札幌の円山動物園で昨年生まれた、ホッキョクグマの赤ちゃんの愛称の公表と命名式が
8月16日に行われる予定でしたが延期されました。
投票票数は4061票で、このうち最多の1271票を集めた候補名を公表する予定でした。
7月25日に、マレーグマの雄「ウメキチ」と雌「ハッピイ」の同居訓練中に雌の「ウッチー」が「ウメキチ」に襲われて亡くなりました。
ウッチー 2009年12月撮影
ウッチーは推定で30歳。人間に例えるとおばあちゃんでした。
ウメキチとハッピイの仲介役として、どちらかの雌と雄の2頭または3頭を同時に飼育していたそうですが、結果として残念な結果になってしまいました。
同居を開始してから、ウメキチは成長後に他のクマとの同居が初めてで、他のクマに対しどのように接すればよいかわからない状態で、他の雌2頭に
対して攻撃を加えてしまっていた事実はあるようです。
飼育状態の確認の為8月4日、「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づく札幌市動物管理センターによる当園への立ち入り検査が行われました。
動物園側の監視体制の検証が行われている事を受け、現時点でお祝い行事を行う事は出来ないとの動物園の判断よるものです。
今後、時期を改めてホッキョクグマの赤ちゃんの命名式を行うそうです。
今後、このような残念な事故が起こらないように祈るばかりです。