コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

十勝幌尻

2005年10月31日 | 日記
10月30日(日)

今日は、前々から行こうと思っていた山、「十勝幌尻岳」(1846m)に行く日。

興奮し過ぎて、2時間しか眠れなかった。

5:30起床。
目の下のクマ&目の充血がひどいが、まあよい。
弁当を作り、準備を整え、いざ出発。

空はやや、曇りがち。
時折、晴れ間も出るが、勝幌の頂上は見えない状態。


本日、ご同行のXさんと合流し、車2台で林道へ。
林道の途中に私の車をデポし、そこからはXさんの車に乗せてもらって登山口へ。


登山名簿には、本日、誰の名前も無い。
うう~~ん、やはりこの時期、登る奴などめったにいないのだ。
が、2日前にひとり、3日前にもひとり登っていらっしゃる。
3日前の人物は、なんと某山岳会長であった。
ひとりで来てたんだ~~~!すげぇ。さ・す・が。


この山は、距離は短いのだが、登山口から頂上までの標高差が1210mもある、傾斜のキツイ山である。
毎日、通勤時に眺めている。「デッケェ山じゃのう~~~」と、密かに憧れていた。


登山口に入り、作業道を少し登ると、2つ目の土場に出た。
そこからピンクテープに案内され、オピリネップ川沿いの緩やかな登山道を進んでゆく。
上空の分厚い雲は消えてくれそうにない・・・。
まあ、日に焼けないからいいワイ。
それに、気温がやや高めで、風もなく歩きやすい。
・・・と、思ったのは下界のみであった・・・。


しばらく沢沿いを歩き、何度か徒渉したりして、尾根に取り付く。
熊笹の繁り具合がハンパじゃない。
藪漕ぎしていると、笹の葉が前日の雨でひどく濡れていて、シャツもズボンも靴もビショビショになってしまった。
シャツの着替えは持ってきているが、さすがにズボンは持っていない。
まあ、そのうち乾くだろう、と、思っていたら、本当に乾いてきた。
が、乾いてきたと思ったら、またまた笹の生い茂った道。
カマ持ってきたら良かったぜ。
歩いても歩いても、笹が無くなってくれない。
汗と笹で、全身ビッショリになってしまった。


笹が少し無くなってきたと思ったら、今度は急傾斜である。
この急傾斜は、「永遠に続くのではないか」と思えるほど長く長く続いた。


標高が上がるにつれ、寒くなってきた。(ガクガクブルブル・・・)
それに、雪がけっこう積もっているではないか!!(私の初雪??)
歩く度に「キュッキュッ」と、いい音が・・・。
濡れた服がだんだん冷たくなってきた。
こりゃあ、ツライ。
Xさんが、レインウェアのズボンを貸してくれるという。
申し訳ないが、お借りすることにした。


「肩」に出ると、風も出てきて、寒さ倍増である。
濡れたズボンがシバレてきた。
Xさんには先に頂上のほうへ行ってもらって、ここで着替えることにした・・・。


つづく

夏山を振り返って・・・

2005年10月27日 | 日記
まだ山には行こうとは思っていますが、ここらで今年の夏山を振り返ってみたいと思います。

2年前から登山をはじめたので、やっぱり2年前から振り返ってみようかな??
すべて登頂しました!


<2003年>
9月?日   白雲山(1187m・鹿追町)4人・・・初登山!日頃の運動不足により、貧血・めまいを起こす。
10月?日   佐幌岳(1059m・新得町)5人・・・ひたすら尾根歩き。風強く寒い。筋力が足りないので4本足で登る。下山途中、腹具合が悪くなり、猛ダッシュでひとり下山。

<2004年>
6月?日   アポイ岳(810m・様似町)3人・・・死ぬほど暑く、水が足りなくなる。登山客ひしめき合う。
7月?日   雌阿寒岳(1499m・足寄町)3人・・・体調絶好調!!帰りはオンネトーコース。雨が降り出す。
8月?日   剣山(1205m・清水町)5人・・・ガスで展望ゼロ。しかし、みんなでワイワイ登ったので楽しかった。
8月?日   東ヌプカウシヌプリ(1252m・鹿追町)2人・・・2度も道に迷う。登頂断念までに追い詰められたが、最後の最後で正しい道発見!!!暑かった。
10月?日   雌阿寒岳(1499m・足寄町)4人・・・紅葉を期待したが、まだ青々としていた。かっこいいお兄さんを発見し、Sちゃんとキャーキャー盛り上がる。

<2005年>
6月18日   アポイ岳(810m・様似町)1人・・・初めての単独行。頂上で22歳公務員のK君に出会う。彼に出会ってなかったら単独行にはまらなかったかも・・・。
6月25日   斜里岳(1547m・清里町)1人・・・沢登り、雪渓歩きなど、初めての体験がいっぱいで楽しかった。道に迷うがおじさんに助けてもらう。頂上でいしまるさんに出会う。熊見峠より下山、途中で中標津のおじさんと意気投合、一緒に行動する。妙な物質が落ちていた。なぜ、山道にあんなモノが・・・。
7月3日   雌阿寒岳(1499m・足寄町)1人・・・体調が悪く、ちょっとしんどかった。下りで苦手なタイプの男性につかまり、なかなか開放してもらえず苦痛&苦悩。
7月9日   オダッシュ山(1097m・新得町)3人・・・とにかくダニがすごかった。ダニとの格闘しか覚えていない。下山後、4匹くっついていた。取るとき「プッチン」という音が・・・。登山初体験のM子ちゃんを連れて行ったのだが、これ以来もう二度と誘いに乗ってくれない・・・。
7月17日   摩周岳(857m・弟子屈町)1人・・・摩周湖は晴れていた。嫁に行けそうに無い。蜘蛛の巣がひどかった。頭にダニが・・・。初めてひとりキャンプをする。うるさい連中に怒鳴ってしまった・・・。
7月23日   十勝岳(2077m・美瑛町)1人・・・忘れ物をし、ザックを放り投げ走って取りにいく。が、すこぶる順調。おばちゃん軍団に「速いお姉ちゃん」と呼ばれる。頂上で芽室山の会の会長他4名と出会う。無理やり(?)入会させられる。その日は白金温泉でキャンプ。
8月6日   旭岳(2290m・東川町)1人・・・ロープウェイを使わず下から登る。頂上は風強し。外人多し。この頃から膝が痛くなる。アメリカ人のスティーブと出会う。噛み合わないトークを3時間にわたって繰り広げる。キャンプ場ではおじさん3人組みとディープな山のトークで盛り上がる。
8月7日   原始が原(?m・富良野市)1人・・・登山口で出会った2人のおじさんと1つ目の滝までご一緒する。天使の泉がおいしい。ギンリョウソウを発見。次の日、膝の裏にダニがめりこんでいた。
8月28日   緑岳(2019m・上川町)~白雲小屋1人・・・強烈な生理痛に襲われる。が、すぐに治る。白雲避難小屋にて働いている若者とお喋り。チングルマの綿毛が光を反射して美しかった。膝痛し。
9月3日   両神山(1723m・埼玉県奥秩父)3人・・・初本州の山体験。山登りについて深く考えさせられる。蒸し暑かった。
9月10日   黒岳(1984m・上川町)~御鉢平一周(最高2149m)1人・・・紅葉と、ダイナミックな火口がすばらしかった。いろんな人とお喋りできて楽しかった。バイオトイレに軽くカルチャーショック。イケメンに恵まれる。
9月11日   白雲山(1187m・鹿追町)3人・・・3人で頂上にて昼寝。koenさんより目撃情報あり。
9月17日   利尻山(1719m・利尻富士町)1人・・・往路で覆面パトカーに捕まる。標高0mから登り下り。荷物重すぎ。この山行で色んなことに少しだけ自信が持てた気がする。
9月24日   羅臼岳(1660m・斜里町)1人・・・嵐&頂上での惨劇にやられた。が、今までで一番印象に残る山行となる。Fさんと出会う。telさんより目撃情報あり。
10月1日   剣山(1205m・清水町)1人・・・komatsuさん、笹刈りじいさんに出会う。すばらしい展望&高度感。
10月9日   富良野岳(1912m・上富良野町)~上富良野岳2人・・・ポール眼球バシコン事件で目が痛かったが、ブルーベリーのおかげで治った。樹氷や風景が最高に美しかった。宮王さんとすれ違った、らしい。
10月10日   芦別岳(1726m・富良野市)1人・・・横浜のHさん、東京在住フランス人のEさんCさん、苫小牧のおじさんと出会う。紅葉が美しかった。ワイルドでおもしろい山。ただしコース距離長し。
10月16日   伏美岳(1792m・芽室町)2人・・・日高山脈の展望がすばらしい。帰りに上美生の美味しいパン屋さんに寄る。
10月23日   アポイ岳(810m・様似町)1人・・・雨の降る中の登山。人少なし。帰りに襟裳岬&豊似湖に寄った。


これが今までにコンブが登った山々です。
今年は山でたくさんの方々とのすばらしい出会いがあり、本当に楽しかった。
また、ブログを始めたことでも、すばらしい出会いが多々ありました。
みなさんに感謝します・・・。
ただ、なぜか、出会った方々は男性ばかりのような・・・。
来年こそはすっごい山好きな女性とも出会ってみたいです。

次回は、今後挑戦したい山について熱く語りたいと思います!!!

コンブの好きな映画

2005年10月26日 | 日記


ど~も~。
2日連続、ひとり鍋で盛り上がったコンブです。
どんなに気をつけていても、お豆腐で食道をヤケドしてしまいます。

さてさて、みなさんは映画ってよく見るほうですか??
コンブは多分、あまり見ない方だと思います。
が、た~まにハマったりもします。
しかも、何年も前の映画だったりもする・・・。
今、ハマってるのが、「刑務所の中」という映画です。
実は、前に1回、DVDを借りているのですが、また見たくなり、借りてきました。
主演は山崎努。

地味な映画だけど、すごく面白いので、見てみてくださいね

その映画に出てくる、「アルフォート」というお菓子が死ぬほど食べたくなってしまい、買ってきて10枚いっぺんに食べてしまいました。(アホ)
多分、この映画を見ると、「アルフォート」と、「マーガリン&小倉小豆のパン」と、「麦ごはん」が食べたくなること間違いなし!!!
それから、「よいしょ~よいしょ~」と、「ねがいまーーーす」と、「佐々木さん基準!!」と、叫びたくなることも間違いなし。
(見たこと無い人にとっては、意味わからなくてすいません。


リッピングは違法です、ごめんなさい、知りませんでした・・・。
コピーガードを解除しないDVDのダビングなら違法ではないそうです。

DVD Decrypter

襟裳の春はァ~何もないィ春ですゥ~♪

2005年10月25日 | 日記
10月23日(日)

昨日は、つまらない休日を過ごしてしまったので、今日は充実させたい。

本日もあいにくの雨。
傘さして歩ける山があるかどうか考えてみた。

・・・アポイ岳しかねぇ。


そういえば、sakagさんやU-CANさんも最近、襟裳方面に行っているし、これは私も行かねばなるまい。と、思っていたところである。

アポイは1時間半くらいで登れる山なので、時間的余裕がある。
他も観光したい。
まず、大好きな「襟裳岬」に寄ろう。
そして、最近存在を知った「豊似湖」にも行きたい。
宮王さんによれば、上から見るとハートの形なのだそう。
早速、ネットで行き方を調べる。
黄金道路を「目黒」というところで曲がり、林道にて奥地に進めるらしい。
なんでも「豊似湖」は秘湖と呼ばれ、観光客なども来ない、ひっそりとした湖なんですって!
ステキですわ


午前8時過ぎ、コンブ家を出発。
2時間半かけて、アポイ岳登山口に到着。
途中、天馬街道の紅葉が美しかった。


駐車場はガランガランである。
去年6月に来たときには、満車状態であったのに。
トイレのシャッターも閉まっている。
トイレ行きたかったのにーーー

・・・と、思って少し歩いたら、ぽっちゃんトイレの方は開いていた。



11:05、登山口出発。
アポイ登山道は、傘をさしても何にもぶつからない。
人も全然いないので、かなり歩きやすい。

ず~~~っと同じペースで、一度も立ち止まらずに歩くと、5合目の避難小屋まで35分で着いた。
ただし、汗だくである。
今日は速乾性の服を着てくるのを忘れた。
ちょっと休んだだけで、風にさらされて死ぬほど寒い。

避難小屋の前で、昼食を速やかに済まし、頂上へ向かう。
紅葉は終わりかけてはいるが、綺麗だった。
途中、5人くらいの人とすれ違うが、こんなに静かなアポイは初めてである。
馬の背から少し風が強くなったので、傘をしまうが、雨は止む気配がない。
ちょっとでも歩くのをやめると寒いので頂上までノンストップだった。


誰もいない頂上にて、少々休憩し、下山開始。
雨で岩や木の根が滑るので注意せねばならぬ。
されど、注意しながら何度も滑りコケるコンブなのであった・・・。

時間も押しているし、またまたノンストップで下山。
登山口に戻ると14:00だった。

襟裳岬へ向けて出発。
風はそんなにないと思っていたのだが、岬に着いた途端、東よりの強風が・・・!!!
驚いたのは波の向きである。
普通、波は沖から陸に向かうものだが、明らかに東から西に向いている。
つまり、横向きの波だ。
岬の先端まで行こうと思っていたが、恐ろしいのでやめた。

森進一の「襟裳岬」を聞きながら、100円ソフトクリームを食べたら、すぐに豊似湖に向けて出発した。


黄金道路は荒々しい波の為、路面が海水で濡れている。
時折、波が車までやってくる。すごい勢いで!!!
やめてくれーーーー!!車が錆びる!!!

目黒で左折し、ちょっと走るとすぐにダートとなる。
時間は16:00過ぎ、ちょっと薄暗い。
やけに鹿が多いなあ~~。
ここは、鹿の楽園かな???

ちょいと細めの林道をタヌキの看板に案内され、終点にたどり着いた頃にはもう16:30近かった。
欝蒼とした森。ここは原始林らしい。
今にも、「もののけ姫」の「こだま」が出てきそうな雰囲気である。

森の中を少し歩くと、豊似湖が出現した。
エメラルドグリーンの湖のお水は透き通っていて、きれい・・・。
鏡のように、山の紅葉が映っている。
鳥とエゾシカの声の他には、なにも聞こえない。
秘境ムード漂う、美しいハート形の湖を独り占め

このハートは一周できるらしい。
が、もうだいぶ薄暗いので、やめておいた。
真っ暗な林道を車で走るのは絶対いやだしーー!!


帰り道も鹿だらけであった。
今日だけで、100頭は間違いなく見かけた。
鹿にも個々により性格が違うらしく、見てておもしろい。
必要以上にビビるヤツ、逆にやけに肝の据わっているヤツ・・・。
根性のある鹿は、車で跳ねられるぞ~というギリギリのところまで行かないと逃げない。
逃げるときも、ゆっくり移動するかんじ。
ただの年寄りだったりして・・・。


それにしても、豊似湖は想像以上によかった。
今度こそハート一周したいし、山の上から見てみたい、と野望は募るばかりである。

帯広市街地、歩いて一周?!

2005年10月24日 | 日記
10月22日(土)

私の住んでいる帯広市。
市街地は「白樺通り」という道道沿いに東西に伸びていてる。
コンブの家は白樺通りから遠く離れた、南のほうの「稲田町」にある。

一度、家から歩いて、市街地を一周してみたいと思っていた。
今日は、雨で山にも行けないので、暇人である。
ということで、このバカバカしい企画を、本日実行することにした。

一応目標を立てよう。
帯広駅付近西帯帯広の森
というループでなければならない。
帯広駅前にある「長崎屋帯広店」と、西帯にある「長崎屋西帯広店」を目標にしてはどうだろう。
要するに長崎屋のハシゴである。
距離数に換算するとトータルでだいたい20キロちょっと。
芦別岳のときは、23キロくらい歩いたので、今回は平地だしヨユーヨユー


ただ、この旅(?)で、一番の恐怖は、知り合いに目撃されることである。
十勝の人はとにかく歩かないので、街を歩いているだけで変態扱いされてしまう。
前も、会社の人に「こないだ車で走ってたら、コンブさんを見かけたよ。何であんなとこ歩いてたの?!?!」と、しつこく聞かれてしまい、返答に困った。
「何で?」って、聞かれてもねぇ・・・。
なるべくメジャーな通りは避けなければ。


午前11時、出発!!
まず、近所の売買川の河川敷を歩く。
コスモスがとってもキレイ
川辺では水鳥がヒナを育てている。
ヒナってすごくかわいいな~。

河川敷の途中から、南北に伸びる散歩コースの道が、帯広駅付近まで続いている。
この道はけっこう好き
犬の散歩している人、仲良く歩く老夫婦。絵になる道である。
樹木が紅葉しててすごくきれい。秋だな~。
でも、街路樹って、山の木々よりもどこか悲しげな雰囲気。

家を出発して45分くらいで長崎屋帯広店に到着した。
長崎屋のなかをウロウロし、立ち読みなどをしていると、気がついたら1時間半も経過していた
しかも、その間、一度も座らなかった。(これがいけなかった)

長崎屋を出発し、西へ西へと歩いて行った。
なんだか足がすごく痛い
しかし、座る場所がない為、歩き続けるしかない。
競馬場の前まで来ると、疲れて立ち止まってしまった。
そして、疲れのせいか、だんだんと冷静になってくる。


なんでさっき長崎屋行ったのに、また長崎屋いかなきゃならんの・・・?!
別に買うもん無いやん。
っつーか、車で行けばいいじゃん。
なんで歩いてんの???
ばっかみたい。


旅は、ノリである。と、コンブは思う。
冷静になり、その意味を見出そうとした途端、旅は終わってしまうのだ・・・。

すべてがアホらしくなり、西帯に行くことなく、引き返したのであった・・・。


END




<考察>
やはりコンブは街歩きがちょっぴり苦手らしい。
アスファルトの上を歩くのがしんどい。
それと、靴ヒモをキツく締めすぎたことも敗因のひとつであった。
結局、この日歩いた距離は、だいたい12キロ。
次こそは、西帯まで歩いて行くぞっ

ちず~~~!

2005年10月22日 | 日記
こんばんわ!
今日もくっだらないことをしていた、コンブです。
そちらの詳細はまた、後日アップします。(くだらなすぎて怒らないように・・・

写真は伏美岳の林道の紅葉です

いしまるさんが地図のサイトを紹介してくださいました。
国土地理院の地形図(無料)と、カシミールのサイトです。

よかったらみなさんも利用してくださいね!


国土地理院の閲覧サービス

山と自然の旅(カシミールのソフトのダウンロードサイトがここにあります)

芦別岳・後編

2005年10月20日 | 日記
アクセス10000超えました!
ありがとうございます。
こちらは「芦別岳・前編」のつづきです。
イマイチうまくまとまらず、ダラダラ長いっす。すいません。

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彼ら3人とは、ペースが同じくらいなので自然に一緒に行動していた。
私は最後尾。
やがて、滝が現れた。
「わあ~、マイナスイオンや~~~!」
滝の写真を撮っていると、彼らは気づかぬうちに消えていた。(ってか、置いてかれた
走って追いかけたが、見当たらない。
そして、「道がなんか変だぞ」ということに気がつく。
てゆーか、コレ道じゃねー!!
私はひとり、ものすごい急斜面の薮の中にいた。

やべぇ、迷った・・・!!
しょうがないので笹などをロープ代わりに掴み、急斜面を登った。
道がありますように・・・。
3分ほど登っただろうか、高巻きの道に出た。
やったー!!!
そこから猛ダッシュ。
前方に彼らがいた!!
よかったー!!ほっ。
しかし、彼らは私が迷っていたことには気づいていなかったご様子。
だまってついて行くワタシ。大和撫子。
一人で歩こうとしていたのに、いざ仲間ができると、一人になるのが妙にツライ。
みなさんはそういう心理状態になったことはありますか??

そして、「ユーフレ分岐」に到着。

そこからは沢沿いの道をひたすら歩く。
紅葉が美しすぎる。
が、道はぬかるんでいて、靴がぐちゃぐちゃだ。

3人とも、時々私のことを気遣ってくれる。優しさが胸にしみまくった。

途中から私が先頭になった。
しかし、道を間違えまくって、かなり頼りにならない先頭だったので、Hさんと交代を余儀なくされた。

水場で休憩。
水場は沢である。大丈夫だろうか・・・。
彼らはガブガブ飲んでいる。
つられて私も飲んでしまった。
エキノコックスなんぞ「くそ食らえ」じゃい(リアル)
Hさんからバナナをいただいて、4人でしばし談笑。
(どうもごちそうさまでした。
Eさん&Cさんによると、フランスでもバナナを食べるらしい・・・。

地図を見ると、この地点でまだ登山口から頂上までの4割ほどしかきていない。
こんなに歩いたのに、まだ半分以上残ってるなんて・・・
噂どおり、一筋縄ではいかんな。芦別は。

尾根に出るまで、めっちゃ急な坂を登ってゆく。
3人とも、めっちゃ早い。
私もがんばってついて行った。
汗だくである。
やっと尾根に出た。
左側には、富良野の盆地、夫婦岩が見え、右側にはきりぎし山、色とりどりの紅葉・・・。
一人だったらきっとここでのんびり過ごしていたはず。
しかし、彼らはどんどん進んでゆく。
聞くと、今日中に千歳空港に行き、東京に戻らなければならないらしい・・・!!
よく芦別岳を選んだなあ・・・。

しばらく歩くと、芦別の頂上が見えた!!
Hさんは「槍ヶ岳にそっくり」だという。
これは、写真などではなく、実際に見るとすごい迫力!!(みなさんもぜひ旧道から見てくださいね
なんか、かっこいい・・・。
しかし、遠いなあ~~~!
いつ着くんだろう。

だんだん、アップダウンが激しくなってきた。
下りが遅い為、彼らと少し距離が空いてしまう。

途中で休憩中のおじさんと遭遇。
例の5:30出発の人である。
「君たち早いね~!おじさんはもうヘトヘトだよ・・・。」
と言っていたので、
「もうすぐですよ!がんばりましょう!」と励ました。
励ましたのは良いが、私もヘトヘトだった。

やせ尾根は実に怖い。
笹であしもとが見えないのでもし根っ子につまずいてコケたりしたら、奈落の底である。
木の枝が顔にバシバシあたってめっちゃ痛い。
ビンタ200往復されてる気分。

そして、おそろしく急な崖(?)を登る。
こ、こここここ怖い!!!!
無理ーーーー!!!!
蒼い顔色をしてやっと登りきったところで、3人が優雅に大判海老センベイをバリバリ食べていた。
「一枚どうですか?」
遠慮なくいただく。バリバリバリ・・・
さきほどの自分の緊張感は一体なんだったのだろう・・。
こやつら何者じゃ?!?!

頂上の尖ったところに、だんだんガスがかかってきた。
3人と話をしていると、おじさんが登ってきた。
おじさんは苫小牧から今朝着たのだそう。
私達にリンゴを振舞ってくれた。
甘酸っぱくて、おいしい・・・疲れが吹っ飛んだ。
こんなにうまいリンゴは初めて食べたかも。

そこからまた何度かアップダウンを繰り返し、草原を抜け、いよいよ頂上のトンガリに挑戦!!!

下から見上げても、けっこう急だ・・・。

3人はさっさと登ってしまった。
私は、苦戦していた。
「これ、ロッククライミングじゃん!!!」
と、思っていたら、Hさんが上から、
「そこ違いますよ。あ~、でも、そこから登ってきたほうが早いですね。」
と、おっしゃった・・・。
最後の最後まで道を間違えた・・・。
情けない・・・、とほほ。

絶壁を登る。
足や手を引っ掛けるところを慎重に探しながら。
怖いもの見たさで下を見てみた。
「ヒィィィ~~~~~!!!」
予想以上の高度感!!!
足を滑らせたらアウトである。
やっと登りきったら普通の道に出た。
それを登っていくと、頂上に到着。
またもや、3人がリラックスしてせんべいを食べていた。(彼らから疲れの表情がまったく見えない!!!すごすぎ。)
結局登りは(休憩含め)5時間30分位かかった。

周りはだいぶガスってきていた。
なんか、雨降りそう。
苫小牧のおじさんも無事到着し、少しお喋りをしたが、彼らは飛行機の時間が迫るので早々と下山開始。
私も着いていくことにした。
しかし、私は膝が痛くなったら怖いので、ゆっくりくだっていると、あっという間に3人の姿が消えた。
早っ

旧道と比べても新道はかなりよく整備されていて、歩きやすい。
だが、旧道はワイルドでおもしろかった。

そこから、地獄の下りが始まった。
さすがに膝が少し痛む。
(しかし、前ほどは痛くないので、だいぶ鍛えられたのかも)
雨が降ってきた!!
ジャンパーを着た。

ところどころで富良野の盆地の景色が見えるのだが、なかなか高度が下がった気がしない。
「まだこんなに高いところにいるのかよ・・・」と、見るたびにヘコむ。

一人で暇なので、歌を歌うことにした。
テーマは、「尾崎」!!!
尾崎しか歌わん、と誓ったが、歌える歌が3曲しかなく、すぐに終了した。(チーン)


なが~~~いなが~~い雨の下り道を下り続け、やっとアスファルトの道路が見えたときには「よっしゃ~!!」と、ガッツポーズしてしまった。

下りは3時間ほどかかってしまった。
もう、辺りは薄暗い。
そこからキャンプ場に置いてあった車のところまでいき、車に乗り込むと、ワイパーに何かがはさまっているのに気がついた。
取ってみると、その紙には、3人からのメッセージが書かれてあった。
(しかも、フランス美女Eさんは字がかなり上手で、漢字も普通に書かれてあった)

疲れなんか、ぶっ飛ぶくらいうれしい演出だった。
あの3人&苫小牧のおじさんが偶然居合わせてくれたおかげで、今回の厳しい登山がすばらしいものになった。
おかげで遭難もしなかったし、みなさんの優しさと人柄に癒されて、疲れも軽減された。
この山行で登山者は4人以外、誰にも会わなかったけど、この人達と出会えて本当によかったです。
ありがとうございました。


ただ、自分の頼りなさには心底がっかりした。
偶然仲間ができたからよかったものの、ずっと一人だったらどうなっていたか・・・。
道を間違えまくり、人に頼ってしまった。
一人歩きの意味ないやんけ。
イチから鍛えなおさんとイカン
反省点の多い山行となった。



それから、帯広に帰って、友達の送別会にちょこっと顔を出し、お家に帰って爆睡した。

本日のディナー

2005年10月18日 | 日記
今日の晩御飯は・・・

・ハンバーグ(ひき肉がたりなかったので刻んだハムを追加)
・10穀米
・かぼちゃの味噌汁(煮込み過ぎた為、かぼちゃの煮物と化す)
・ポテトサラダ&キャベツ&ほうれん草
・納豆
・大根おろし

見た目はイマイチだけど、なかなか美味しかったです
食べ過ぎた・・・うっ

また土曜日雨ですって。
毎週毎週、必ず土曜日雨だよなあ~。
山間部は雪降るかもだってーーーーー!!!!!


芦別岳の続きはもうちょい待ってね!
一応、全部書いたんだけど、上手くまとまらないの。
スランプ


そうそう、姉のブログで天然ボケ度チェックってのをやったんだけど、私の天然ボケ度は67%でした・・・。
ちょっと高くない?!
自分のこと天然だなんて、一度たりとも思ったこと無いんですけど・・・
ちなみにうちの姉は68%だったらしい。
1%勝ったぜ

みなさんもやってみてね

天然ボケ度チェック

伏美岳登って参りました

2005年10月16日 | 日記
今日は、念願の伏美岳登ってきました!!

噂どおり、すばらしい展望の山でした。
(写真は、頂上から見た景色です。日高山脈かっちょいい~~~!)
今日は友達のSちゃんと一緒に登りました。
Sちゃんは登山久しぶり(白雲山以来)で、かなりきつそうでした。
(山道で滑ってコケまくってました

山頂で、弁当を食べようとしたら、箸が無いっ!!!
仕方ないので、手づかみでいただきました。
まぜご飯系のお弁当だったので食いづれ~のなんのって・・・!!!

おじさんに「高校生?」って聞かれた。(インド人もビックリ
無理ありすぎっつーか、痛い。

そうそう、遠くから鹿のおたけびが聞こえました。
「きゃーーーーーーー!!!」って・・・!!
熊に襲われたんでないか?!と、山頂でちょっと大騒ぎになりました。
断末魔?!

林道の紅葉はとっても美しかったです。
帰り道で見たお月さまも美しかった。
ってか、でかくなかったっすか?!

ゴメン芦別の続きはまた来週

2005年10月15日 | 日記
おばんです。

今日、4ヶ月ぶりに美容院に行ってきました。
(4ヶ月前に切ったときに撮った写真がコレです。お気に入りの髪型だったの
毎週山行ってたもんで、髪切る暇なかったけど、やっと切りました。
ほんと、ぼっさぼさで、貞子状態だったのです。

ところがどっこい、なんか、変。

ムッシュかまやつのカツラをかぶった人みたい。

いや、ムッシュは地毛だと思うが・・・
なんでこんなに変なの?!
ちゃんと雑誌どおりにしてくれと、言ったはず。

しかし、私は気がつきました。
・・・変なのは、私の顔のせいだってことに。
この雑誌のモデルの女の子は、かわいいから・・・


芦別岳・前編

2005年10月14日 | 日記
こちらは昨日のつづきです。

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<前回までのあらすじ>
フラヌイ温泉から車で出発した瞬間に親指を立てた若者と目が合い、乗せる気も無いのに思わず停まってしまった俺、コンブ。
もう、乗せるしか選択肢がなかった。
まあ、人生何事も経験さっ



彼はなんと3時間もあそこでヒッチしていたらしい。
あんな街中でつかまるわけないじゃん!!!

しかし、この若者・M君はおっそろしく話しやすい。
こちらがボケると、すかさず的確なツッコミを入れてくれる。
逆に、M君はツッコミやすい面白いボケをかましてくれる。
初対面なのに、こんなに喋ってて楽しいなんて・・・!
彼を乗せて正解だった。

なんでも東京から来ていて、何ヶ月か札幌で働いていたのだが辞め、東京に帰る前に1ヶ月くらいヒッチハイクで旅をしているのだそうだ。
かなやま湖キャンプ場では今日、友達が待っているらしい。(来れるかどうかわからんような奴をよく待てるよな・・・

「明日あの山に登るんだよ~」と、芦別岳を指差したら、
「まじっすか!!!つーかアレ、尖り過ぎじゃないっすか
と、言われてしもた・・・。(たしかに、登れるかどうか自信がにゃい。

私は口下手なので、誰かと話すと必ず沈黙になるのだが、このM君とは一度たりとも沈黙にならなかった。
運転手を飽きさせない話術の巧みさはすごいさすが、ヒッチハイカーである。

やがて太陽の里キャンプ場の近くにきたが、既に辺りは暗いし、ここで会ったのも何かの縁、ということでかなやま湖キャンプ場まで送ってあげることにした。
M君は「いいっすよー!!ここらへんで降ろしてください」と遠慮がちだったが、
「男に二言は無いっ!!」
ということで車は停まることなくかなやま湖へ・・・。
お別れのときはちょっと悲しくなったが、笑顔でバイバイしたさっ
彼とは一期一会だったが、彼と過ごした約1.5時間のことはきっと忘れないぜ


そうして、太陽の里キャンプ場に到着したときには20時近くなってしまった。
めちゃめちゃ疲れきっていたので、2秒で眠れた。


10月10日(月)
またまた4:30起床。
寒くてなかなか車から出られず、結局5:00にやっと起きられた。
それから、飯を食ったり、なんだかんだしていると、早くも6:30になってしまった。
それから30分間、考え事をしてしまう。
何について考えているかというと、今日どうするか・・・である。
それは、新道のピストンで終わるか、旧道~新道を回るか。
旧道~新道だと、10時間ほど歩かなくてはならないらしいので、ちょっと自信がなく、出発の直前まで悩んでいたのだ。
時計の針は7:00を指している。


・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・。

「くっそ~~~~~!!ここまできて何ウダウダ悩んどんねん!!!旧道じゃ、旧道~~~!!!!おお~~~~~~~~っ!!!!!!!」

やけくそになったコンブは勢いだけで旧道の登山口に向かった。

途中で通りすがりのおっちゃんに「山登るの?!ひとり?!女の子なのに?!すごいなあああ~。ここしょっちゅう熊出るよ。気をつけてね。」というエールをいただく。
もしかしたら今日こそ熊に会えるかもしれんな。
かかってこーーーーーい(嘘)

登山口に到着した頃にはもう7:30になっていた。
入山届けでは、今日はまだ1名しか登っていらっしゃらない。
しかも、登山開始の時刻は5:30である。
早いなー!
と、思ったら、登山口に一台の車がやってきた。
よかった~、他にも登山客いた・・・。
ほっとして、先に出発。

出発してすぐにきっつい高巻き。
アップダウンは激しいし、道はところどころ崖くずれで途切れていたりする。
フッ・・・、ワイルドじゃねえか・・・。
高巻きを何度か繰り返したあと、沢のところで道がわからなくなった。
仕方ないので沢の淵を歩こうとしたが、歩く場所がない・・・。
立ち往生していると、「こっち側に道ありますよ!!」と、うしろから天使のお声が・・・!
さきほどの車の人だ。
メンバーは、東京よりお越しの3人組み。
日本人の男性(Hさん)と、フランス人で留学生の美女(Eさん)と、同じくフランス人の男性(Cさん)←東大の物理学Drらしい・・・!!
2人とも日本語ペラペラ。
声をかけられなければ、危うく遭難するところであった・・・。
(一人歩きの意味ないじゃん!!)
それから、彼らとはペースがほとんど一緒だったので自然に一緒に行動していた。
なんと、彼らも昨日富良野岳に登っていたらしい。
しかも、ほぼ同じコース。
世の中にはいろんな偶然があるものだと悟った。

さてさて、無事に芦別岳山頂までたどり着けるだろうか・・・

つづく

富良野岳など(後編)

2005年10月13日 | 日記
こちらは昨日のつづきです。

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7:30頃、登山口で記帳を済ませ、富良野岳山頂に向け出発。
登山客多し。さすが3連休。
登山道はよく整備されていて、けっこうゆるやかである。
しかし、ガスはなかなか晴れてくれない。
ナナカマドの赤い実がとても美しい。
途中でいしまるさんがブルーベリーを見つけた。
いただきま~~~す。
「超うまい
ブルーベリーのアントシアニンが(先ほどポールが眼球に直撃した)目にやさしい。
おかげで、目もだんだん痛くなくなってきた。

しばらく歩くと、また別の白い実を発見。
「白玉の木の実」だそうだ。
「この味は好き嫌いが別れますが・・・」と、いしまるさん。
ひとつ口に入れてみた。
「うまい!!」
タンスにゴンの味がするが、ハーブっぽくてうまい。
こうして木の実をたくさんいただきながら頂上を目指す。

上ホロ分岐の手前か、過ぎたあたりだったかは忘れたが、若いカップルが下ってきた。
稜線は風が強かったので引き返してきたそうだ。
ちょっと羅臼の悪夢がよみがえってきた。
が、わしゃ強風くらいでは引き返さんぞ!!!(慣れちょるばい)

富良野岳分岐の手前で、ハイマツなどの枝に氷がついていることに気が付いた。
「どおりで寒いはずだ・・・」
この樹氷は「えびのしっぽ」といわれる現象らしい。
すごいなあ~、と、思いながら歩いていると、どんどんガスが晴れてきた・・・

「うわあ~~~~!!!」
目の前に広がる幻想的な世界。
すべての枝には樹氷がくっついていて、真っ白である。
樹氷の白に、空の青。
この上ない美しい光景に心が奪われてゆく。
マジスゲエ・・・

そこから富良野岳山頂までは感動の連続だった。
太陽光が氷に反射して、きらきらダイヤモンドのように七色に輝いている。
富良野方面を見ると、紅葉の原始が原が広がっている。
遠くには日高、表大雪、近くにも十勝連峰が見渡せる。
ああ~、今日来てよかったな。
トロトロ準備してよかった。(もうちょっと早く来ていたらガスの中であった
あっさりと山頂に到着し、パンをひとつ食べた。
頂上には続々と登山客が押し寄せるため、狭くなってきたのでパンを食べ終えて、すぐ下山した。

しかし、このまま、いしまるさんと別れてひとり下山するにはまだ時間的に早すぎるし、何より登り足りない。
ということで、上富良野岳まで行くことにした。

稜線を歩くのだが、そんなに風も強くなく、晴れていて(快晴ではないが)気持ちがよい。
ただ、気温が低いので汗はまったく出ず、登り初めてから一度も水を口にしていない。
そのかわり、ブルーベリーや白玉やコケモモなどの木の実をたくさんいただいている。

三峰山を過ぎると、一瞬だけ十勝岳がクッキリ見えた!!
うひょ~~~!
うしろを振り返ると富良野岳がどっしりと聳え立っていてかっちょいい。
それにしても左側は崖である。
落ちないようにまじで気をつけなきゃ・・・。

そうして案外早く上富良野岳に到着した。
安政火山がすばらしく美しい。

ここは上ホロ避難小屋と十勝岳温泉に向かう分岐がある。
いしまるさんとはここでお別れだ。(いしまるさんは美瑛岳まで縦走するので)
どうも、お世話になりました・・・。

それから膝も痛くならずに順調に下っていった。
上ホロ分岐を過ぎたあたりから、観光客らしき人々が目立ち始めた。
14:30、登山口に到着。
駐車場はビックリするほどの大混雑である・・・
駐車スペースが空くのを待つ車がずら~~~っと並んでいて、紅葉を見ている人々の群れが・・・。
温泉に入ろうと思っていたが、こりゃあ無理だ。(中もすごい人!!)
知らない人と、裸と裸がぶつかるのだけは絶対に避けたい。

ということで、すぐにここから退散することにした。

駐車場から車を出して、道路に出たが、こりゃまたすごい大渋滞である。
こんな急な坂道で・・・。
反対車線もすごい行列だったが、こちらの車線もなかなか進まない。
やっと進みだした。
「ふぅ~~っ。」と、溜め息をつき、ふと、メーターのほうを見てみた・・・。

「なにぃぃぃ~~~~~っ
なんと、走行距離が「77777」キロになっているではないか!!!
こんなところでならんでも・・・!
キャメラ、キャメラ!!!
急いでカバンを探ったが、カメラが無ぇぇぇ!!!
そういえばザックの下のほうに入れたんだった!!

後ろから車が来ていたが、申し訳ないとは思いつつ、ハザードを出し停まった(大迷惑)

後ろの車は「プップーーーーーー!!!」とクラクション鳴らしまくり。
そして追い越しの際に
「こんなとこで停まってんじゃねえぞ、コラ
と、怒鳴られてしまった・・・。
すんません。
怒られながらも無事に「77777」をカメラに残し、どこかの温泉に向かって車を走らせた。

すると、上富良野の町で温泉を発見した。
「フラヌイ温泉」という温泉施設である。

入った瞬間、玄関先で、4歳くらいの女の子に
「おねえちゃん、誰?!」と、真顔で聞かれたのにはビックリした・・・。
もしこれが「おばちゃん、誰?」だったら、その場で失神していたかもしれない。

そちらで約1時間半ほど入浴し、再び車に乗り込む。
本日の寝床は、富良野市山部の「太陽の里キャンプ場」の駐車場である。

さあ、行くぞ~っと、走り出した瞬間、こちらに向かって親指を立てている若者を発見した!!
思わず停車してしまった。
別に乗せようと思ったわけではないが、走り始めに目が合ってしまったので、つい停まってしまったのだ。
すると若者は「あざーーーーーーーっす!!!」とお礼を言っているではないか。
ええ~~っ?!乗せるの?!
しかし、どう見ても私より弱そうである。
コイツならカージャックされても勝てそうだし、ま、いっかぁ~。
「どこ行くの?」と聞くと、かなやま湖キャンプ場だという。
方向は一緒だが、私の行く「太陽の里キャンプ場」よりはさらに向こうである。
「途中まででいいんなら・・・」という条件で乗せることにした。

中途半端だが、次回芦別編につづく

富良野岳など(前編)

2005年10月12日 | 日記
10月8日(土)
本日、朝から雨模様である。

3連休の予定としては・・・
今日白金キャンプ場でテント泊
明日富良野岳登山、いしまるさんは上ホロ避難小屋泊なので別れ、下山後どこかで車中泊
明後日芦別岳登山

それから、もうすぐ私の車のメーターが「77777」キロになるのだ!!(大フィーバー
その写真は絶対撮りたい。

ということで、美瑛に滞在中のいしまるさんと合流するため、車を走らせた。
相変わらずの段取りの悪さにより、合流の予定時刻はおよそ2時間ほど遅れた

美瑛に着くと雨は止んでいた。

美馬牛駅にて落ち合い、それから白金温泉まで行く途中にあったオシャレなレストランでランチをおごっていただいた。(ごちそうさまでした!)
そこで、あることに気が付いた。(いつものパターンです

美馬牛駅に健康サンダル忘れてきた!!!

私の車は土禁なので乗り込む前に靴を脱ぐのだが、たまに駐車場に置き忘れることがある。
それを今回もやってしまったのだった・・・。
しかし、ここから美馬牛駅まで戻るのはちょいと距離がある・・・。
・・・健康サンダルよ、君を置き去りにしたことを許してくれたまへ
お台場をウロウロしているときに、足が疲れたので君を購入したんだったね。
長年、ありがとう。

ランチを食べていると外からすごい音がして窓のほうを見ると、さきほどの曇り空は豪雨と化していた。
これからキャンプをするというのに・・・先が思いやられる。

白金温泉に到着し、遊歩道散策・ブルーリバー&白ひげの滝見学のあと、ゆったり入浴。
いいお湯じゃ~~~。

風呂から上がり、キャンプ場に行き、雨の降る中各自テントを張る。
いしまるさんのテントをチラっと見ると、妙に薄っぺらいではないか!!!
聞くとフライシートも無い、ツエルトというヤツらしい。
私が中学生の時に愛用してたペンケースを巨大化したような三角柱のテントだった。

雨が避けられる炊事場にて晩御飯を食べた。
食べ終えたあと、時間を見るとまだ8時前ではないか。
全然眠くないのでお散歩をすることになった。
そのとき、ちょうど雨が止んでいたので傘もささずにウロウロしていると、またもや雨が降り出した。
屋根のあるところに避難したのだが、今度は止む気配も無い。
仕方ないのでびしょ濡れになりながらテントまで戻り、ようやく就寝。

ところが、全身濡れている上に身体も冷え切っていたので全く眠れなかった・・・。
おまけに、歯が痛くなってきた!!!
あのヤブ医者め・・・
寒い、服濡れてる、髪乾かない、歯痛い・・・寝れるかっ!!!
結局、利尻のときと同様、3時間くらいしか眠れず、非情の目覚まし(4:30)が鳴ったのであった・・・。


10月9日(日)
朝起きると、雨は止んでいた。
が、羅臼の時のように山の上にだけ雲がかかっていらっしゃる。

寒い中、朝ご飯を食べて、片付けて、歯磨いて顔洗って着替えて・・・などなどをマイペースでしていると、時間はあっというまに過ぎてゆく。
トロくさい私にいしまるさんはイライラしていないのだろうか・・・。(不思議だ)
とっても申し訳ないが、これ以上早くできないのである。(ごめんなさい!!

そうして、テントをたたんでいる時に、非常に痛々しい(そしてアホな)事件は起きた・・・。

テントのポールを抜くときに、なかなか抜けなかった。
根元から抜けばよかったのだが、横着なことをしてしまった。
説明しづらいが、ポールが湾曲しているときに、根元より離れたところから抜いてしまったために、ポールがすんごい勢いでしなって、こちらに跳ね返ってきたのだ!!!

ビヨン!!バシコン!!!!!

眼球モロ直撃。
自爆した。

痛いなんてもんじゃない。
フライ級ボクサーに素手で顔面殴られたみたいな痛み。
これは失明したかもしれん。
すぐさま鏡のあるところに行き、鏡の前で恐る恐る左目を開けてみる。
見える!!よかった~、失明は免れた。
しかし、左目は真っ赤で涙が次々に溢れ出てくる。
それにやけにまわりが暗く見える。
いしまるさんは一部始終を目の当たりにしていて、心配そうだ。
迷惑かけて、ごめんなさい。

それで猛烈にテンションが下がった。
時計を見ると、もう7時前である。
起きてから2時間半近く経っているのだ!!
信じられん・・・。

白金キャンプ場をあとにし、富良野岳登山口のある十勝岳温泉まで車を走らせた。
目の痛みと、この上ないローテンションの為、会話はほとんど無い。
ところが、十勝岳温泉に近づくにつれ、紅葉の美しさの虜となり、目の痛いのも忘れ、感動していた。
登山口に着いたころには、テンション全快

ワクワクしてきた
よーし、登るぞーーー!!!
(ガスってるけど)

つづく

次回予告!

2005年10月11日 | 日記
おはようございます!
行ってきました、日曜は富良野岳、月曜は芦別岳。
最高でした。
芦別岳の旧道をおススメしてくださった方々には大変感謝しています

明日以降にアップしますので、よかったらまた見てくださいね。

ああ、麗しの「3・連・休」♪

2005年10月07日 | 日記
こないだ3連休が2週連続あったと思いきや、もう次の3連休の御到来

もっち山行きます。
明日は雨ということなので、日曜&月曜に富良野方面に行きます。
今回は、山岳ライターのいしまるさんが北海道に来ているので、途中までご一緒する予定です。
日曜は富良野岳です。
いしまるさんは十勝連峰を縦走しますが、ホーマックで980円の寝袋しか持っていないコンブは無理なので下山します。
月曜はどうなるやらまだ未定です。また十勝岳に登るかもしれないし、芦別岳に登るかもしれません。
コンブを見かけた方は話しかけるもよし、チラ見するもよし、素通りするもよし、好きにしてください。
ただし、モノは投げないでください。

ところで、スゲーおもしろいブログを見つけました。
そのブログはパスワードとか入れなきゃいけないヤツだからここでは紹介できませんが、最強におもろい!!!
腹がよじれるほど笑いました。
ただ、ちょいと下ネタが多いのと、毒舌なのが残念。(コンブは毒舌ネタより自虐ネタのほうが好きなのだ)ハードMだから。

その中の一例
タイトル・バンドやろうぜ!
ライブハウスで、「ギター、ベース、ドラム求む!当方ボーカル」というチラシを見るたびに悲しくなります。

そして、その記事のコメントに、「ジャイアンかよ」というツッコミが・・・!!(ぷぷぷ・・・)

それから、みなさん気になっていたとは思いますが・・・今回の写真も、拝借したのですが・・・、コレ、だれかに似てませんか?!
そう、ゴルフの・・・(これで30分笑った)
激似!!!!!
勝手にパクったので著作権侵害とかで訴えられたらコワイので早めに消します。
拡大して見てみてね。