たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

なんでもありの北朝鮮

2006-07-07 13:13:47 | Weblog
 アジア諸国をはじめとする国際社会の非難をよそに、ミサイルの連続発射について、北朝鮮は、今回のミサイル発射は軍隊が行った通常の軍事訓練の一環であり、主権国家としてのこのような合法的権利は、国際法やその他のいかなる宣言、共同声明、合意にも拘束されるものではないとの談話を発表した。更に、今後についても自衛的抑止力強化の一環としてミサイル発射訓練を継続するだろうと言っている。要するに国家として当然の軍事訓練であり、他国からとやかく言われる筋合いのものではないというわけだ。
 しかし一方では、米国が米朝二国間協議や金融制裁の解除に応じれば、今後も予定しているミサイル発射実験を凍結する用意はあると揺さぶりをかけている。今回発射されたミサイルの性能がどれ程のであるのか分からないが、韓国や日本など近隣諸国にとっては脅威である。ましてや、既に所有しているといわれている核弾頭の搭載が可能であれば大変な事態だ。このような瀬戸際政策は国際的に孤立を招くことになるが、北朝鮮はお構いなしの感じだ。
 日本が国連に対し、制裁措置を含む決議案を提出したことについて北朝鮮は日本を非難し、対抗(報復?)手段を考えていると不気味な言いまわしをしている。「窮鼠猫を噛む」の諺のとおり、あまり追い詰めるのはよくないとの判断から、厳しい経済措置を行うのは考えものだとの意見もあるが、そうなればますます相手の思いどおりとなる。


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