たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

パワハラ

2006-03-23 07:00:26 | Weblog
 東京都労働相談センターの調査によると、上司が職務上の地位や影響力を背景に職場で嫌がらせをするパワーハラスメントがあった企業が東京都内でほぼ6社に1社の割合に達するという。調査結果によると、上司が「仕事の失敗や実績の低さについて執拗に部下を追及する」ことが社内で問題になったと答えた企業は1.6%、「問題になったことはないが実態としてある」と答えた企業は16.0%だった。大声で怒鳴る上司が問題となった企業は2.2%、問題化しなくてもそうした実態があった企業は14.6%だった。
 この調査結果から見て考えさせられるのはパワハラの中身だ。上司は常に業績を上げるよう部下を指導し監督する立場にある。特に昨今のように成果主義が重要視される中では管理監督者自身が重圧を感じて毎日を過ごしている。部下を厳しく指導する際に、パワハラになるかどうかの判断基準は極めて難しい。本来の業務上の指導か、それとも別の要素が入った感情的なものかの線引きは部下の受取り方次第ともいえる。しかし、厳しい営業活動の中で、このようなデリケートな問題にいちいち気を使って部下を指導監督していかねばならない上司の苦労も大変だ。


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