コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

御鉢平一周。 風、強すぎ!!!

2005年09月13日 | 日記
こちらは昨日の続きです、昨日の記事をお読みいただいてからご覧ください。

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トイレの個室に入った瞬間、妙な違和感が・・・。

その違和感の原因は、明らかに、この固定されたタイヤの無いチャリンコだっ!!

用を足したあとに、ペダルを回せと書いてある。

「前に20回、後ろに10回」と、回数まで指定されている。

このトイレは、バイオトイレらしい。
説明書きによると、オガクズにより、ブツが水と二酸化炭素に分解されるんだってー!
すばらしい

ただ、トイレの中でペダルをこいでる自分がちょっとおもしろかった。




黒岳石室のところに、分岐がある。

御鉢平を、右廻りするのか、左廻りするのかをここで決断しなければならない。

立ち止まり、迷っていると、うしろから来た人が右に進んだ。

私も流され右に進む、という日本人らしい行動をとってしまった



その人に聞くと、どうやら、右に曲がったみなさんは「北鎮岳」に登るらしい。
「御鉢平一周します」というと、「けっこう長いよ~!」といわれた。
でも、なんか今日のワタシは絶好調なの天気もいいし


紅葉した木々を堪能しながら進んでいくと、「御鉢展望台」に到着した。

うっひょ~~~!!超でっかい噴火口!!!

硫黄のにおいがすごい。

ほほう、あれが「有毒温泉」かあ~。
絶対に入りたくないネーミングの温泉である。(多分入れないと思うが・・・)


北鎮岳と中岳の分岐のところで、超ファンキーなグラサンをしたイカチィじいさんを発見したので、声をかけた。
(推定年齢80歳)
なんと、旭岳から黒岳まで行って、また旭岳に帰るらしい。
しかも日帰りで!
すっげー元気。
私もばあさんになっても山登っていたい。




中岳を過ぎたあたりからは急に人が少なくなってきた。
自分の視野に、人間の姿が見えなくなると、一人になる。

そして、ひとり孤独に歩いていると、自分との対話がはじまるのである。

ちょっとキャラの違う2人の自分が、なにやら話し合いをはじめるのだ。

その話し合いのテーマは、哲学的なことだったり、ものすごい重い話だったり、逆にくだらないことだったりと、さまざまである。

どうやら、本日はちょっと趣向を変えて、その2人は、しりとりをしているらしい・・・。


3分くらい続いたが、「ガソリン」で終了した。

それから、なぜか、「最近ガソリン高いよねー!」という話になり、「高校くらいのときって、85円とかだったよね~」などと思い出にひたっているときに、急に風が強くなりはじめた!!!


間宮岳の頂上くらいまで来ると、猛烈な風になってきた
黒岳の方を見ると、ものすごい上昇気流が発生し、水蒸気が飽和し雲粒となりさらに上昇して、今にも過飽和しそうな勢いである。(ようするに、雲ってきたってこと


それに、寒いなんてもんじゃない。
耳の下のリンパ液の流れが滞っているのがよくわかる。(ようするに、寒くて耳が痛いってこと

御鉢のふちで、一人の背の高いひょろひょろの女が風に飛ばされそうになっていた・・・。


つづく