花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

2008-10-31 12:00:29 | 
チャノキ(茶の木)
あるいは茶樹とも、ひとえにチャ(茶)と呼ぶことがあります。

チャの木は、日本には、もともと自生していたことが証明されていませんでした。インド北部から東南アジア北部、中国南部を通ってきたのでした。中国から製茶・喫茶の文化とともに伝来したものと考えられていてようで、日本は昔の茶畑の跡や茶畑からこぼれた種から生えた茶の木が自然に育ったようなのですね。

さて、お茶の花で、椿の仲間ですから、花も実もよく似ています。10月から12月に花を咲かせます。白い花弁の中に明るい黄色のおしべがたくさんあります。花は下を向いて咲くのです。

お茶の実の表面がはじけて中から3個くらいタネが出てきます。充分に水をやると芽がでてきます。春になると、黄緑色の新芽を出し、これが新茶になるのですね。

さて、もともと、古代に伝わった茶は纏茶(てんちゃ)であったと考えられいました。弘仁6年(815年)の嵯峨天皇には、唐から帰朝した僧に茶を煎じて献上したと記されていたものでした。

しかし、禅寺では栄西らがそれを日本に持ち帰り、日本の緑茶文化を始めたことは有名なのでした。修行中の眠気を払う目的から、茶が自家栽培されていたのでした。それからか、戦場で、現在の何倍も濃い濃度の抹茶を飲んで眠気を覚ましていたのでした。

しかし、茶の湯だが、江戸時代に入ると庶民にも広がりをみせるようになりました。煎茶が広く飲まれるようになったのもこの時期でありました。また、茶会などの作法が伝わり、次第に場の華やかさより主人と客の精神的交流を重視した独自の茶の湯へと発展したのでした。

で、日本茶道のことなど、明治時代に茶道と改称され、ついには女性の礼儀作法の嗜みとなるまでに一般化したのでした。

さて、紅茶、ウーロン茶、お茶など、一般的な飲み物として定着し、チャノキの葉は人間が口にする嗜好品として加工されているのですね。

花言葉 追憶  純愛 追想

テコマリア

2008-10-29 21:00:27 | 
テコマリア また ヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)

南アフリカの原産の花です。温度を保てば温室して、周年開花すれば、一年中、花を咲かせてくれるのです。ただ、普通では、初夏から冬に開花しているようです。
花にはいっぱいあって、可愛いく綺麗な色とか、思わず見てます。

で、細長く扁平な果実が熟すと翼のある種子が、風に乗って飛び散るのですよ。しかし、丈夫な植物で成長が早く、繁殖はおもに挿し木によりますが取木、株分けでも増やす事ができるのですね。

さて、和名はヒメノウゼンカズラですが、ノウゼンカズラとは別属です。でも、小ぶりなので「姫」と付いてるんでしょうねえ。

花言葉 華やかな名誉 愛らしい 女性らしい 柔軟な精神


キダチチョウセンアサガオ

2008-10-27 18:32:46 | 
キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)

原産地は南米のブラジルやインドで、江戸時代や明治時代に薬用として渡来されたものが帰化して野生化していました。春から秋にかけて、トランペットのような大型の花が、下向きに垂れ下がる姿は豪華ですね。

本種はダツラ属に分類されていたので、ダチュラの名でも呼ばれます。また、テンシノラッパ(天使のラッパ)があり、英名のエンジェルストランペットの名でも流通しています。花色は白ですが、淡黄、淡桃もあります。

夜歩いていると強烈と言えるような香りが漂っていました。ようやく、その元が此花だったのでした。この花は煌くのは夜なのですね。秋の夜半、独特の甘い香りを辺りに漂わせ、月の明かりに浮かぶこの花は、なんとなく神秘的な雰囲気を感じさせてくれて、なかなか良いものなのです。

さて、キダチチョウセンアサガオでは、チョウセンアサガオの仲間であるのですね。それは、同様に有毒植物なのです。間違っても口にしないこと!

華岡青洲が日本で初めて乳ガンの手術で麻酔薬したのが、チョセンサガオ、つまりマンダラゲ(曼陀羅華)でしたよね。

花言葉 愛敬 偽りの魅力 変装 


アメリカチョウセンアサガオ

2008-10-26 20:04:43 | 
アメリカチョウセンアサガオ(亜米利朝鮮朝顔) 
また、ケチョウセンアサガオ、 キチガイナス、 ムーンフラワー、ダチュラ、ダツラ、ダツラシ、

原産でアメリカ、メキシコ北部だったのでした。江戸時代から明治時代に日本に入ってきた帰化植物となりました。

夏から初秋に、白く長いロート状の花で、上向きに咲かせます。強い芳香があり、花は夕暮れと共に開花して朝にはしおれてしまいますよ。

実は、柿の実にとげとげがついたような形。とげの部分は柔らかい。なんか不思議な形ですね。

さて自生地 、草地、空き地などに自生したり、庭などで栽培されていまうことがありました。花は鑑賞するに値するきれいな子ですが…野生化して「ゴボウ」などと間違い、誤食される事故がおきていたものでした。

で、種子・茎・葉共に有毒とのことですよ。毛深いのが特長ですから、たぶんまちがえることは、ないと思いますが。

さて、華岡清洲の麻酔薬が、外科手術をしたことで有名ですね。これは江戸時代に渡来した熱帯アジアのチョウセンアサガオで、「曼陀羅華(マンダラゲ)」と呼ばれ、麻酔に使ったのでした。すこし似ていますね。

花言葉 愛嬌 終わらない友情 偽りの魅力

シュウメイギク

2008-10-25 07:27:50 | 
シュウメイギク(秋明菊)
野の風情の花といったらシュウメイギクです!

中国から、非常に古い時代に入ってきた帰化植物になりました。
キンポウゲ科なのですが、キクに似ているところから、この名がありました。

また京都の貴船山に群生が見られたことで、もともとは、桃色でしたのでした。でキブネギク(貴船菊)とも呼ばれているのでした。

さて、細く長くしなやかな茎を持つこの花。茎がくねったり捩れたりして、そして風にそよぐ姿や雰囲気は、野の思い出とか思うのです。で、日陰のなかでひっそりと数輪が白く咲きている。それって、いいですよね。

でも、とてもおしゃれでも、都会的な趣も充分あるのです。確かに「秋明菊」に、お茶席などにも使われるお花です。なんとなく品があって、佇まいが素敵。

花言葉 薄れゆく愛 忍耐 多感なとき

クンショウギク

2008-10-24 08:45:23 | 
クンショウギク勲章菊) また ガゼニア

5~10月の花です。南アフリカの花で、大正末期に来ました。
 
葉は地際から重なって出て、15~20cmの花茎をたくさん出し、美しい花を咲かせます。花の周囲の舌状花は明るい金属光沢を持ち、鮮やかな模様があります。

さて、太陽が昇るとともに開花し、夕方萎みます。つまり、花は日中のみ開き、夜間や曇天の日には閉じる。真夏の強い日差しを除き、日当たりの良いところで育てているのですね。ま、早寝早起きと、太陽を吸い込んだような黄色で似合う花なのですねえ。

で、咲き終わった花は、早めに花茎ごと摘み取れば、つぎつぎと花が咲き続けるのですよ。

花言葉 あなたを誇りに思う 身近の愛 潔白 きらびやか

キバナコスモス

2008-10-21 23:47:22 | 
キバナコスモス また オレンジコスモス

原産地はメキシコ。18世紀末にスペイン・マドリードの植物園に送られ、ヨーロッパに渡来したのでした。日本には大正時代の初めに輸入された記録が残っていたのでした。

黄色や淡黄色やオレンジ色や朱赤色と、などみごとです。でも、コスモスとは異なる花なのです。コスモスなら、楚々とした、たたずまい。でも、キバナコスモスは、野趣が強く、明るさと強靱さをもっているのですよ。

キバナコスモスには、ちょっと近くなるのでしたから、いままで、いくころもあったのでしたが、今年は、行きませんでした。でも、浜離宮恩賜庭園ですが、10月13日までだったのでした。残念でした。

昭和記念公園には、まだコスモスがまだきれい。でも、もうすぐでしょう。
しかし、ようやく、キバナコスモスが盛んにしばらく咲くのですよ。
11月でも、たぶん!

花ことば 野性美 野性的な美しさ


ハゼラン

2008-10-19 21:29:45 | 
ハゼラン(爆蘭)

原産地は熱帯アメリカ。明治の初め頃に輸入されました。で、帰化植物になりました。道端でよく見かけますが、繁殖力が強くなったようでした。

夏から秋にかけて、大きなピンク色で、5mmほどの小さな花で、とても可愛らしい。で、午後3時頃に花が咲き、暗くなる頃にはしぼんでしまうのです。

小さい花なのであまり豪華とはいきませんが、午後3時から咲き、夜になると閉じ、とっても短いからか、面白かったのでしょう。いろんな、たくさんの別名がありました。

「三時花(さんじか)」、 また花火が飛び散るような感じなので「江戸の花火」。また、花の雫、三時草、花火草、午後三時の天使、三時のあなた、三時の乙女、三時の貴公子。コーラルフラワー(英名)。

じつは、テレビとかで「3時に咲く花」とかで、ちょっと見たときとか、あったのでしたよ。

さて葉はゆでて食用にされる、美味しいらしい。

花言葉 真心 永遠にあなたのものである 永久に

ダンギク

2008-10-17 10:54:16 | 
ダンギク(段菊)

別名 カリオプテリス マスタカンサス ランギク(蘭菊) ハナシキブ(花式部) カリガネソウ(雁草)

夏から秋口にかけて、花の付き方に特徴があります。紫色の花が茎をとりまいて 3,4 段に咲きます。”段々”になっているのが、面白いところです。

キク(菊)の仲間ではありませんが、ダンギク(段菊)の名前が付いたからですね。
綺麗な紫色からか、英語では「bluebeard(青ひげ)」とで呼ぶそうです。

で、ダンギクは、古くから栽培がされており、江戸時代の園芸書にダンギクの栽培方法が既に書かれていました。

丈夫な宿根草で、暖地では庭の隅に植えておけば、毎年花が楽しめますね。
九州の山地には自生しているそうです。

花言葉 悩み 忘れ得ぬ悩み 実質を求める


トウワタ

2008-10-16 19:59:24 | 
トウワタ 
別名 アスクレピアス シュッコンパンヤ ヤナギトウワタ パンヤソウ

春から秋にかけて濃いオレンジ色の小さな花を咲かせます。綺麗な色使いですね。

熱帯アメリカ原産。江戸末期に渡来。

小さな花が群がって咲きます。果実が乾燥して割れると、中から真っ白な長い毛のついた種子が出てきます。そして、風に吹かれてあちこちに飛んで行きますよ。

種子の冠毛が、綿のようだからでしょう。シュッコン(宿根)パンヤというのは、その綿状の様子がパンヤに見立てられているのですね。パンヤの実も詰め物などに使われますから、トウワタも、できるかなあ。
            
根や全草に止血や殺虫効果がありますが、嘔吐、不整脈、心臓麻痺等の毒草ともなります。

有毒で、身を守るためにこの葉を食べる蝶(カバマダラ)の幼虫もいますよ。むかし沖縄にいったことがありました。トウワタとカバラダラをちゃんと見ました。

花言葉 行かせてください 心変わり 小さな恋