花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ハンゲショウ

2008-08-31 22:41:05 | 
ハンゲショウ(半夏生)。本州から琉球、朝鮮・中国・フィリピンなどです。

葉の濃緑色と純白色部分のコントラス!初めて見てそのすがすがしさに圧倒されたのでした。

半夏の花が咲く頃に、茎の先端の二、三枚の葉が白化するのです。それで半夏生という植物の名となるのです。

で、ハンゲショウが「半夏生」「半化粧」どちらの意味であっても、面白さです。
半化粧で「葉の一部だけ白いので、白粉を塗りかけた、つまり半分しか化粧ができていない」なのです。また表側だけなので、また別名をカタシログサ(片白草)とも言います。

花言葉 内気 内に秘めた情熱

カリアンドラ

2008-08-29 17:04:05 | 
カリアンドラ
またヒネム(緋合歓)、ハエマトケファラ、ベニゴウカン、スリナムゴウカン

原産では、南ブラジル、テキサス、カリフォルニア。
美しいオシベという意味なのです。多数の花が下向きに垂れ下がり、集まって赤いオシベがきれいです。ボンボンのような感じがなんとも可愛くって。

糸状に長く伸びた雄しべが美しいのですが、本当の花は小さくて目立ちませんね。
さて、見たとおり赤いネムノキのようなところですが、まったく属は別のようです。

花言葉 高潔、澄んだ心 燃える恋心 真実 勝利の誓い

ミソハギ

2008-08-28 21:54:55 | 
ミソハギ(禊萩)

6月から8月のおわりにかけ、濃紫紅色の花弁が目立ちます。美しいのでよく庭にも植えられています。

1度にたくさんの花を咲かせると、とても美しい。よくみると花びらにはクシャクシャっとしたしわがあります。それがまた夏の陽射しを乱反射させて、優しく見えるのかもしれません。

ちょうど旧暦のお盆の頃に咲き、仏前に供えられるのでボンバナ(盆花)とも言われます。花穂に水を含ませて供物に水をかけますと、また、精霊棚に水をかけることから、ショウリョウバナ(精霊花)、ミズカケグサの別名もあります。

真夏の風景には欠かせない花なのですね。

さて、植物としては、食用、漢方薬・・いろいろ。

薬用では、千屈菜〈せんくつさい〉と呼ばれ、下痢や打撲に用いられます。開花期に全草の地上部を採取して、天日で乾燥させます。

食用としては、若苗を摘み取り、熱湯で茹でてから水にさらしてアク抜きをしてから調理し、あえもの、炒め物、佃煮、します。花はそのまま生か、軽く熱湯を通してサラダなどにとか。

糖尿病、高血圧、肥満症の改善を目標にお茶として飲まれることもあるのです。

花言葉 純真な愛情  悲哀  慈悲 愛の悲しみ 朴訥

ニーレンベルギア

2008-08-26 17:28:59 | 
ニーレンベルギアまた ギンパイソウ、アマモドキ、カップフラワー

原産地、アルゼンチン、チリ

葉は細く裂けていますが、ドーム状の草姿になり、淡藤色の花が多数咲きます。花びらは薄い和紙のようなカサカサ感があります。最近は耐暑性の強い花です。

ニーレンベルギアは、盃形の花つまり、カップ形の花を上向きにつけて咲かすのです。芝生いっぱいにひろがっています。

よく似た花では「銀盃草」ですが、「葉が靴ヘら状」となり白となります。で、英名ならカップフラワーなのでした。

それで毎朝こんなに、花を開いていますが、夕方には萎れる一日花でした。

花言葉 心が和む 楽しい追憶 平和 愛のささやき 許されざる恋


トウテイラン

2008-08-22 15:55:44 | 
トウテイラン(洞庭藍)
8月から9月にかけて、茎の先にやや細長い花が集まり、多数咲かせます。青紫色の花、るり色の花とかで、粉白色の葉との美しさがあったとかいうのです。

つまり、中国の美しい湖、洞庭湖にたとえられて、名が付いたと言うトウテイランなのでした。命名だそうですが、江戸時代には園芸植物として栽培されていたということなのでした。

もともと、隠岐を中心に京都から鳥取の日本海岸沿いに、ごく僅か自生すると言われています。日本国内で数カ所にしか自生しないといわれていますが、いま、絶滅の危険が増大している種だったのです。

つまり、環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)。
たぶん、サギソウと同じものでしょう。

さて、思わず、素敵な花ですが、海岸に会えることではありません。ちいさな向島百花園なので、けっこう咲いています。もともと、向島百花園にはときどき見にいくのですね。春、夏、秋といろいろおもしろいのです。いま、ジンジャー、ミント、カライトソウ、とかなど、見つけているので、小さいけどたのしい場所です。

ジンジャー

2008-08-21 21:18:36 | 
ジンジャー(花縮砂)またシュクシャ(縮砂)、ハナシュクシャ、コロナリウム

インド、マレー半島の原産。

晩夏から秋にかけて、背の高い大きな花が咲きます。色は白、オレンジ色など。夏の暑さには強い。花の香りが良いので切り花にも使えるのですね。

一日花だが次々と花を咲かせ庭中に甘い香りをさせるのです。とくに、夕方に開き強い香りをみせています。白い花はすごくいい香り♪ くちなしの香りに似てます。


ジンジャーといえば、ショウガも当然この仲間です。で、英語では「ジンジャー」は「ショウガ」なのです。もちろん、ショウガを育てても,このような綺麗な花は咲きませんね。

漢方ではシュクシャ(縮砂)です。また、ハナシュクシャとかなどか、いいような気持のほが、いいかもしれません。

花言葉 豊かな心 あなたを信頼します 無駄なこと 

カライトソウ

2008-08-20 21:16:00 | 
カライトソウ(唐糸草)別名は、トウウチソウ、ハクサネンシス

とても魅力的なのです。夏に枝の先に、つぼみの頃は上を向いています。このように、この花のように、だんだんと重くなるので、垂れ下がるようになります。この花糸の色が目立つのですね。

さて、わが国の固有種なのです。本州の中部地方北部から北陸地方に自生しています。夏~秋のはじめにピンク色に色づく様は非常に美しいです。

カライトソウを和名は、唐糸草。その花の様子が「唐糸」に似ているからだそうです。おしべが長く飛び出していますね。まるで唐から渡来した絹の紐糸のようなのでということなので、この繊細で美しい花を絹糸の束に例えて名付けられました。

夏の暑さも全く苦にすることはなく、毎年美しい花が咲きます。乾いた花が風に揺れる様はとっても素敵です。

花言葉 深い思い 繊細 温かい心

ミント

2008-08-18 21:14:23 | 
ミント また ハッカ (薄荷)
地中海地方、ユーラシア大陸の原産です。

ミントは、清涼感あふれる芳香のあるミントは、多くの地域に分布し現在約50種程が栽培されています。簡単に交配し、交雑種を生むため分類はひじょうに難しい植物です。つまり強健種が多く、どこでも育ちます。とにかく、繁殖力が旺盛であって、零れ種と地下茎により繁殖するのですね。いま畑地などに地植えすると駆除が容易ではなくなり、しばしば雑草扱いされるほどなのですよ。

でも、ギリシャ神話に由来しています。ミントスという美しい乙女は、ハーデスという神に愛されました。しかし、その妻ペルセフォネの嫉妬により草に変えられてしまいます。それ以来ミントスは、その香りで人々を魅了したとされています。

また、「禍害なるかな、偽善なる学者、パリサイ人よ、汝らはミント、ディル、クミンで10分1税として納めて、律法の中にても重き公平とあわれみ忠信とを等閑にす」(マタイ伝第23章23) と聖書にあるように、当時はミントが税金の代わりに納められていました。

やはり、ミントのハーブの一種として、いろいろあるのですね。つまり、「ハッカ」では、 ハーブとして料理や菓子、薬用酒などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーに用いられています。また、成分として含まれるメントールを抽出するのです。で、メントールはミントの爽快味、冷涼感の主体となる成分なのですね。モロッコでは緑茶と生のミントを混ぜたお茶を飲むこともあるそうです。漢方薬(生薬名:薄荷葉(はっかよう))としても清涼、解熱、発汗、健胃などもあります。

ミントは、たくさんありますが、かおりなら、いま見ていたら、「スペアミントまたミドリハッカ」だと思います。香りの強いペパーミントティーを用いられますね。

花言葉 有徳の人 爽快 美徳 永遠の爽快さ 燃え上がる恋

ノウゼンカズラ

2008-08-16 18:46:41 | 
ノウゼンカズラ(凌霄花)

古くに渡来し、鑑賞用に植えられています。夏場、塀や壁に鬱蒼と茂り、古木したところに、花をよく見、橙色の花をたくさんつけます。

夏の花には強い生命力を感じます。

近くの家では大きな庭木絡ませて、10mにも及ぶものがあったのです。花の重みで幹がぎしぎし鳴っていましたのでした。で、暑くなると、花がぼたっと落ちてしまいもったいないような気がします。

また、古来より、この花が芽にはいると失明すると言われ、有毒植物扱いされていたのですが、迷信にすぎないようです。きれいな花には毒があるらしいとか思うのでしょうね。

ノウゼンカヅラは中国原産。

漢字では「凌霄花」と書きます。「凌」は《しのぐ》、「霄」は《そら》の意味で、つるが木にまといつき、天空を凌ぐほど高く登るところからこの名がついたというのですね。

日本には平安時代の9世紀頃に渡来し、古くから薬として使われていました。とても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島から持ち帰ったといわれるもので、金沢市にまだ健在らしい。(樹齢400年以上・・・!)

「凌霄(のうぜん)は妻恋う真昼のシャンデリア」 中村草田男

花言葉 名誉 光栄 名声 豊富な愛情 女性らしい 華のある人




ウマノスズクサ

2008-08-15 21:40:26 | 
ウマノスズクサ(馬の鈴草)

愉快な不思議な植物です。
関東以南の日当たりのよいところ、生えています。葉液から伸びる柄の先につく花は、ラッパ状に細長く、やや曲がっており、先端は平らに開いて、一端がやや尖るという奇妙なものです。

古代の銅剣とトランプのスペードのマークの中間のような形!

で、和名の由来は葉が馬の顔の形に似ているからなのです。
馬の首に掛ける鈴のようだというに命名でした。

昔は、ウマノスズクサの仲間は生薬として重宝されていました。果実は熟れかかった頃に採取し日光で乾燥させる、根は枯れはじめる9月下旬~11月中旬にとり、日光にさらして乾燥、と、いろいろあります。ウマノスズクサの成分がアリストロキア酸など、分かっていたのでした。

さて、蝶を飼ったことがあるようなマニアなら、たいてい知っています。「ああ、ジャコウアゲハの食草ですね」というわけです。8月末ころから、この草によく、ジャコウアゲハが来ているのですね。

花言葉 親切な人