、変な形のがいっぱいあって、おもしろい。
人の形とか、モアイ像みたいなのとか、見てて飽きない。
いつか、ここの変な岩写真集でも作りたい。

もうすぐ頂上だー!
というところで、脚を引きずっているオジサンが下山してきた。
なんでも、登っている途中で転んで脚を打ってしまったらしいのだ。
大丈夫なのか???
「おんぶしましょうか?」と言ったが、丁重に断られてしまった。
その脚でがんばって頂上まで行ったらしいのだ。
なんちゅうアホ・・・いや、根性!!!
そして、もっと驚いたことに、連れは永田岳まで行っているらしい。
アホか!!!
と思った。
怪我人を一人で帰らすんかい!!!!!

ちょっと心配だったが、本人が大丈夫だと何度も言うので別れた。
きっと、帰りに何度も同じことを言われるんだろうな~~。
がんばれ、オッサン!!!


そうこうしているうちに、頂上に到着。
着いたら11時半くらいだった。
お隣の永田岳は美しかった。

風が強くて、さすがに寒い。
いっぱい服を着込んで昼食タイム。

震えながらゴハンを食べていると、登山口で会ったユースの二人がやってきた。
二人は寄り添っている。
うーーーん、あやスィ・・・。

男の子が、屋久島名物「たんかん」をくれた。
生まれて初めて食べた、たんかん。
ネーブルをもっとみかんっぽくした感じで、かなり美味い。


頂上が混雑してきたので、先に降りることにした。
本当は永田まで行きたかったが、寒いのでやめた。

下るとき、いろんな人に「頂上まであとどれくらいですか??」と聞かれた。
登山慣れした人なら、あまり口に出さないセリフである。
みんな、へばっていた。
若い男の子もヘロヘロになっていた。
まあ、がんばりたまへ。


ところが、私の身体にも、異変が起こってきた。

ピーーーーーーーー

がしたくなってきたのである。


思えば、最近出ていなかった。

さっきの「たんかん」の効果であろうか・・・。


うおーーーーーーーー!!!!!!

まじ、やばい。

でもでも、めっちゃ人いるしなあ・・・。
世界遺産だしなあ・・・。

登山口のトイレまで我慢するしか無いのか?!?!


それから、一時間半ほど、顔を土色にさせながら、早足で山を下る女、コンブ。


目的地にたどり着いたとき、そこがパラダイスに思えた。


きゃっほーーーい



しかし、天国と引き換えに、早足で下ったヒザはぶっ壊れた。

久々の膝痛・・・!!!

残りの屋久島登山は、膝の痛みに耐えることになる。



つづく

屋久島旅日記3

2006年08月25日 | 日記
頂上からは、海・海岸・陸・町が一望できた。
屋久島初日にふさわしい展望である。
しばらく眺めていたが、頂上に無数の虫どもが飛び交っているので、ここから退散することにした。
ロープを降り、岩の下で昼食することに。
すると、夫婦が登ってきた。
二人ともすぐにロープで頂上に行った。
会話が聞こえてくる。
「うわーーーすごい!!」
「虫もすごい!!!」
「痛いっ!!この虫刺すよ!!」
「降りよう」
2人ともすぐに降りてきた。

3人でおしゃべりしながら昼食タイム。
屋久島のいろんなことを教えてもらった。

雨降ったあとに大川の滝に行くとスゴイ、とか
台風のあとの海はキレイ。クリームソーダみたいな色、とか
宮之浦岳までの道はそんなにきつくない、とか
屋久島の山は、モッチョムなどは前岳、宮之浦などは奥岳と呼ばれていて、愛子岳に登ると、奥岳がきれいに見える、とか
この岩は御影石だよ、とか
屋久島の焼酎はうまいよ、とか・・・

そして、奥さん手作りのめっちゃうまいおにぎりを3個もいただいてしまった。
おにぎりを食べていると、大阪の人が登ってきた。
そして開口一番、
「自分めっちゃ速いなあー!!」
と言われた。
追い越すつもりが、無理だったらしい。
大阪の人も加わり、4人でランチした。

ご夫婦は先に戻り、大阪の人は頂上に行くというので私もついていくことに。
頂上は踏まないと歩けないくらい虫が増えていた。
が、景色は最高なので、ちょっと居座り、2人で山について熱く語った。
彼もかなりの山好きで、とくに屋久島が一番好きで、今回は2週間くらい仕事を休んで来ているらしい。
屋久島も何回も来ているらしく、この方にもいろんなことを教えてもらった。

私は当初、屋久島の滞在期間は5日と決めていた。
このあと、九州の山を登ろうと思っていたからだ。
が、「もったいない!!!」と言われた。
「四国からやったら九州なんか近いしいつでも行けるやろ。屋久島はもういつ来れるかわからんで~。5日で屋久島は満喫できへんで。」と、なぜか説得させられた。
ということで、滞在期間を3日延長した。
彼は、屋久島に来たら、毎回同じ宿(ライダーハウス)に泊まっているらしく、よかったらおいで、と言ってくれた。
その日はユースのキャンプ場で泊まるつもりだったので、2日後に行く約束をした。

それから、一緒に山を降りた。
相変わらず、旅や山について、あつーーーく語り続けた。
昨日のH君といい、魂の熱い山男によく会うなあ~~。
九州の山って、そういうのが集まるのかな??

ちなみに、私が後ろを歩いていたのだが、途中でめっちゃオシッコしたくなって、何も言わずに用を足し、走って彼の後ろにまた戻ったが、まったくそのことに気づいていなかった・・・。
あとで、
「実は、さっきオシッコしたんだよ」と言うと、マジでビックリされた。
「自分、素早いなあーーーー!!!!」と。

万代杉のところでしばし休憩。
飴をくれたり、お水を汲んでくれたり、いろいろよくしてもらった。

登山口に近い川のところで、さきほどのご夫婦に追いついた。
4人で、千尋の滝のところで写真を撮り、別れた。

結局、大阪の人の名前を聞くのを忘れていた。
2日後に行く約束をしたけど、大丈夫かな・・・??


そして、そのままユースに向かう。

受付で、目のでかいオッサン(オーナー?)に、案内され、キャンプ場へ。

キャンプ場は、だ~~~~れも居なかった・・・。

まあ、そのうち誰か来るでしょう・・・。

テントを張り、お風呂に入る。

おっと、風呂ってどこだっけ。
オッサンにもう一度聞くと、
「は?!さっき言ったでしょ!!!!人の話をきちんと聞きなさい!!!!!」
と怒鳴られてしまった・・・。

へこみつつ風呂に入り、テントに戻り、ご飯の用意をするが、誰も来ず・・・。

結局、キャンプ場の客は私一人だった。


明日は、主峰・宮之浦岳に登るぞーーー!!おう!!

つづく

屋久島旅日記2

2006年08月23日 | 日記
前回の続き



22歳の若者と、お喋りしながら登っていると、しらん間に頂上に到着していた。

1時間半で到着。
登山口に「頂上まで3時間」と書いてあるのは何だったんだ・・・

頂上からの景色より先に目についたのは、干してあるテントだった。
その隣に丸刈りの人がちょこんと座っていた。
なんだ?!この人は?!?!なんで頂上でテント干してんの?!

その人のでかいザックの横にはお遍路さんの帽子が添えられている。

思わず、「お遍路さんが、なぜここに?!」と聞いてしまった。

すると、お遍路の旅に出る直前に、18切符&野宿で九州を旅しているそう。
彼は群馬県から来たH君といい、私と同い年で、同じ日に退職し、旅に出ているという、まさに同じ人種なのであった。

H君は、今まさに私が読んでいる最中の小説(数日前にFさんからいただいた)「深夜特急」の大ファンで、その話でめっちゃ盛り上がってしまった。

大学生の子は、時間がないので先に降りるという。
彼を見送り、景色を楽しんでいると、先ほどの団体さんがご到着。
頂上は人で埋め尽くされてしまった。
ということで、下山開始。
H君とお喋りしながら降りると、あっという間だった。

駐車場で昼食タイム。
桜並木の下だったので、お花見にもなるしちょうどよかった。
私はビールを持ってきていたので、H君に飲ませると、顔が真っ赤に燃えていた。
彼は、お酒を飲むと顔が紅色に染まる体質らしい・・・。

それから、フェリーの乗船まで時間があったので、一緒に温泉に行って、鹿児島の駅まで送ることにした。

近くの小さな商店のおばちゃんに聞くと、お勧めの温泉を教えてもらえた。
車で行くとけっこう近かった。外観も、中も綺麗とはいいがたいが、泉質はかなりよかった
茶色くて鉄っぽいかんじ。
地元のおばちゃん達の会話は、方言がきつすぎて、まるで外国語。
まったく聞き取れないのであった・・・

風呂から上がり、地元のおっちゃんと話をしたが、何を言っているのかほとんどわからず、ヘラヘラ笑っただけだった

そのあと、鹿児島の市街地まで行き、買出しをした。
駅まで行こうとすると、H君は港周辺で野宿したいので、港で降ろしてくれればいいと言う。
ということで、港までご一緒することに。
フェリー「はいびすかす」に乗るために、谷山港へと向かった。


・・・が、谷山港は広すぎて、どこが「はいびすかす」の乗り場か、まったく見当もつかない。
そこらへんの会社の人に聞いてみた。
すると、「はいびすかす?!聞いたことないな。なんじゃそりゃ」
はいびすかすは、もともと貨物船だったのを、けっこう最近人も乗せるようになったらしいのだ。
だから、地元民にもあまり知られていなかった。
その会社の人が、いろんなところに電話して聞いてくれた。
そして、やっとわかったらしい。
しかし、なんと「ここから20分はかかるよ」、とのこと・・・。
どんだけ広いねん。谷山港。
出港時刻まで、あとわずか・・・。
まじでやばい。
全速力で突っ走った。

何度も道に迷い、もう駄目だと諦めかけたそのとき・・・!!!
「はいびすかす」のピンクな勇姿が・・・。
間に合ったーーー!!

H君とは、再会を約束し、素早くフェリーに乗り込んだ。

(そのあと、H君からメールがきて、私と別れた直後、港の近くで、大学生君がものすごい勢いでチャリを漕いでいるところを見たらしい。
向こうも気づいたので止まって少し話したそう。
なんと、ママチャリだったらしい・・・。)

ちなみにH君とはお遍路で新居浜に来たときに再会できた。


フェリーに乗った瞬間に寝てしまった・・・。



・・・が、夜中の2時に、種子島に到着し、でっかいアナウンスで目が覚めた。
夜中に流すなよ・・・。
おまけに、積荷を降ろす作業の音がすさまじかった。
しばらく眠れなかったが、いつの間にか2度寝していた・・・。


4月8日(土)

目覚めると、窓の外にでっかい朝陽と、屋久島が見えていた。

うぉーーー!!!
屋久島ぁぁぁーーーー!!!!

飛び起きて、甲板に出た。


屋久島がどんどん近づいてくる。


到着し、下船した。

私は真っ先に「モッチョム岳」に向かった。

モッチョムは、晴れた日に行かなければ意味ないからだ。


登山口までは、けっこう時間がかかった。

屋久島は、南国ムードがあふれまくっていた。
私は四国より南に行ったことがないし、こないだまで極寒の地に居たため、何もかもが新鮮で、気持ちよく、すがすがしかった。
植物も、花も、山も、海も、川も南国っぽかった。

うわーーー、すっごい居心地いい~~~


モッチョム登山口に到着。

駐車場で、夫婦の登山者に話しかけられる。
「帯広からきたんですかー?!」
私の車のナンバーを見たらしい。
ちょっと話して、「ではまたすぐに追いつかれるでしょうから・・・」と、先に出発された。

準備が整い、出発しようとすると、大阪ナンバーの車から一人の男性が出てきた。
なんか見たことあるな~~~・・・
あっ!フェリーに乗ってた人だ!
「あの~、さきほどまでフェリーに乗ってた人ですよね~~??」
いきなり話しかけたので、かなりビックリしていた。
その人は、大阪から来た人で、私と同じく、屋久島に着いてすぐにモッチョムに登るつもりでいたらしい。
「まあ、あとで会うやろ・・・。」
と、その場で別れた。

登山口で、そのへんを散歩中の鼻毛のおっさんに話しかけられた。
「えっ、ひとりで登るの?!絶対無理だよ!やめときな!!!」(鹿児島弁)
と言われた。
そんなに危ないのか、モッチョムは。
しかし絶対無理って決め付けられた・・・
だが、無視して登り始めた。

といっても、登山道は別に普通である。
さすが屋久島、4月なのにめちゃめちゃ暖かい。
新緑は眩しいし、リンゴ椿の花がいっぱい落ちていて、華やか。
植物は南国チックで、見たこともないような草木が生い茂っている。
沢には清水が流れ、飲んでみたがうまい。
エキノコックスの心配もないし、がぶ飲みした。

少し登ると、駐車場で会った夫婦に追いついた。
奥さんに「学生さん??」と無理のある質問をされ、ちょっといい気になり、この旅のことをベラベラ話してしまった。
えらく感心されてしまった。
で、「どちらから?」と聞くと、なんと屋久島民だという。
転勤になり、今屋久島に住んでいるらしい。
「宝くじが当たったみたいに喜んだ」と、お二人は言っていた。うらやまし。
う~~~ん、なんとも可愛らしい夫婦である。

しばらくすると、「万代杉」に到着。
デッカイ杉である。
縄文杉のように立ち入り禁止というわけでもなく、普通に触れられる。
でも、痛めないように気をつけなければならない。

万代杉で写真を撮りまくり、おしゃべりしまくり、頂上へと向かった。
私の方が先に歩いていて、一人だったが、見たこともないモッチョムの岩肌に
感動し、「うわーーー」「すげーーーー」などと雄たけびを上げていた。
頂上に行くまでは、アップダウンがすごかった。
そして、ラストはデッカイ岩をロープで登る。
登りきると、そこは頂上だった。


つづく

また瓶が森(嵐)

2006年08月20日 | 日記
今、瓶が森ピークにて、嵐の中メール打ってます(>_<)
すごい風&霧!!
おまけに登山道は川と化しとりました。
「意味はあるのか?」と問われたら、「無い!!!」と即答できます。
しかも来週も来る予定だし…

つーか、本当は土小屋から石鎚山に登るつもりだったけど、すごい天気だったので、急遽瓶が森にしました。
登ったことのある山なら耐えられるし。
では、帰ります…(-.-;)

写真は瓶壺です。
洗濯機みたいに回転してました。


松山港

2006年08月16日 | 日記
15:00頃、大分港で食った大盛うどんがまだ消化しきれてネェ…!!(Θ_Θ)
無駄食いはイカンなあ…
フェリーで寝過ごしそうになった。
あぁ、明日からまた学校ナノネ…。

写真は鹿児島。
トッピーからの夕陽です。


屋久島さらば

2006年08月15日 | 日記
たった4日間の滞在だったけど、どの日も晴れてて最高でした…(;_;)
しかも、毎日海中温泉(海のところに温泉が湧いてて、干潮時にしか入れない天然露天風呂)に入り、星空を眺めながらの入浴…(´∀`)
贅沢な日々でした。明日は松山行きのフェリーが夕方発なので九州でもゆっくりできそうです(=^▽^=)
どこいこっかな。