休みの日は、百姓か、家でテレビを見るのがいちばんいいというオヤジ。
そのオヤジが、ある日母に言った一言・・・
「母ちゃん、山いこや」
母、絶句・・・
なにいまの、そらみみ??
それから、山グッズを買いにいったり、ものすごい張り切りようで・・・
母いわく、テレビに影響されたらしい
娘があんなに山に行きまくっていたのにさ
俺に影響されろよな~~~
ほんとは2人で行くつもりだったみたいだけど、
わっしも行くことにした
当然、カナピーとすずりんも。
ああ、久しぶりの山登りです
山登りといっても、このへんでいちばん楽な瓶が森ですが^^;
30分くらいで登れる軽い山です
この山を選んだのは、もちろん父が初心者だから
しかし家から2時間もかかります
遠い
父「お前の車でいくぞ」
コンブ「なんで?!」
父「犬がくさいから」
ああ、ひどい
そして、私の車に乗ったら、
父「これ、全部犬の毛?!」
父「きもちわる~~~~~」
むかついたから、ガソリン代全部出してもらいました
瓶が森林道は、紅葉まっさかり!
赤、オレンジ、黄色、黄緑、レモン色・・・
言葉では表現できないあらゆる色のコントラストが見事でした
自然の配色は、想像を絶する美しさ。
登山口は人と車であふれかえってました
私はカナピーを背負い、すずりんのリードを持ち、
父と母は荷物を持ちました
で、10歩歩いて、母が
「もうしんどいわ」
はや~~~
父「あとどれくらい?」
まだ出発して1分である
母「あんた、先行かんかい」
コンブ「遅い人が先よ!」
母「母ちゃん、後ろに人がおったら気になるんよ」
超わがままな人たち><
母「わあ~~~、こんなに石づっつあん近くにみたの初めてじゃ!」
3年前にきただろうが><
父「しんどいわ!」
母「休憩しよ!」
スタミナ、ねえ~~~~
休憩ちゅう
反対側の景色。
すれ違うひと、みんなすずりんかわいいと言ってくれます^^
カナピーにはほとんど気づきません
すずりんは、仲良しなんで、いっしょに並んで橋渡ろうとします
しかし、橋は細いので、必ずどっちかが落ちるのでした><
コンブ力持ちでよかった~~
(ハーネスと綱でぶらさがり)
ちょっと急になったら、
父「まだ?」
父「あとどれくらい?」
父「どこいくん?」
父「あと何分?」
あーーーーーーうざい!!!!
コンブ「結果ばかり求めてないで、過程を楽しもうよ!」
父「過程たのしないわ~~~」
コンブ「じゃあ、あの岩のところでやめる?」
父「うん!」
母「頂上までいこや~~~」
意見ばらばら。
父、ぜんぜん景色とか見てないし!
結局、頂上断念したのでした
頂上まで、あと10分くらいなのに。
しかし、そこが寒くて、カナピーがアオッパナ垂れるし、手足が氷のように冷たくなるし、
そんな中、なんとウンコするし・・・
しかも
母「ティッシュ忘れた!」
コンブ「おしりふき忘れた!」
コンブ「カナピーの手袋と上着忘れた!」
母「つまようじ忘れた!」
忘れ物だらけ~~
でも、ごはん食べました
なぜか、ガスとコンロとコッヘルを買ってきていて、
味噌汁とか飲みました。
そんなものより重要なものいっぱいあるだろうが><
登山靴とかさ~~(全員ただのズックでした)
カナピーはそこらへんの草であそぶ。
寒くてウンコ替えたくて、早く下山したいのに、
ひとりタバコを吸いながらコーヒーを飲むオッサン・・・
早くそのコーヒーカップを片付けたいんじゃーーー!
時折、突風が吹く。
そのたびにカナピーがクシャミするし~
父は「寒いわーーー!」と切れながらタバコ吸うし
ああ、やっぱ登山は一人で行くものね!
しかし、帰りに母が
「父ちゃん、今度、別子山いこや~」
といったら、なんと
「うん」
と言ったのでした
案外楽しかったのかな?