花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ギボウシ

2009-07-22 20:10:37 | 
ギボウシ(擬宝珠)
別名 ホスタ ウルイ タマカンザシ デイリリィ

東アジアに分布。
特に日本では、山間の湿地などに多く野生します。とくに花が美しく日陰でもよく育つためです。灰色がかった濃い緑色の葉は、露に濡れた時に日 が当たるとブルーに見えます。

また、包葉に包まれた若い花序ですから、ギボウシ(擬宝珠)に似ることからつけられたのでした。ただ、ギボウシはじみな植物のためなのか、『万葉集』や平安文学には現れませんでした。

でも中国では「玉簪花」(はなのかんざし)という伝説があります。「天女の持つ簪が落ちた場所から」咲いたとされています。簪のようにも見え、可憐な花を咲かせる様子ですね。

また江戸時代では、シーボルトらによって、ヨーロッパに紹介され、大流行で育成されたのです。とくに葉が美しかったので、豪快かつ気品に溢れ、洗練された造形だったのでした。また、花の寿命は短く一日でしぼんでしまうために、「デイリリー」という英名があります。

古来から庭に植えられ、いけ花にも使われます。また、呼び名はまちまちですが、
「うるい」と呼ばれる山菜は、このギボウシのことなのです。

とくに、室町時代ころからといわれて、山菜として分けるようになっていたのでし
た。つまり、山菜として各地で葉柄を食用にしたのでした。3、4月、「うるい」は、これを山菜として販売している場合も多いのですね。わたしは東京に来てから「うるい」と、びっくりしましたよ。はい、葉のきれいさと思っていたら、食べるんだ!となるのでした。

花言葉 落ち着き 沈静 変わらない思い 静かな人 沈着冷静な態度


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