札幌の中心部(中央区北3条西1丁目)に建つ、札幌全日空ホテル。
約120年前は札幌農学校(現・北海道大学)の官舎でした。
その官舎にある、偉人が住んでいました。
その人とは・・・新渡戸稲造。
旧5000円札に肖像画が描かれている人です。
新渡戸稲造は、1862(文久2)年に岩手県で生まれました。
1877(明治10)年に札幌農学校の二期生として札幌にやって来ました。
4年後の1881(明治14)年に卒業し、アメリカやドイツでの留学を終えた
1891(明治24)年に母校・札幌農学校の教授として再び札幌へ戻ってきました。
その後、1897(明治30)年に札幌を離れるまで、この地に住んでいたとの事です。
ホテルの前に、案内板がありました。
現在はビルに囲まれたこの場所も、100年以上も前は写真の通り
二階建ての木造の官舎と広い庭というか畑。
開拓時代の札幌の姿がしのばれます