花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ハボタン

2009-12-29 00:26:42 | 
ハボタン(葉牡丹)  別名「花キャベツ」「牡丹菜(ぼたんな)」

ハボタンといえば、日本の正月飾り、として親しまれています。お正月をイメージするほどですね。紅白の色合いが、おめでたいとされるのです。

もともと、ヨーロッパ原産。
渡来時期は鎌倉時代中期または、江戸時代前期とされています。原型はケールと呼ばれ、本来は野菜として導入されたのです。たしかに、葉はキャベツにそっくり。

貝原益軒は『大和本草』(1709)で、「味よし……植ゑて後三年にして花開く」と書いたのでした。しかし、日本では野菜として利用されるのでは無く、鑑賞用の植物として利用されたのでした。

鮮やかな葉は、まるでバラの花のように華やかなのです。
花壇や庭の一隅を飾るのは、なんといってもハボタンですね。

花言葉 物事に動じない 利益 慈愛 祝福 愛を包む

さて、今日から1月2日、北海道に行きます。
しばらく、お休みです。
では、いってきます。

ゆり

2009-12-25 06:47:47 | 
ユリ(百合)
もともと、日本には、細い茎に大きな花がつくので、風に揺れることから 、
「ゆる(揺)」、それが変化して「ゆり」になったようです。
そして、世界を驚かせたのが「日本のユリ」なりました。

江戸末期に、シーボルトが持ち帰った百合の球根だったので、ロンドンでは高値で競売されたらしいようでした。とくに日本原産のヤマユリには、大変な人気となって、「黄金のユリ」と言われ絶賛されたのでした。

一方、ヨーロッパを教会するユリで、マドンナリリーと呼ばれる純白のユリでした。しかし人々が興味を持つ花では、なかったということなのでした。
いま現在では、日本のテッポウユリが、とってかわりました。

また純白の大輪で世界的な人気品種となった「カサブランカ」。日本のヤマユリとカノコユリなどで、交配されていますよ。日本は百合の宝庫といわれていたのですね。

花言葉 
(全般)威厳 純潔 無垢 注目を浴びる 子としての愛 
(白) 純潔 威厳 無垢

シンビウム

2009-12-25 06:36:50 | 
きれいな花なので、うれしく、いただいたのです。
うれしいですね。ふたつ、送ります。

まず、シンビジウム。熱帯アジア原産です。

気品のある花で花期が長いため、お祝いやプレゼント用に使われるようですね。
1ヶ月以上もあるようです。

シンビジウムにもいろいろあります。でもこの花は、淡いピンクに紅の覆輪。
名がぴったりのとても清楚でいて、華やかな雰囲気ですね。

また「シンビジウム・シーサイド・プリンセス・マサコ」ともいうのです。
皇太子妃殿下の名前にちなんで、命名されたのです。

さてギリシャ語では、舟という意味の「キムベ」、形の「エイドス」。2つの言葉から、花の唇弁の形を意味しているといわれ、シンピジウムと名づけられたのでした。

さて、花の色が淡いことから、花言葉では、「飾らない心」という花言葉が生まれました。純粋な気持ちをそのまま伝えることができそうなのですね。

花言葉
飾らない心 素朴 誠実な愛情 高貴な美人 野心 大志

トビラ

2009-12-17 17:04:53 | 
トベラ〈扉) また トベラノキ〈扉の木)
原産地 日本〈関東以西)朝鮮半島南部、中国大陸南部
海岸では海浜植物などで、潮風や乾燥に強いなのです。

白い5弁の花は良い香りなのです。葉っぱは固い楕円形で、外側に反り返ります。秋に赤い実をつけ、実の中のタネの部分はネバネバになっています。鳥のくちばしなどに、粘着して運ばれるといわれています。

トベラは葉をもむ、枝を折ると青臭いにおいがします。火にくべるとはぜて燃える「パチパチッ」となるのです。それで、枝や葉を焼くと悪臭を放つようなのでした。で「とびらの木」また「とべら」になりました。節分の日には、トベラの枝を戸口にさして、厄鬼を払う風習なのでした。

花言葉 偏愛 慈しみ

オンシジューム

2009-12-16 08:53:40 | 
オンシジューム〈オンシジウム)
別名 スズメラン〈雀蘭) バタフライ・オーキッド ダンシングバレリーナ

原産地 中南米
黄色い、かわいい花がなんとも愛らしいランです。明治時代に渡来をしました。
当時は華やかな雰囲気の花だったのですが、よくなかったようです。

でも1980年代から切り花として、注目を浴びました。意外と寒さに強いので、温室外でも栽培されていますね。いまこの花を普通にいっぱい咲いているのです。ちょっとうれしい。

さて、黄色い蝶の羽がひっついたような、変わった形の花。美しい黄色い花が、舞い飛ぶ蝶を連想させること、スカートを広げて踊っている姿にも似ていること、それで「バタフライ・オーキッド」「ダンシングレディー」など、イメージされたものでしょう。

オンシジュームには、ギリシャ語で「こぶ」に由来。
花弁にこぶ状の隆起があるとことなのでした。

花ことば 神秘的な愛 可憐 気だての良さ つぼみのままでいて 
     清楚  一緒に踊って うららか

コスモス

2009-12-09 11:30:57 | 
342 コスモス また アキザクラ(秋桜)

8月にはコスモスがいろんな公園です。だいたい、10月には終わったようでした。でも、12月にいっぱい咲いていまのです。

原産地はメキシコの高原地帯。
18世紀末には、スペインとイタリアとかで送られました。そして、コスモスを名づけられました。

ギリシャ語をコスモス(cosmos)の語源は星がきれいにそろう宇宙のことなのです。それで、花びらが整然と並ぶこの花から、コスモスと呼ぶようになったのでした。

日本には明治20年頃に渡来。
「あきざくら(秋桜)」と呼ばれていました。花弁の形が、桜に似ているところからの和名です。

日本人好みの花姿のため、盛んに広がりました。 風に吹かれるその姿は、可憐で繊細な感じで、台風で倒されても、茎の途中から根を下ろして起き上がり、また平然と咲き続けていく強さを持っています。日本の風景に、自然にとけこんでいるのですね。

花言葉 真心 乙女の純真 乙女の心 調和 美麗  

ヒイラギ

2009-12-08 23:36:42 | 
ヒイラギ(柊・疼木)別名 鬼の目突〈おにのめつき)

日本産の花木。
葉は固くてギザギザ さわると痛い。さわると「ひいらぐ(疼く。ひりひり痛む)」なので、「ひいらぎぎ(疼木)」となり、「ひいらぎ」になりました。

純白の花には何とも言えない清楚な美しさ。ほのかな香りとともに捨てがたい魅力となります。金木犀とは「モクセイ科」が同じです。10月に金木犀が終わって、11月にはキイラギから咲きます。

親指と人差し指で葉の両側の刺を支え、ふーっと息を吹きかけてくるくる回す。
こんな遊び思い出しますねえ。

古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木に使われていました。つまり、魔除け。オニノメツキがそんな感じです。昔、2月の節分には、葉っぱのとんがりと、イワシの頭を、その匂いで鬼を退散させるのでした。いまは、ただイワシを食べるようですよね。

で、いまクリスマスの飾りでよく使いますが、それはヒイラギではありません。
ヒイラギモチなので、赤い実ですし、葉のとげの形も違います。

つゝしみは 花の中なる ひらぎ哉 芭蕉

柊の 葉の間より 花こぼれ 高浜虚子

ひひらぎの白き小花の咲くときに
   いつとしもなき冬は来むかふ   斎藤 茂吉

花言葉 先見の明 先見性 機智 剛直 歓迎