昨年、宮城県で行った事務局会議でいただいてきた
資料の中にあった権利擁護ハンドブックをご紹介します
知的障がいのある人が地域で安心して暮らすために
-逮捕の連絡を受けてから起訴まで-
資料の中にあった権利擁護ハンドブックをご紹介します
知的障がいのある人が地域で安心して暮らすために
-逮捕の連絡を受けてから起訴まで-
ちょっと衝撃的なサブタイトルでびっくりするかもしれませんね。
1.はじめに にはこんな事が書いてあります
警察に通報された・取り調べをうけた・・・
こうした経験は、決して楽しいものではありません。
でも、そんな経験をしたとき
警察のひとにとっては 知的障がいのひとのことを知る機会に
知的障がいのひとにとっては 社会のしくみを知る機会に
家族にとっては 弁護士など支援者と出会う機会に
していきたい
そして、知的障がいのひとが生活するときの「街のサポーター」
を増やしたい
街に出る事が、誰にとっても うきうき楽しいものになるように・・・
表紙
電車を使って作業所に通っているCさん
ある時、Cさんの家族へ女性から「Cさんに痴漢された!」
今交番にいる。慰謝料はらって!と電話があり、驚いた家族は
施設の職員とすぐに交番に駆けつけました。
Cさんは、初めての交番で緊張して何も話せませんでしたが
Cさんを良く知る施設の職員さんが分りやすく話しかけた事で
痴漢は誤解だったことが分ったそうです。
Cさんは、女性が着ている洋服にできていた「毛玉」
が気になってどんどん女性に近づいていったようでした。
それから、アイスキャンデーを持った少年が
「万引きってなに?え?だめ?暑い時は食べるでしょ?」
と言っている挿絵もありました
警察に通報された・取り調べをうけた・・・
こうした経験は、決して楽しいものではありません。
でも、そんな経験をしたとき
警察のひとにとっては 知的障がいのひとのことを知る機会に
知的障がいのひとにとっては 社会のしくみを知る機会に
家族にとっては 弁護士など支援者と出会う機会に
していきたい
そして、知的障がいのひとが生活するときの「街のサポーター」
を増やしたい
街に出る事が、誰にとっても うきうき楽しいものになるように・・・
表紙
電車を使って作業所に通っているCさん
ある時、Cさんの家族へ女性から「Cさんに痴漢された!」
今交番にいる。慰謝料はらって!と電話があり、驚いた家族は
施設の職員とすぐに交番に駆けつけました。
Cさんは、初めての交番で緊張して何も話せませんでしたが
Cさんを良く知る施設の職員さんが分りやすく話しかけた事で
痴漢は誤解だったことが分ったそうです。
Cさんは、女性が着ている洋服にできていた「毛玉」
が気になってどんどん女性に近づいていったようでした。
それから、アイスキャンデーを持った少年が
「万引きってなに?え?だめ?暑い時は食べるでしょ?」
と言っている挿絵もありました
知的障がいかな?と思ったら
警察や検察・地域の人に知ってほしいことのページ
逮捕の連絡を受けたときのページ
このハンドブックは「知的障がいのある人の人権を守る」
という立場から作られています。
例えば、家に閉じこもる生活をおしつけるのではなく、社会の一員として社会参加をする事も基本的人権の大事なひとつです。
でも、その事によってさまざまな事件に巻き込まれたり、
事件を起こしてしまう事も増えています。
という立場から作られています。
例えば、家に閉じこもる生活をおしつけるのではなく、社会の一員として社会参加をする事も基本的人権の大事なひとつです。
でも、その事によってさまざまな事件に巻き込まれたり、
事件を起こしてしまう事も増えています。
9.おわりにの文章もご紹介します
知的障がいのある人たちが地域で安心して暮らすためには
解決しなければならない問題がたくさんあります。
知的障がいのある人たちは、コミュニケーションを
うまくとる事ができず、被害を訴える事ができないこともあります
また独特の行動が誤解を招き、不審者や犯罪者と
間違えられる事もあります。このようなことによって
知的障がいのある人たちが犯罪に巻き込まれたり、
思いもよらない事で加害者となってしまうなどの事例がでてきています
こうした事例をとりまく課題を解決するため、このハンドブックの
作成に取り組んできました。
このハンドブックをきっかけに、知的障がいのある人たちを
守るだけでなく、誰もが安心して暮らすことができるような
支援を考える取組みが進むことを願っています。
解決しなければならない問題がたくさんあります。
知的障がいのある人たちは、コミュニケーションを
うまくとる事ができず、被害を訴える事ができないこともあります
また独特の行動が誤解を招き、不審者や犯罪者と
間違えられる事もあります。このようなことによって
知的障がいのある人たちが犯罪に巻き込まれたり、
思いもよらない事で加害者となってしまうなどの事例がでてきています
こうした事例をとりまく課題を解決するため、このハンドブックの
作成に取り組んできました。
このハンドブックをきっかけに、知的障がいのある人たちを
守るだけでなく、誰もが安心して暮らすことができるような
支援を考える取組みが進むことを願っています。
このハンドブックは大津高齢者・障がい者の権利擁護研究会が発行しています。
ハンドブックには、弁護人の役割や当番弁護士制度(1回限り無料)のことや、弁護士会の住所、NPO犯罪被害者支援センター、委託障害者相談支援事業所、警察署、検察庁、拘置所などの連絡先なども載っていました。
自分の子どもが、犯罪に巻き込まれるなど考えたくもない事ではありますが、万が一の時を考えると、目をそらしてはいけない事なのだと思います。
山形でもこのような取り組みははじまっているのでしょうか・・・
ハンドブックは事務局に1冊しかありませんが、興味のある方はご連絡ください。
貸し出しも可能です(F)