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今は無き・・・五番館

2007-07-02 22:59:07 | 札幌・歴史探訪



           ちょっと懐かしいお話を・・・。

     現在の札幌西武「五番館」という百貨店でした。
        (札幌市中央区北4条西3丁目)
     

    五番館は北海道で一番の歴史をもつ老舗の百貨店でした。


    五番館の前身は、農機具や種苗を販売していた札幌興農園。

   これに加えて、洋品や雑貨を加えてデパートとして五番館が開店したのが
  明治39(1906)年。
   開店当時は、赤レンガ二階建ての建物が人々の目を惹いたそうです。
     

   ショップガール(女性店員)の採用や、個別宅配など、他の店との差別化や
     「三越は見る店、丸井(今井)は遊ぶ店、五番館は買う店」
 
  というキャッチコピーを作ってPR合戦をしたそうです。
        
  ちなみに、五番館という店名ですが、お店の電話番号が5番だったから
 だそうです。
    
   
  昨日、石狩のはまなすの丘公園に行った帰りに寄った、国道231号線沿いに
 ある佐藤水産サーモンファクトリーに、こんな建物がありました。
      (石狩市新港東1丁目54)

             「五番館広場」
                        

  佐藤水産は、石狩市が発祥の地で昭和23年に食料雑貨店として創業し
 その後、石狩川に遡上する秋鮭の水産加工を始めて、昭和34年に札幌に
 進出し、最初の店舗を五番館に出したそうです。
  五番館の名に愛着があるのと恩義があり、五番館の名を残そうと、工場を
 当時の五番館をイメージして建てたそうです。

      

      いつしか西武百貨店の傘下に入っていた五番館。
   五番館西武と言う名から、平成10(1997)年に札幌西武に店名変更しました。

  現在は、札幌西武ロフト7Fに、五番館赤れんがホールと名を残すだけに
 なっています。

  
    今でも、西武百貨店の事を、五番館って言ってませんか~


 
   いつか、使おうと思っていた写真が、昨日発見した建物で繋がりました。

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