国民新党の亀井静香代表代行が衆議院予算委員会で6年ぶりに質問に立った。それまで税制問題や地域間格差問題など深刻なテーマでの質疑が続いた後のこともあって、その質問はコーヒータイムのような雰囲気に終始した。50分の持ち時間のうち答弁の時間はわずかで、そのほとんどが彼の独演会に終始した。
質問には、郵政民営化法案に徹底的に反対し、その結果国会解散に伴う選挙で自民党から対立候補を立てられ、苦しい思いをしながら当選してきた怨念がこもっていた。その態度は雄鶏が敵に立ち向かう時、羽を目いっぱい広げ大きく見せて威嚇する姿を連想させる。質問で言いたいことは、自民党が公明党に助けられて選挙に勝ち政権を維持させてもらっているということのようである。「政策も公明党の言うままで自民党としての主体性がない」「安倍首相は創価学会の池田大作氏と会ったと数紙の新聞に書かれているのにそれを否定している。何かやましいことでもあるのではないかと国民は思う」など独特の口調でまくし立てていた。
かつては亀井派を引き連れて小泉氏と総裁選挙で争い、敗れたとは言えその後も強い発言力を維持していた彼が、自分を追いやった自民党に対し真意がどこにあるのか分からない複雑な態度で質問に立つことは理解し難い。質問なのか意見陳述なのか分からないような質問を続ける姿を見ていて気の毒にさえ思えた。
質問には、郵政民営化法案に徹底的に反対し、その結果国会解散に伴う選挙で自民党から対立候補を立てられ、苦しい思いをしながら当選してきた怨念がこもっていた。その態度は雄鶏が敵に立ち向かう時、羽を目いっぱい広げ大きく見せて威嚇する姿を連想させる。質問で言いたいことは、自民党が公明党に助けられて選挙に勝ち政権を維持させてもらっているということのようである。「政策も公明党の言うままで自民党としての主体性がない」「安倍首相は創価学会の池田大作氏と会ったと数紙の新聞に書かれているのにそれを否定している。何かやましいことでもあるのではないかと国民は思う」など独特の口調でまくし立てていた。
かつては亀井派を引き連れて小泉氏と総裁選挙で争い、敗れたとは言えその後も強い発言力を維持していた彼が、自分を追いやった自民党に対し真意がどこにあるのか分からない複雑な態度で質問に立つことは理解し難い。質問なのか意見陳述なのか分からないような質問を続ける姿を見ていて気の毒にさえ思えた。