花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

オウバイ

2008-02-29 22:28:39 | 
オウバイ(黄梅)
別名 ゲイシュンカ(迎春花)・ウインター・ジャスミン(英語)

3 月頃に咲くのです。中国原産で、黄色い花を咲かせます。まだ他の花が少ない時期に咲くから、ゲイシュンカ(迎春花)ともいわれます。花が咲くときにはまだ葉は出ていません。また、黄梅と書きますが 梅とは関係ありません。花も6弁で梅とは異なり香りも少ないのです。

さて、花が枝は横に伸びて地上を這う性質があるそうで、いく条もの緑色の枝垂れた枝に明るく咲くのですよ。

花言葉 ひかえめな美 希望 恩恵 優美 期待

アカシア

2008-02-28 21:23:42 | 
鮮やかな黄色で、ふわふわして玉状の花を、木いっぱいにつけるのです。で、「アカシア」の別名は、「ミモザ」(mimosa)。世界的に最もポピュラーなミモザなら、正確には、フサアカシアだったようです。さてフランスのミモザ祭に使われるのが、3月の「花祭り」なのですね。

またイタリアでは3月にはいると、街中がもうミモザの花も溢れるのだそうです。とくに3月8日は「女性の日」(La Festa della Donna)だそうなのです。この日にイタリアでは、男性が女性に感謝の意を込めて、とくに、勤労婦人(主婦もふくむ)に、ミモザの花束を贈る習慣があるのだそうです。けっきょく、男性は職場の女性同僚、母親、娘、妻、恋人・・・自分にとって大切な人のためにミモザの花束を求めていくようなのですね。花の少ないころに、春の訪れを知らせるのって、楽しくおもいますね。

さて、別名にはミモザアカシア ともいうのですが、なんと、料理ではミモザサラとというのがあるのです。ミモザの花のイメージからで、有名になったのですよ。トマトの上にタマゴの黄身をこまかくいっぱいかけた様子が、この花びらをふりかけたようすに似ていることから、つけていたようだということなのです。また、カクテルの名もつけられているのです。


花言葉 友情 秘密の恋 真実の愛


ダイダイ

2008-02-27 22:35:57 | 
ダイダイは初夏に白い花が咲きます。冬に果実が実るのですね。インド原産です。日本へは景行天皇(本によっては垂仁天皇)のころにされたと「古事記」で考えられています。

果実の色はさいしょは緑ですが、橙色と呼ばれるようになりました。「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、鏡餅などの正月の飾りに用いられました。

もともと、ダイダイの果皮が正月ころには黄金色になり、黄金(こがね)の意味を兼ねて、代々栄えるという意味もありました。また、冬を過ぎても果実は木から落ちず、そのまま置いておくと、実はまた緑色になるのです。で、次の冬には黄色くなるのでした。つまり青い実がなると、今まで自分も若返りして青くなるのだそうで、別名で「回青橙(カイセイトウ)」とかもいうのでした。果実が同一の樹に見られることに由来しています。親子代々、子孫繁栄にあやかってつけられことだったようです。

さて、ダイダイは、汁は酸味が強く風味がいいことから、鍋料理のポン酢の材料として利用されています。しかし、直接食するのには適さないですよ。

漢方では、果実の皮を乾燥させものを橙皮(とうひ)といい、未熟果実を乾燥させものを枳実(きじつ)といい、薬としてまた、香りづけに用いられています。

ダイダイは十字軍の時代にインドからヨーロッパに伝わり、「サワーオレンジ」「ビターオレンジ」の名前で地中海に広く分布したそうです。マーマレードおよび調味料が、だいじになりましたのですね。また、スペインではダイダイの木の花からネロリ油を採るために多量に栽培されているようです。

だいだい全般の花言葉は、温情・泰平
だいだい(木)の花言葉は、寛容・豪快
だいだい(花)の花言葉は、相思・相愛・慈愛

チューリップ

2008-02-26 17:26:18 | 
冬の間、地中に潜っていた芽が、早春とともに顔をのぞかせ、陽光あたたかくなると咲いているのですね。勢い良く茎をのばし、待っています。しかし、でも今、もう咲いていますよ。花色も青以外の赤・黄・オレンジ・白・緑・紫などの数百品種のチューリップ。ゴージャスだけども可愛らしいです。

チューリップの故郷は地中海沿岸から中国の西南部にかけた一帯です。はじめに庭園に植え、観賞用に改良して楽しんだのはトルコの人々でした。

16世紀の頃、チューリップの美しさに感動した外交官が∃-ロッパヘ球根を持ち帰り、その後、17世紀のオランダで熱狂的なチューリップブームが起こり、一気に世界へ広がっていったのです。下級から上級の人々が、こぞって、チューリップの新品種を投機の対象にしたために、経済的混乱に陥ったこともあったのです。「チューリップ乱狂時代」と歴史上になることとなりました。波瀾万丈な時代ですが、いまは本当に数え切れないほどにもあるのですね。

日本にやってきたチューリップ では、薬草の仲間としていたのです。1863年といわれ、薬草の鬱金(うこん)の仲間と間違えて「鬱金香(うこんこう)」と名付けられたのですよ。さてそれで、一部の上流階級の人々や外国人によって鑑賞されるのでした。大正時代では栽培が始まりました。しかし、労働者の1日の賃金がl0銭~20銭の時代に、チューリップの切花は1本5銭という高価な値で売れたのでした。それで、冬場は出稼ぎに行くしかない豪雪地帯の新潟や富出に、米の裏作として注目され、いまも熱心に栽培したのですね。

むかし、ペルシャ人は求婚する際に真っ赤なチューリップを贈りました。赤い花びらの付け根の黒さのように「私の胸が恋心で焼け焦げている」という意味をこめたそうです。チューリップの花言葉とは色によってさまざまな「愛の表示」を伝えるのでした。今日の黄色のチューリップは

花言葉 名声・正直・実らない恋・望みのない恋 

と言うなんとも可哀想な意味があるんですね。

ウメ

2008-02-25 11:27:18 | 
中国の長江流域が原産にして、日本には8世紀半ばに渡来しました。冬の終わりである2月頃に、花粉を媒介する虫の少ない時期に花をつけるのです。6月頃に黄色く熟します。そして、完熟しても果肉に甘味を生じることはないのです。

ウメの語源は中国語の「梅」(マイあるいはメイ)といいます。伝来当時の日本人は、鼻音の前に軽い鼻音を重ねていたmeを/mme/(ンメ)のように発音していたようでした。それが「ムメ」のように言われて表記され、今ではウメとなったのです。

さて、春告草(はるつげぐさ)・木の花(このはな)・初名草(はつなぐさ)・ 香散見草(かざみぐさ)・風待草(かぜまちぐさ)・匂草(においぐさ)と、清楚ながらも馥郁と香るウメの花に、春近しを日本人に愛されたものでした。しかし、もともと、古くに中国からはウメから、鑑賞用だけでなく食用としても重要でした。そして、ウメは花の美しさだけではなく、ウメのいろんなことがあるのですよ。まず「呪性」があると信じられていたようです。

その一つですが、元旦の朝飲む「大服茶」です。茶の中に梅干をいれたものを神に供え、それを主人以下家族一同が回し飲みする風習です。現在は「屠蘇」のほうが一般化しているようですが、以前は近畿地方から瀬戸内地方にかけて、この風習が一般的だったのです。

また「ウメはその日一日の難のがれ」とも言われ、朝梅干を一個たべると、その日一日の災難からのがれられるとか信じられていたのでした。おにぎりに梅干を入れるのは、防腐のためだけでなく、防災の意味も含んでいたのかもしれませんね。

また「ウメの花がたくさん咲いた年はイネが豊作」でした。ウメの「呪性」と結びつけることもあったようでしたかもしれません。

そして、果実を梅干しや梅酒にします。クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高いのです。漢方薬では薫蒸して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされます。中国では話梅(広東語: ワームイ)と呼ばれる干して甘味を付けた梅が菓子としてよく売られているのだそうです。

ただ、未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成するのです。これが胃酸により有毒性を発揮すると、痙攣や呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれているのです。しかし、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などは、アルコールや熱により酵素が失活し、毒性は低下していますよ。

花言葉 高潔 忠義 澄んだ心 忍耐 気品

パンジー

2008-02-24 22:09:56 | 
蕾の下向きかげんが物思いにふける人に見ているのですね。江戸末期に渡来しましたが、花形が人の顔に似ていたことから「人面草」、また、蝶が舞う姿に似ていることから「遊蝶花」とも呼ばれていたのです。「パンジー」はフランス語の「パンセ Pansee」(考える)、「思想」「思い」という意味で由来しています。

和名の「三色スミレ」は、花に青、黄、白、の三色を持っていたことから由来しています。親しみのもてる花故にさまざまな愛称で愛でられますね。三色ときまっていませんから、楽しいです。黒いパンジーを見たこともありますよ。

ギリシャ神話の中であります。春の野に降り立ち、一群れの花を見つけたことになっていまのです。キューピッドが地上に「綺麗な花があるなんて」というと、その花にパンジーにこう囁きました。「私の面影を映してあげよう。人々に天上の想いと清らかな愛を伝えなさい。あなたの行く末が栄光に満ち、この花を見る人に幸せがあるように…」
驚いたキューピッドでした。で、三度キスをすると、パンジーは空高く飛んで行き世界の果てまで広がって咲いたそうでした。その後から、キューピッドは、それからは春の喜びを伝える花としていたのでした。でも、その代わりに、キリスト教では天使がやって来たことになっているのですね。

さて、楽しいものではないのです。王妃マリー・アントワネットは、フランス革命の際です。献身的に手助けをしてくれた愛人フェルゼンに、パンジーの花と「a lui(彼を)」という文字を刻んだ指輪を贈ったと言われています。

またパンジーの花のエキスは、浄化作用、血行促進作用、抗炎症作用があることから、ヨーロッパにおいては古くから皮膚病に効く民間薬として使用されていたろうです。そのエキスを内服すると、去痰作用があるため気管支炎などにも効果があると、さらに、利尿作用もあるため泌尿器の病気など、有効とされていたるでした。

そして、パンジーは恋の媚薬としても活用されてきました。シェイクスピア原作の有名な「真夏の夜の夢」に、眠っている間に花の汁をまぶたに塗ると、目覚めた時に一番初めに見た人に恋をしてしまうという一説です。この花こそパンジーなのでした。本当に媚薬となる効果があるのでしょうか? もし、あるならぜひその効果を使ってみたいですねえ。

花言葉 平穏 私を想ってください 物想い 純愛 心の平和 思慮深い

ラナンキョラス

2008-02-23 10:05:44 | 
まだちょっと寒い時です。でも、花はもう春になりそうに見えるのです。こんなラナンキュラスとかで、思わず「まあ、かわいい!」とか見てしまうので、つめたいでも、見事にみえるのでねえ。

いろんな、ラナンキュラスは、ハナキンポウゲ(花金鳳花)、ラヌンキュラス、ペルシアンバターカップ、とかいいます。

豪華な花を咲かせるのですが「ラナンキュラス」は中近東、東地中海沿岸原産。ラナンキュラスの「ラナrana」とは「カエル」(蛙)という意味で、ラテン語から由来しています。原産地では、湿地に生えることとか、葉の形がカエルの足ににていることもありました。

十字軍がヨーロッパに持ち帰り、改良を加えて、園芸用品種がつくられたのでした。イギリスでは18世紀を中心にフローリスト達によって育種が進み、フローリスツ・フラワーの一つとして盛んに栽培されたようでした。

八重~万重咲の美しい花が咲き、色も豊富で、赤、黄、白、橙、桃、紫、および複輪などがあります。また色鮮やかな花弁の重ねがひときわ厚く、また、大輪の花が満開となれば、花の中でも群を抜くすばらしさなのです。豪華さの点において、この花の右に出るものは、ちょっと見あたりません。まるで薔薇を思わせるほどの絢爛さです。鮮やかな花色とは、代感覚あふれる豪華なスタイルになるのですねえ。これから、ラナンキュロスにはいくつか、ときごきお届けするかもしけませんよ。

いろんな花がたくさんあるから、花言葉があるのです。全部いれませんが、こんなことで、

花言葉 晴れやかな魅力  あなたは魅力に満ちている 華やかな魅力 忘恩 光輝を放つかわいらしさ

そして、「白の花言葉 純潔」いまの花でしょうね。



シロタエギク

2008-02-20 23:51:39 | 
シロタエギク(白妙菊) 
また ダスティーミラー また シルバーダスト また ドワーフ・シルバー 

やはり「銀白」のようですね。白い葉がなんとも、冬らしいのですが大変丈夫な植物なので、年間を通して銀白色の葉を楽しめます。

厚く深い切れ込みがあり、ビロード状の葉が特長です。繊細なレースのような葉が美しい。全草が柔毛で覆われ、その美しい銀白色を保っているのですね。

主に葉の観賞を目的につくられるのですが、真夏と真冬以外は、いつでもタネまきができるのです。そして、春にはかわいらしい黄色い花が咲きますよ。

花言葉 あなたを支える 誠実 うすれゆく愛

キバナマナ

2008-02-19 15:47:46 | 
インド北部から中国にかけての山地が原産地。冬~春になるといっせいに鮮やかな黄色の花をつけます。花でいっぱいになるほどに咲くのが魅力的。枝が長く伸びる性質があり、枝垂れているようです。

キバナナマナ(黄花亜麻)は、学名のまま レインウァルティアと呼ばれることもあります。中国では「雲南月光花」とか「迎春柳」と呼ばれるそうです。花屋の店先でも「雲南月光花」(ウンナンゲッコウカ)とかいっているのです。

キバナマナはアマ科の植物は古代から生活に密着した作物として栽培されていたのでした。茎は繊維となりシャツやテーブルクロスに、また、種から抽出した油は染料になっているのでした。

花言葉:「寛大なる愛」「明るい未来」「通じ合う心」「失望」「失意」とまるで正反対の意味もあって、、

熱海桜(あたみさくら)

2008-02-18 09:47:13 | 
日本では一番早い桜で、沖縄の寒緋桜だと、いままで思っていました。2月になればかならずTVでは、寒緋桜の映像が見たのですね。寒い季節にさく寒緋桜は、花の色が濃くなります。


しかし、その寒緋桜より早く、熱海桜では桜が咲いているのですよ。もう満開!
熱海桜は、ソメイヨシノのように春の光のなかで枝が見えないくらいに、淡いピンク色を木いっぱいに咲きます。ソメイヨシノより大きく花色ももっと印象的なピンクなのでした。

熱海桜はカンヒザクラとヤマザクラの交配種であったようです。カンヒザクラの影響が強いのからか、冷たくしていても、桜としてピンク色の花が見事なのです。


また、カンヒザクラの影響とかで、蜜をよく出すらしいようでした。「ほんとうに、その蜜を狙って、メジロがよくやってくるですよ」だって。


さて、熱海桜は市内各地に約200本植えられているそうです。熱海梅園の入口近くの並木も熱海桜でもありました。梅と桜と、ちょっとうれしい感じでした。