いままで そしてこれから

人の為と書いて・・・

老いは気から

2016-03-26 21:09:39 | 日記
昨年、身の回りで両親の介護が発生しました。
親たちが元気なころには考えてもみなかったこと。
でも、親と同居するということは大なり小なり
必ず起こること。

それに対処して、保険を完備しておくこと。
そんな基本的なことに気が付きませんでした。

というか、父親は気も心も丈夫で、病気になるなんて
ことは、想像もできませんでした。

私たちは、共稼ぎでしたので、収入はそこそこあり
数か月に一度は、ドライブを兼ね、車で東京まで出かけ
観光したこともありました。
また、毎週のように写真撮影に出かけていました。

両親が病に倒れてからと言うもの、病院の看病・
介護・家の手入れ・庭の剪定・樹木の枝打ち・町会の参加、と
自分の時間は無くなってしまいました。

たまに、写真仲間からお誘いの電話が来ても、断ることが続きました。

写真仲間には最高年齢が79才の方がいます。
遠くいる孫にせがまれ、鉄道写真をコンデジで撮影していました。
あまりにも みすぼらしい姿だったので、声をかけ撮影方法を教え
そのうち自分でデジタル一眼レフカメラを購入するまでになりました。

その方は、今は孫より自分が鉄道写真にのめり込み、あちこちで撮影しています。
最初の頃は、列車の上り・下りを間違えて、後ろから列車が来たり ひどいものでした。
また、撮影がないときには吹き矢の練習とか、趣味は多彩です。

腰を曲げている姿は年齢を感じさせますが、気持ちは私たちと そうは変わりません。

私とは20近く離れているわけですが、わたしもこの方のようになれるでしょうか。
趣味を持ち続けること・若い人たちと交流を持つことが、長生きの原動力と思います。

特養に入った両親。
あの時のように、自分の時間を持ち、リフレッシュしたい。
「老いは気から」、のような気がします。