奉(とも)の独り言

「オギャー」と泣きながら生まれてきました。
だから、死ぬ時は、笑って死ねるように生きたい!

程度の高い生活

2008年07月31日 | 中村天風語録

 熊本県・日奈久温泉 

 

「程度の高い生活」

心の豊かな生活が一番程度の高い生活だ。

物質の豊かなことを、あなた方は程度が高いと思ったら大間違いだよ。どんなにお金があったって、どんなに贅沢のできる環境にいたって、しょっちゅう悩みがあって、苦しみがあったら、けっして程度の高い生活をしているとは言わないんだよ。

その生活を豊かにしようには、理想を気高くしなきゃだめなんだねえ。他人の喜びを我が喜びとし、自分の言うこと、行うことのすべてが人の世のためになることなんだ。

                       =中村 天風=「一日一話」より

 

 

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熊本県・日奈久温泉 
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室町時代に発見されたという古い歴史を持つ「日奈久温泉」
3つの共同浴場と30軒あまりの旅館・ホテルがある。
不知火海に沈む夕日を眺めながらの温泉もなかなかのものである。
また、日奈久ちくわ、かまぼこは全国的にも超有名でもある。

 

 

「だるまさんが転んだ

我が家の前には田んぼがある。

今は、稲が青々としている。

 

去年の秋に
母の命はそんなに長い事はないでしょう。
と 医者に言われ

姉が大阪から、ひと月母の介護に来てくれた。

姉は100歳になる義母を抱えている
義兄が、母親の介護のために、ひと月
母の介護を・・・と

 

見事に育った稲穂を見つめながらに

義母の介護も大事だが
自分の母親の介護を最後までしたい・・
と 涙ながらに語る姉

稲穂を見ては
子供の頃の田植え、稲刈りを
思い出しては・・・

 

でも
こうして、ひと月でも母の介護が出来て良かったと・・
後はtomo頼むね・・・

 

田んぼを見つめて語る姉

 

その時

 

キャ~~ア

かぁ・・かぁ・・・・かかしが 

と・・後ずさりをして
姉が

 

尻餅ついた!

 

伸びた、稲穂の陰から
釜を持ったオバサンが背伸びをしたいる

 

よく見ると
そのオバサン
案山子と同じTシャツ、麦わら帽子!

 

姉のキャ~~アとの叫び声に
オバサンもビックリ

 

「あら・・驚かせてゴメンね」ってオバサン
「いいえ・・・私の方こそ慌て者で」

 

三人で大笑い

 

今年は、母の初盆
あの日の姉の、尻餅をついた話を母にしてあげよう!

 

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