花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

マンリョウ

2008-12-28 09:49:14 | 
マンリョウ(万両)また タチバナ、コウジ。

おなじみの樹木です。冬の明るくなった雑木林では、真っ赤な果実はとても良く目立ちますね。「万両」と縁起が良いところから、「千両」などと、お正月の飾りによく使われますね。

マンリョウの実は、垂れるように付いていて、花も下を向いて咲いています。葉の陰にかくれるように、つくのに対します。センリョウは葉より高く、穂状につきますね。

で、千両よりも、多くの実がつくので、万両とした説。面白くてリッチな名前なのです。何だかお金持ちになったような気がしますようですが。しかし、また、千両よりも、姿がいいからという説もあります。確かに、千両は良く見えますね。

また、マンリョウ、センリョウ、カラタチバナ、ヤブコウジは、たいへんよく似た姿をしています。それぞれ、雪や苔の上に赤い実を落としたいへん風情を感じさせて、まさにヤブコウジ科の王者といつたところでしよう。鳥の落し物の実生苗から育ちやすく、自然の中ではその苗をよく見かけるのだそうです。いずれも古代から人々に親しまれ、「万葉集」、「源氏物語」、「枕草子」にその名を見ることができたのです。

花言葉 寿ぎ 陰徳 徳のある人 慶祝


センリョウ

2008-12-26 07:58:32 | 
センリョウ(千両)

特にお正月の生け花や寄せ植えなどによく使われます。はい、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)ですね。昔から、“赤い実”の植物は大金にたとえて呼ばれます。

常緑低木で冬でも葉が青々しているのと、赤い実が暖かみを感じさせるからでしょうか。

木々が葉を落とし、北風を感じ始める初冬のさびしさのなかで、じつと寒さに耐えている。

千両と万両の名前の違いは、千両は葉の上の方に実をつけるので、鳥に食べられやすます。万両は葉の下に実をつけるので、その分、実がしっかり残ります。で、万両は垂れ下がり、千両は上向きにつくからか、万両の方が重い、千両は軽い、とか名づけられたともいわれます。

千両は江戸時代後期までは「仙蓼」で表現されたようで、「軽い」ことなのでしょうか?

花言葉 富 財産 希望 利益 可憐 恵まれた才能

ヒマヤラユキノシタ

2008-12-25 09:37:58 | 
ヒマヤラユキノシタ また ベルゲニア、ウインター・ベルゲニア、オオイワウチワ(大岩団扇)

もともと、ヒマラヤ地方原産。明治初期に渡来したのでした。ヒマラヤ、シベリア地方に多くて寒さに強く、冬でも常緑の葉を雪の下からのぞかせていることからなのです。

普通は4月から春先に見せますね。でも、11月にもやはり咲くのですよ。たくさんの紫紅色の花が垂れ下がってつきます。意外なほど華やかです。厚い葉と、群咲くピンクの花が特徴、一度でも思えていまいます。

葉は革質で固い。葉や茎にタンニンを多く含むので、ロシアではこのタンニンを製革用に使用しているそうです。

花言葉 順応 切実な愛情 門出 離別 忍耐

マユミ

2008-12-20 07:39:29 | 
マユミ(真弓)(正木)

刈り込みに強く、密生することから生け垣や庭木としてもよく用いられます。花は黄緑色で小さく目立たないから、ほとんど知りませんでしょうねえ。

でも、秋に果実が熟すと、オレンジ色の実をつけるのです。この果実が四つに割れると、中から赤い種子が顔を出して美しいです。

さて、マサキの新葉は柔らかなので、この葉をまるめて笛にするとピーピーと良い音がしますよ。

昔、家のことで、たくさんの樹があったので、よく吹くことがすきだったのでしたのでした。

花言葉 厚遇 知恵

マユミ

2008-12-18 22:18:51 | 

紅葉とクリスマスでなくても、いま赤い実なのですよ。

マユミの「マ」は真、「ユミ」は弓、
すなわち弓を作るのに有用な木の意味だそうです。

花は初夏、新しい梢の根本近くにつきます。薄い緑で、四弁の小花なのです。果実では枝にぶら下がるようにしてつき、小さく角ばった四裂の姿ですよ。

秋が深まるとこの様子がとても美しい。熟すと果皮が四つに割れ、鮮烈な赤い種子が四つ現われるのです。外側が割れて赤い種が顔を出します。パカッと出ますのですねえ。

実がかなり遅くまで残るので、秋と冬にはヒヨドリやメジロが食べにくるそうです。

新芽は山菜として利用されます。天麩羅やおひたしなどに。
ただ種子は有毒で吐き気や腹痛をもよおすのだそうで、食べないように。

さて、”恋人よ”を作詩・作曲した五輪「真弓」なのですね。

花言葉 あなたの魅力を心に刻む 艶めき

ヒイラギモチ

2008-12-16 18:23:53 | 

ヒラギモチ
また クリスマスホーリー、チャイニーズホーリー、セイヨウヒイラギ、シナヒイラギ

中国原産。もともと、花色は白です。
冬になる赤い実がきれい。

一般にはクリスマスホーリーの名で流通していて、寄せ植えにもぴったりの品種で、飾りつけに欠かせないですね。
 
で、ホーリー(Holly)の名は、Holy(神聖な)からつけられ、古くは古代ローマの農神祭に使われていました。のちにキリスト教にとり入れられるようになったのでした。葉のトゲはイエス・キリストの荊冠で、赤い実はキリストの血で染まったと伝えられているからなのでした。

花言葉 先見の明 清廉潔白
赤い実では「炎と生命」「魔除け」

紅葉

2008-12-12 21:07:12 | 
きれいな紅葉になるのは、もともと、秋の霜や時雨の冷たさにもみだされるようにしているのです。そして「もみ出づ」→「もみづ」→「もみじ」→「紅葉」とかあるようです。

紅葉で楽しませています。赤く紅葉するところでは、輝く光に見惚れずにいますねえ。まばゆいばかりの若葉の世界、そんな中で 小さな紅い花が 風にゆれています。しかし、かよわい翼のようで、なんとなくたよりなくて、今にも どこかへ ふぁ~と 飛んで行くように見えます。

しかし、堕ちて逝くのが紅葉の花。

さて、京都にはどこでも、もう紅葉たくさんあります。葉っぱに透けて、赤い色が綺麗にみえます。

秋にしか気にとめないという方も多いかもしれません。でも、春、新緑がとても美しく、若々しい緑色には、わたしは、よく森の生命力を感じていたのでした。

イソギク

2008-12-08 12:34:15 | 
イソギク(磯菊) 別 名 シオカゼギク(潮風菊)

開花時期は、10/25頃~12/15頃。
海岸の崖なので、濃黄色の小さい花。潮風が吹いてきそうな名前です。

さて、表面から見ると葉が白く縁取られているのです。裏面には毛は葉の縁まであるので、白毛が密生しています。

で、古くから栽培されているのです。温暖な地域では、庭園のグランドカバーとして、鉢物として栽培されていることが多いいのです。

花言葉  清楚な美しさ 感謝

イチョウ

2008-12-06 21:53:22 | 
イチョウ(銀杏、公孫樹)

11月中旬~12月上旬のころですね。イチョウは色づいた時の美しさから、銀杏並木としています。

中国原産。裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存している種なのです。アヒルの足のような形の葉っぱは、扇形で切れ込みがあります。そして、秋には黄色く黄葉し、落葉し、みごとに、そこらじゅうに、金色でいっぱいになのです。

こういう言葉など

「金色の ちひさき鳥の かたちして
銀杏散るなり 夕日の岡に」  
            与謝野晶子


さて、平安時代に日本に入ってきたものとされています。古いものでも約1000年くらいの樹齢であると想像され、中には2000年と表示されているものも見受けられます。長寿であり、成長すると巨木になることなど、各地に巨木イチョウが残っているのもあります。

また、雌雄異株であるため、雄株と雌株があります。だから、実は雌株にのみなるのです。そして、種子植物であるイチョウにも精子があることを世界で初めて発見したのは、日本人の平瀬作五郎(東京大学)で、1896年のことでした。現在、東京大学小石川植物園に発見のもととなった株が残っていましたよ。

さて、イチョウの実(正式には種子)は銀杏(ぎんなん、ぎんきょう)ですが、
熱すると半透明の鮮やかな緑になり、おいしい!!独特の苦味と若干の臭気があるため敬遠する者も多いかもしれませんね。

さて、この写真は明治神宮外苑の時です。で、大きな木なのですよ。むかし、むかし、恐竜のころなら上手にたべていたのでしょうね。

花言葉 鎮魂 長寿 詩的な愛 しとやか 荘厳 鎮魂


サザンカ

2008-12-04 23:28:41 | 
サザンカ(山茶花)

花の少ない晩秋から初冬にかけて咲きます。長い間咲き、正月を過ぎても楽しめるのです。

さて、日本が原産地。江戸時代に長崎の出島に、来ていた医師ツンベルクさんが、ヨーロッパに持ち帰り、西欧で広まったのでした。学名も英名もサザンカ(Sasanqua)。

ツバキと似ています。椿は花ごと散るのです、でも山茶花は香りもかすかに甘いです。そして、薄い花びらが1枚1枚にばらばらになっている、控えめなのです。

「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」高浜虚子

童謡「たきび」は
♪サザンカ サザンカ咲いた路 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き♪

昔の俳優ですが、ほとんど知らない方でしょうね。有名な方です。 “山茶花究”という方なのでした。で、この命名の由来は“さざんがきゅう(3 × 3 = 9)”だったのでしたよ。

花言葉 ひたむきな愛  理想の恋  愛嬌、謙虚 困難に打ち勝つ