花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ハクモクレン〈白木蓮〉

2013-03-16 10:15:24 | 
ハクモクレン〈白木蓮〉
別名 マグノリア ハクレン(白蓮)

中国原産で、古く日本に渡来した花木です。
中国名には、玉蘭 玉蘭。 
つまり品格のある高貴な花とされています。

日本には、江戸初期に渡来しました。
茶席のいけばななど使用されていました。

梅が終わり、桜が始まる前に、咲きましたのでした。
春の陽射しと共に、銀色の毛に包まれていた蕾から開花。
大柄の真っ白な花びらは、人目を惹きます。
花の咲く向きは上向きで、半開状なのですね。
日が当たると開き、日の沈む夕方になると閉じる。
そして芳香があって。

モクレンは、4月となりますね。

濃紅色の花を咲かせるモクレン〈木蓮〉、
またハクモクレン、コブシ(辛夷)など、
モクレン類は世界でもポピュラーな花木の一つなのです。
海外では全部マグノリアと呼ばれているのでした。

花言葉 自然への愛 恩恵 高潔な心 崇敬 友情

河津桜

2013-03-16 10:14:29 | 
河津桜
日本にあるサクラ。
「かわづさくら」か「かわづざくら」わかりません。
で、2月から3月では、開花する早咲き桜。
ソメイヨシノよりも、花が大きく桃色が濃いし、
春がきた!と思いますねえ。

1955年頃に、南伊豆の河津地方で発見されたものでした。
ひと足早いていたから、桃色ないし淡紅色でいて、
たくさんのことから、いろんなことに咲いていたのでしたようでした。
そして河津桜には、いま満開!

うらうらと、香る堤にて、我想いして、
早春の香りをしたためるのですね。

ボケ(木瓜)

2013-03-07 21:42:03 | 
ボケ(木瓜)
別名 カンボケ(寒木瓜〉

中国原産から日本に平安時代に渡来しました。

実が瓜に似ていて、「木瓜」=もけ となのでしたが、
転訛したことから、「ぼけ」になりました。

寒い冬のころからポツポツと咲き始め、
春になると枝いっぱいが見事。
淡紅、緋紅、白、紅の斑、白など、かわいい。

実を果実酒にはあってね、いい感じでしたよ。

花言葉 先駆者 指導者 妖精の輝き 平凡
    熱情 魅感的な恋

ミモザ

2013-03-07 21:41:33 | 
ミモザ
別名 ミモザアカシア ギンヨウアカシア アカシア
原産地 オーストラリア

日本には明治時代の始めに渡来しました。

早春に淡黄色の花を枝につけて、
光はときに、全てをやさしく包み込みで、キレイです。
都会的には、美しさと香りのよさが親しまれていますね。

ミモザはもともとギリシア語の「アカキア(Acacia)」。
「Akazo(とげのある、鋭い)」が語源でした。

フランスのカンヌでは、
3月にミモザの「花祭り」が行われます。
そして料理で「ミモザサラダ」というのがあるのです。
トマトの上に、タマゴの黄身を、
こまかくいっぱいかけた様子なのです。

冠されたカクテルは「ミモザ」。
シャンパン 1 : オレンジジュース 1
鮮やかな黄色をミモザの花なのですね。

花言葉 真実の愛 秘愛 優雅 友情 プラトニックな愛
    豊かな感受性 堅実 エレガンス

ツバキ(椿、山茶〉

2013-03-07 21:40:06 | 
ツバキ(椿、山茶〉
日本原産

光が明るくなり、暖かさが、
少しずつ寒さにまさってゆくのです。
大きな赤い花と、光を照り返す厚手の葉、実感させてくれます。
日本列島に人々がまだ住んでいなかった時代、
この島の南の大部分を覆っていたのでしたのでしょう。

そして、豊かな日本列島の自然を知り尽くし、
独特の感性を、育みつつあった日本人だったのです。
古くから神聖な樹木として、大切にされています。

また万葉集の頃からよく知られますが、
椿の字は、初めて登場するのでそうです。
室町時代には茶花として観賞されていました。

18世紀にイエズス会の方はヨーロッパに紹介し、
19世紀は園芸を流行し、「椿姫」など小説しました。

さて「あんこ椿は恋の花」「椿三十郎」なら分りますね。
はい、花びらはてんぷらにして、食べられます。
あ、ちいさい頃、花の蜜をのんでいましたねえ。

あしひきの 八峯の椿 つらつらに
    見とも飽かめや 植ゑてける君
         万葉集  大伴家持

花言葉 理想の愛 謙遜 完全な愛 完璧な魅力
    女性らしさ 誇り 美徳 おしゃれ

ウメ〈梅〉

2013-03-07 21:39:13 | 
ウメ〈梅〉
別名 コウブンボク〈好文木〉 ハルツゲグサ〈春告草〉 
   コノハナ〈木の花〉 ハルツグサ〈初名草〉ニオイグサ〈匂草〉
   カザミグサ〈香散見草〉 カゼマチグサ〈風待草〉

開花時期は1月20日から4月5日頃です。
今年は寒くなり、東京ではようやく咲きました。

さて、ウメは中国原産。

奈良時代に中国から持ち帰ったらしいので、
遣隋使または遣唐使からだったようです。
つまり薬用として、渡ってきたので、
果樹としてその実が梅干に利用されるのでした。

しかし、とてもよい香りでした。
「馥郁たる梅の香り」でしたので、
奈良時代にはやはり「花」はウメでした。
万葉集では約120首とかで、二位でした。
一位の萩では、約140首で、桜は約50首なのです。
平安時代になると、紅梅がもてはやされたのでした。

さて梅干しには、江戸時代には各藩が非常食として、
梅干を作ることを奨励したためでした。
つまり、全国に梅林を見られるようになりました。

ちなみに「梅雨」の名の由来は、
梅の実がなる頃に雨が多いかららしいそう。

春されば まづ咲く宿の 梅の花 
  ひとり見つつや 春日暮らさむ
      万葉集   山上憶良

わが園に 梅の花散る ひさかたの
 あめより雪の 流れ来るかも
      万葉集   大伴旅人
   
人はいさ 心も知らず 古里は
 花ぞ昔の 香ににほひける 
      古今集   紀貫之
 
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花
  あるじなしとて 春な忘れそ
             菅原道真

大空は 梅のにほひに かすみつつ
 くもりもはてぬ 春の夜の月
       新古今集  藤原定家

春もやや けしきととのう 月と梅
            松尾芭蕉

白梅や ひと日南を あこがれぬ
            石川啄木

道ばたの 風吹きすさぶ 野梅かな
            高浜虚子

花言葉 厳しい美しさ あでやかさ 高潔
上品 忍耐 忠実 独立 澄んだ心

ソシンロウバイ(素心蝋梅〉

2013-03-07 21:38:00 | 
ソシンロウバイ(素心蝋梅〉

春一番に咲きます。
花の少ない時期に明るい黄色で、
清々しい芳香があるのです。

ロウバイは、江戸時代初期に来ました。
「黄色い梅」とも思われていたのですけど、
漢名では、蝋梅=ろうばい と名づけられたので、
つまり花は半透明でロウのような質感があるのでした。

ソシンロウバイは、明治初期〜中期ぐらいきました。
中心まで黄色一色です。
黄色い鮮やかさとフワーッと鼻に漂う甘い香り。
「全部吸い取るくらいに、吸い続けたようなので」
方達とかでありました。

花言葉 慈愛 慈愛心を持っている 枯淡である
    先導 先見 優しい心 ゆかしさ

フクジュソウ〈福寿草〉

2013-03-07 21:34:34 | 
フクジュソウ〈福寿草〉

別名 ガンジツソウ(元日草) ツイタチソウ〈朔日草〉

原産 日本・中国東北部・シベリア東部

北海道から本州の山野には、多く見られ、
早春のウメの花に、ほころぶころから、
フクジュソウには蕾をもち上げます。
寒さの中ですっくと咲き誇る黄色の花なのです。
あ、小さなですけど。

そして、江戸初期から新年を祝う花として、
正月の床飾りに用いられたことなのでした。
つまり、旧暦の元日頃には、花を咲かせたのでしたね。
いまは正月用のためなら、園芸品種にしているのです。

福寿草の英名は Amur adonis(アムールのアドニス)で、
アドニスには、ギリシア神話の美少年の名前。
アフロディーテとペルセフォネに愛され、
狩りの際、猪に突き殺されたのでした。
英国の赤いフクジュソウには、こんな理由が潜んでいるからか、
花言葉を“悲しい思い出”であるのでした。

さて、根には強心作用、利尿作用があり民間薬として、
しかし、毒性も強く素人の利用は死に至る危険な行為ですね。

朝日さす 老師が家や 福寿草
          与謝蕪村

日のあたる 窓の硝子や 福寿草
           永井荷風

水入りの 水をやりけり 福寿草
           正岡子規

花言葉 幸福 幸せを招く 永久の幸福
    回想 思い出 悲しき思い出