のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



叔母を訪ねて過ごしたひととき

2017年05月19日 | つれづれ日記
90歳になる(89歳?)叔母の家を訪ねました。
その娘である従妹も来ていて、3人でいっしょに食事をし、懐かしい思い出話に花を咲かせました。

叔母は母の妹にあたるのですが、ずいぶん苦労したらしく、父や母にどれだけ世話になったか知れないと会うたびに言います。
高齢ですが、目も耳も達者でおしゃべりが大好きです。

口に上る話題はどうしても昔のことになりますが、わけても戦争中の様子をそれはそれは熱心に語ってくれました。

焼夷弾が落ちる中を母と一緒に逃げまどったこと、死んだ人が転がっている中ジャガイモを抱えて歩いたこと、
帯の中に1升の米を隠して持ってきたこと、竹槍訓練をしたときのこと、など
臨場感たっぷりに話してくれました。

木工所をやっていた祖父のもとには、女学校から竹槍やらなぎなたの注文がじゃんじゃんきたというから驚きです。

実際に戦争を経験し生き延びてきた人たちが少なくなる中、聞いておくべき貴重な話だと耳を傾けました。
繰り返し「これからまた戦争が起きたら、みんな死んじゃうよ」と心配そうに言う叔母。

これからの時代に不安を感じているからでしょう。
時代をつなぐ私たちはこの言葉をもっと重く受け止めなくてはなりません。

一人暮らしの叔母にこれから時々話を聞きに行こうと思います。
血は水よりも濃い、と言いますが、この年齢になって感じることです。


お昼はお寿司さんで、そのあと家でのおしゃべりが長くなったので、夜は冷凍してあったヒレカツと野菜を食べました。

これから、明日の親子教室の準備をします。