山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

勇気と勢いで一歩を踏み出して!

2014年11月26日 | 研修会
先週の金曜日(21日)に行われた研修会
「障がいのない”きょうだい”からのメッセージ」
先日のブログにその時のようすを掲載しています。

「障がいのない“きょうだい”からのメッセージ」 ← 先日のブログにリンクします



その中でも触れましたが、障がいのないきょうだいと、
障がいのある子について、親はあんまり話をしてこない人が多いのです。

その理由は、家庭環境や親の性格、きょうだいの年齢などによって違うのですが、
多くは、障がいのある子とずっと生活を共にしているのだから、
きょうだいもある程度のことは知っているはず!と思ってしまっている事や
障がいのある子にばかり手をかけてきてしまったので、
親に対しての不満をもっているだろう、という気持ち
きょうだいに障がいのある子のことで迷惑はかけないつもりだから
何もしらせなくても良いとおもっていた、というような場合などが考えられます。

でも、そのことがかえって”きょうだい”にとっては不安の原因になっているということが
先日の研修会でわかりました。

そして、きょうだいとのコミュニケーションの重要性は分かったので、”きょうだい”と話をしなければ!!
と思った親御さんもたくさんいたようです。
(アンケートにもそのように書いてくださった方がたくさんいらっしゃいました。)

ただ、いざ話をしようとした場合、どんなタイミングで、どんな切り口で切り出せばいいのかが分からない。
という人もたくさんいらっしゃると思います。

実は、私自身もまったく同じでした。
長男とは、障がいのある次男のこと以外については、
結構うまくコミュニケーションがとれていると思っていますが、
次男の事について何か話をしたという記憶は、ほんの少ししかありませんでした。

そこで、講師の有馬先生にメールでご相談していたところ
「う~ん、私だったら今日の研修会の勢いで話しちゃうかも!」と返事がきました。

今日?!
そういえば、県外の大学に行っている長男ですが、
車のタイヤ交換にちょうど帰ってくる日だったのです。
今日がその時なのかもしれない!と私も思いました。

思い切って今日の資料を長男に渡して
「今日、こんな研修会をやってきたんだ、講師はあなたと同じ立場の
障がいのない”きょうだい”の方だったんだよ」と伝えました。

ふうん、というながら資料を受け取らなかったらどうしようと思いながら様子をみていたら・・・

真剣に読み始めました・・・(*_*;ドキドキ
読み終わって資料を私に「ハイ」を返してきたときに
「読んで、どうだった?」と思い切って聞いてみました。

「う~ん、7割くらいは当てはまるかな」との返事でした。
そこから、これまでの気持ちや、いまの気持ちを資料にそって話をすることができました。

生きづらさは感じていないけど、親亡き後の事は心配なこと。
弟の面倒は自分が見ることになるのだろうという事は
いつの頃からということは覚えていないけれど随分前から漠然と感じていたこと。
友達との会話の中できょうだいの話題になったときは、
すぐに弟の障がいのことはカミングアウトすること。
その方が面倒くさくないとおもったからのようです。

それから私も驚いたことは、
障がいのある弟のことを否定したり、そのことで自分になにか言ってくる奴がいたら
なんなら半殺しにしても構わない、というくらいの気持ちをもっているという事でした。
それは、本当に小さなころから心に決めていることなのだと言っていました。

私は「それは極端すぎるんじゃないの?」と言ったのですが、
有馬先生にその旨伝えたところ
「あ~、その『半殺し』わかります!私もそのくらいの気持ちでいました!」
と、返信がきました。
それくらい”きょうだい”というのは自分の兄弟姉妹のことを
大切におもっているのだなぁ・・・・と今さらながらに思い知らされました。

きょうだいの年齢によっても反応は違うと思いますので
これがすべての”きょうだい”に当てはまるのではないと思いますが、
研修会の勢いをかりて、研修会の資料をキッカケにするのは『アリ!』だと思います。

思い切って、”きょうだい”と話をしてみましょう!
親が思っているよりも”きょうだい”はいろいろなことを考えているのかもしれませんね。


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