コンブの日記

山登り、旅、その他コンブが感じたことを綴った日記です!

右膝、大爆笑!!

2005年09月15日 | 日記
こちらは前回の続きです!(9/10表大雪、記事は9/12,13)

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ひょろひょろの女「ザ・コンブ」は風に飛ばされそうになりながらも写真撮影だけはがむしゃらに続けた。

そして、ようやく北海岳の頂上にたどりついた。
北海岳の頂上付近は、赤岳や白雲岳などに通じる分岐にもなっており、向こう側からも人が来た。
その人に話し掛けると、彼は大雪名物四色登山をしているそうだ。
しかも日帰りで。
緑岳、白雲岳、赤岳、黒岳。
残すところ、あと、黒岳のみだという。
この時点で2時くらいだったので、けっこう早く着いたと喜んでいた。


北海岳から黒岳石室に向かう下りで、恐れていた持病の膝の関節痛が出てきた。

そこで、前日に購入していたストックをザックから出し、使いはじめる。
それから、極妻ちゃんからいただいたモーラスという湿布を膝に貼りまくった。
(私が膝痛いってブログで言ってたら、わざわざ江別から宅急便で送ってくれたのありがとう

が、風が強くて湿布がめっちゃ冷えて、なおさら痛くなった。
でも、なんかくやしいので剥さない。

そこからは10分間隔で休憩した。

登りではいっさい痛みはないのだが、長時間下りを続けると、左膝が強烈に痛む。
これは憶測なのだが、骨盤が曲がっているために、変な歩き方になり、膝も変な噛み合わせになって、軟骨がずれ込んでしまって痛むのではないだろうか。
(憶測する前に病院行けよ、というツッコミがどこからともなく聞こえてきます)


左膝をかばうために、右膝に無理が生じ、右膝が笑い出した。

左膝「右膝よ、いつもすまない。」
右膝「いいってことよ、気にすんな。」(うひゃひゃひゃひゃ・・)
左膝「かたじけない!!!」
右膝「困ったときは、お互い様よ。」(あはははははは・・・!)


右膝・・・なんていい奴なんだ・・・!! 笑ってるけど。


赤石川を渡ると、あとは楽チンな登りだった。

登りきると、黒岳石室付近の分岐まで戻ってきた。
ここを出発したのはずいぶん前のことのように思える。
どちらに行こうかと、迷っていたあのころがなつかしい・・・


トイレが近いことだけは誰にも負けない自信のあるコンブは、帰りも同様にバイオトイレに駆け込む。

チャリンコをこぐのもさすがに2回目ということで、正回転20回・逆回転10回をスマートにこなし、トイレを素早くあとにした。


黒岳はだいぶガスがかかってきていた。



石室から黒岳の頂上に着くまでに、少し下るところがあったのだが、膝は全然痛くなかった。
湿布が自分の体温により温まり、温湿布みたいになってて、いいかんじである。



やっと頂上に戻ってきた。
だいぶガスっている。
ここでちょっと休憩することに。

そういえば、今日は自分の写真を一枚も撮ってなかったことに気づく。
誰かに撮ってもらおうかな。

まわりを見回すと、超イケメンの兄ちゃん(推定年齢25歳)を発見した。
私のまわりにはけっこう人がいっぱいいたが、迷わずその兄ちゃんにお願いする。
「すいませ~んシャッター押してもらえませんか~
キモイ
兄ちゃんとしばし談笑した(ちょっとぶりっ子)←まあ、よいではないか、嫁入り前だし
が、兄ちゃんはやや急いでいた様子で、すぐ別れた。
(写真はそのときのものです)



それから頂上をあとにし、膝も全く痛くなく、順調に下っていった。

途中、暑くなってきたのでドリンク休憩をしていると、今度は超イケメンのおっちゃんが現れた。
そのおっちゃんと少し話して意気投合し、気が付いたら一緒に行動していた。
本人は50過ぎだと言っていたが、とても見えない。
顔はかっこいいし、背も高いし、喋っても楽しいし、若い頃はブイブイ言わしてたんだろうなあ~

リフトに乗り、ロープウェイに乗っているときも、会話が弾む
おっちゃんは、愛別岳まで行ってきたそうで、あちらのほうの紅葉は今年は特にきれいだと言っていた。


そして、ロープウェイを降りたあと、思いもよらぬことが起きた。


降り場で、私がよそ見をしている間に、おっちゃんは忽然と姿を消したのである。

一瞬、まかれたと思ったが、あんなに楽しくお喋りしていたのに・・・?
それから駐車場のほうも探してみたが、おっちゃんの姿は、どこにもなかった・・・。

こんな、後味の悪い別れ方って、アリなの?!
もしかして、私はまぼろしを見ていたの?!


まあいいや、一期一会ってやつさ。と、クールにあきらめ、温泉「黒岳の湯」に入りに行った。

しかし、あとでよ~く考えたら、単純にトイレに行っただけなのかもしれない・・・