花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

カルミア

2010-05-25 10:54:35 | 
カルミア

別名アメリカシャクナゲ(亜米利加石楠花〉
  ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)

原産地 北アメリカ
日本に入ってきたのは大正時代だということです。

花は咲く前に”こんぺいとう”のような形になり、つぼみに時計のような花が咲きます。
パラシュートのような小花、いっぱいつけます。おいしそう♪おわん”みたい。

薄いピンク色の花は下から覗くと日除け傘のように見え、雄しべの先が黒っぽいのがアクセントになっています。すばらしく魅力ある花木です。

花言葉 大きな希望 大志を抱く 神秘的な思いで
   にぎやかな家庭 賞賛 さわやかな笑顔

エゴノキ

2010-05-24 22:23:52 | 
リハビリに行くために、自転車にのるのです。
このところ、こんな花で、なんかうれしいです。

847 エゴノキ
別名 チシャノキ(萵苣の木) ロクロギ(轆轤木〉
北海道~九州・沖縄まで、日本全国の木です。

5月頃、雑木林に、清楚な花です。わたし,いちばん好きですね。垂れ下げて、かのような白い花を無数には、そこだけ明るく見えます。「森のシャンデリア」とも呼ばれているそなので。

昔、この材をロクロで細工して、おもちゃを作ったのです。この木の白い材は固く粘りがあるからですね。

実の皮には魚毒性のあるサポニンが含まれていて、食べると喉を刺すようなエグ味があるそうです。若い果実を昔では石鹸と同じように洗浄剤として洗濯などとか。で、まず”エグイ(ひどい)”味がするから、この名になりました。

また、古名 では、
チサ(知佐) チサノキ(知佐乃木)(萵苣の木) ヤマチサ
歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に登場するのが、ちさの木なのですね。

『万葉集』です。
長歌にもありました。

・・・世の人の立つることだて 知左の花 咲ける盛に 愛しきよし
その妻と児と 朝よひに 笑みみ笑まずも うち嘆き 語りけまくは・・・
                (大伴家持〉

息の緒に 思へる吾を 山ぢさの
     花にか君が 移ろひぬらむ
          (詠み人不詳)
どれも愛する人に想いにしていますのですね。


花言葉 壮大 熱情

ムラサキハナナ

2010-05-17 11:05:50 | 
ムラサキハナナ(紫花菜)

別名 オオアラセイトウ(大紫羅欄花〉 ショカツサイ(諸葛采)
    ハナダイコン(花大根) 
 
原産地 中国

江戸時代に輸入されました。いまはて野生化し、全土なのですね。

淡い紫色から紅紫色の4弁花を咲かせます。群生している様は非常にきれいです。

正式名は牧野富太郎博士の命名したオオアラセイトウです。でもアブラナ科らしい十字形の紫の花を春からか、一般にはムラサキハナナと呼ばれています。

中国の呼び名では、ショカツサイ(諸葛采)。三国志の諸葛孔明では、出陣のさきざきでこの種子をまき、食糧となるよう栽培したことから。むかし三国志をよく見ていましたのでした。はい、諸葛孔明が大好きなわたしでした。

さて、中国北部では、若い葉は食べられるため野菜であり、種子からはアブラナと同様に油を採取するそうです。

また、ハナダイコンとか、よく見るようなのですね。大根とは違うのです。でも、むかし、母に教えていたのが「大根の花」で、うん、50年まえのことでしたね。

諸葛菜 咲き伏したるに また風雨
           水原秋桜子

大原や 日和定まる 花大根
            飯田蛇笏

花言葉 知恵の泉 熱狂 優秀

ケマンソウ

2010-05-16 21:00:09 | 
ケマンソウ(華鬘草)
(蒲田の近くに会いました。
 一つしかなかったのでした〉

別名 タイツリソウ(鯛釣り草) フジボタン
   ブリーディングハート(Breeding Heart)

原産地 中国 朝鮮半島
日本への渡来は以外に古く、室町時代に渡来しました。
東洋的な雰囲気をもった優雅な花ですね。

4月~5月頃に弓なりにしないますです。実にユニークな形で、ぶら下がるようにハート。
つまり愛らしいので、鮮紅色の美しい花では、10数個の花を1列に咲かせます。

で、ぷっくりふくらんだ2枚のピンクの花で、そこからにょっきりと突き出るように白い。

花の形が仏様の飾りの華鬘に似ていることから、この名前がつけられました。「華」は花、「鬘」は首飾りなのですね。また、まるで釣り竿(花茎)に、魚のタイがたくさんかかっているように見えるところから、「鯛釣草」の別名もあります。

さて、ケシ科と同様にアルカロイドを含み有毒です。毒部位で、全草、茎、葉、根茎ですが、薬用にされるものが多いのだそうです。

ピンクの花びらが2つに割れたあと、その下から血の滴りとなって落ちるような形をしていまから、アメリカでは、
「ブリーディング・ハート(血の流れる心臓)」
と呼んでいます。

花言葉 あなたに従います 失恋 従順 優越 賑やか

カラタネオガタマ

2010-05-09 10:30:06 | 
カラタネオガタマ(唐種招霊〉

別名 トウオガタマ(唐招霊) バナナツリー

原産地 中国南部。
江戸時代中期に渡来。
中国名を「含笑花」なのです。

モクレン科のなかでは最も小さくて、何処からともなく甘ーい芳香がします。
バナナに似た甘くて、きつくなく嫌みのない香りです。
そして、日陰で身をひっそりと潜めながら、頑張って咲いている花なのです。

神社の境内や和風庭園だけ洋風庭園で、良く合い、
縁起の良い木とも言われています。

花言葉 甘い誘惑 嫉妬

ハルジオン

2010-05-08 22:34:35 | 
ハルジオン(春紫苑〉
 
別名 ハルジョオン(春女苑〉 貧乏草
原産地 北アメリカ

あらゆる所に咲き、春の代表的な野草で、白いものからピンクのものまであります。
ギリシャ語には、「eri(早い)+ geron(老人)」が語源で、白い軟毛で覆われた花、という意味のようです。

大正時代に観賞用として都内で栽培。その後、野に出て帰化状態となりました。日本に入ってきた当初には、鉄道の線路沿いに広がったことから、「鉄道草(てつどうぐさ)」と呼ばれたりしていました。ハルジョオンは牧野富太郎の命名で、春に咲く紫苑という意味となりました。

さて、「貧乏草」とかいうので、いろいろあるのですねえ。

・庭に生えていると荒れた感じがして貧乏っぽい
・どんな貧乏な家の庭にも生える
・この花に触ると貧乏になる  こんなのでした。

でも、なんとも貧相なお名前だけど私は結構好き。
可憐な美しい花と思うし、強い生命力を持っていますね。

歌では、
「さだまさし」は「はるじょおん」
「松任谷由美」は「ハルジョオン・ヒメジョオン」

花言葉 思い出の中の愛 追想の愛 さりげない愛